2009.04.29 有明山
 
一人で登る
厳原八幡神社〜清水山〜有明山〜厳原八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷22kg  時間約2時間半
 


今日は荷を22kgに。
先々週の20kgからすると+2kgなのだが、この2kgは歩き出すと
その違いに歴然とする。
登るときに体が重みをずんっ!と感じる。
しかし、訓練訓練、これも楽しんで登ろう。

4月、5月の対馬の山は他の月にない楽しみがある。
この時期は、本土から島の山を登りに来た登山者と出会うことが多いのである。
九州に限らず、関東や関西から来た方ともよく会う。
いつもは一人きりの山歩きだが、この時期は人との話が楽しい。

そんなことを考えながら歩いていると、写真を撮っている一人の方。
地元の方かと思うような軽装であるが、茨城から一人で旅をされている60歳過ぎの方だ。

若い頃既に百名山と言われるような山には登っていたらしい。
また縄文杉が発見される前の屋久島の話や、トカラ列島で見られる皆既日食の話など、
いろいろな話が楽しい。清水山山頂と有明山山頂でゆっくりお話をした。

この方にチョウセンヤマツツジの花を見せたかったが、清水山の群落はもう花期を過ぎていた。
山頂に残っていればと思っていると、いつくかの立派な立木にたくさんの花が迎えるように咲いていた。
花の色の鮮やかさと、立派な立木に驚きつつ、喜んでもらえた。

下山後に有明山を振り返ると、新緑が美しい。
よくよく見ると、新緑は標高が低いほど鮮やかな今である。
紅葉は山から下りてくるが、
新緑は里から山頂を目指して上がっていくようである。

そんな山の営みと勢いを感じた今日である。
 
 
 

 
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