2009.08.05(水) 白嶽(2往復)

洲藻白嶽登山口〜白嶽西岩峰〜折り返しベンチ〜白嶽西岩峰〜洲藻白嶽登山口

距離約6km 累積標高差850m 荷23kg 時間4時間半


日本では対馬だけに咲くハクウンキスゲ。
なんでもない写真だが、これは東岩峰に登る途中に咲いていた絶壁の上の花である。
 
 
さてさて、重い荷物をしょっての訓練登山。
今日は岩場訓練で白嶽である。
岩場訓練といってもたいしたことではなく、要は重い荷物を背負いながら
手足を使って登る練習である。
標高差と距離で鍛えるなら、有明山が向いているが、
石ごろごろの道で体を引き上げながら登るのに慣れるにはこの白嶽が適している。
長いこと手足を駆使していないので、勘を取り戻しながらの歩きとなった。

あいにく湿った雰囲気の登山道で、石がとにかくすべりやすい。
新調した登山靴が足に慣れるかどうか不安だったが、
同じメーカーの同じサイズの靴を買ったので、たぶん同じ木型から作っているのだろう、
新しいことを忘れるくらい足にフィットしてくれた。

荷物の中に重さを稼ぐため、鉄アレイを忍ばせているのだが、
こいつがくせ者で、バランスをくずしたときに、ぐいぐいと横に振られて、引っ張ろうとしてくる。
この不安定なバランスも自分のものとして歩けなければいけない。

1回目に下山路が、なかなか厳しかった。
荷の重さで思ったところを微妙にずれて着地することが多々あった。
慎重に慎重に、歩を進めた。

2往復目の登りに入って、体の力が抜けてきた。
時間は気にせず、いいペースを作って歩こうと決める。
息の具合と足の運びを意識して、ゆっくりとした息を切らさない歩きに専念する。
そして、2回目の下山路、1回目よりも足がしっかりしていた。
重さを体が自分の物として意識しだした感じである。

いやあ、なかなか歩いた〜という感じが体に染み渡った。

大変ではあるが、達成できると、ちょっと歩きに自信が戻ってくる気がする。
久しぶりに上半身を使ったので、見事な筋肉痛だ。
でも、この筋肉痛がまた心地よいのである。

 
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