2008.11.30 白嶽(白岳) 家族で登る
 
白嶽洲藻登山口〜白嶽西岩峰〜白嶽洲藻登山口
  
距離約3.5km 累積標高差450m 荷12kg  
家族で昼食ゆっくりで約4時間半(登り1時間半 下り1時間45分)
 

  
今日は、天気もよさそうなので、有明山を散策しようと思っていた。
前日、午後から空気が澄み渡り、豊玉町の烏帽子岳からは韓国が見えた。

今日の天気はどうかと外を見ると、澄み渡る青い空。
もしかしたら、今日も白嶽から韓国が見えるかもしれないと思い、
妻に声をかけると、妻は乗り気だ。
子ども達にもそのことを伝えると、行ってみようということになった。

空気が澄んでいて心地よい登山日和だ。
登山道では木漏れ日がキラキラと輝いて、枯葉の道を照らしてくれる。

ロープを伝いながら、山頂下の広場に着いた。
今年の正月もここまで来たが、そのときは、あまりの強風に西岩峰は断念した。

今日は北西の風7メートルの予報たが、どうやら風は穏やかなままだ。
これなら行けると、西岩峰へのアタックを開始する。
アタックと言えば大げさだが、子連れで西岩峰に行くのはなかなか骨が折れた。

少しずつ高度を上げて行くたびに広がる景色と高度感に、
子ども達はわくわくとどきどきである。

西岩峰に登ってみると、そこから見える絶景に
すげぇ〜の声。

どらどらと登ってみれば、本当にすげぇ絶景。
こんなに空気が澄んで、青空で、風もない日はそうそうないぞ。

西に目をやれば、韓国が今日もばっちり見えた。
今日は小さい島々やその島々の岩陰までもはっきり見える。
東は壱岐、沖ノ島、そしてもうひとつの島影・・・
位置からして小呂島(おろのしま・福岡市西区)だろう。
壱岐の右側にはきっと平戸方面だろう。うっすらと見えている。
先週以上の遠望だ。

韓国がほんとに見えたと子ども達は感激である。
この高度だと、韓国も大きく見える。つまり高さを感じた陸影となるのだ。

子ども達も妻も白嶽のすごさを体感したようだ。
澄み渡った晩秋の空気は、
身動きできないほどの高度感と、360度の絶景をプレゼントしてくれた。
白嶽はすごいねえと声を揃えている。
(こんな眺めの日はそうそうないのだが・・・)

しかし、下りが大変。
落ちないように足の位置の指示を出しながらの下山である。
落ちたらちょっとした怪我ではすまないという緊張感がより慎重にさせる。

岩のテラスに着いて一段落。昼食をとる。
ぽかぽかとした陽が心地よい。
家族の記憶の中にこの白嶽はとても気持ちよかった山として記憶されることだろう。
帰りしな妻と子ども達が話している。
「白嶽はすごい。でもまた山頂まで行くかと言われると、う〜ん、もういいかな(笑)」
よっぽど怖かったのだろう。
私もまた連れて行きたいかと言われると、
「う〜ん、もういいかな(笑)」
という気持ちである。

夜はこの澄んだ空気なら、釜山の夜景が見えるかもしれないと、
上対馬に車を走らせた。
佐護の異国の見える丘展望台に行く。

着くと見えた見えた、釜山の夜景だ。
展望台に設置してある望遠鏡を使うと、
ビルや街並み、きれいに光る橋、そして行き交う船、電車まで見える。

寒さを忘れて、異国の生活が見える不思議さを楽しんだ。

青い空と対馬ならではの眺めを楽しんだ晩秋の一日となった。



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