2008.09.06 有明山
厳原八幡神社〜清水山〜有明山〜厳原八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷17kg  時間約2時間半


 
天気予報では雨になりそうだった。雨はいやなものであるが、この季節の雨はちょっとほっとしたりする。
雨が降れば、耳につく羽虫たちや、大の苦手のスズメバチたちがなりを潜める。
少々のレインスーツの暑さも、あの虫たちの煩わしさに比べると平気な気がする。

登山道を歩きだすと、時折強い風が体にあたる。
空を見れば今にも落ちてきそうな雰囲気の雲がよどみながら流れていく。

ふと気づけば秋の気配にあふれ、道にはさまざまな種類のきのこ達がたくさん顔を見せている。
白、茶、おうど、オレンジのものまでが点々と生え、
それらをかじった跡が随所に見られることに驚かされる。
きっとシカかイノシシがツシマテンがかじっていくのであろう。

久しぶりに有明山に来てみると、倒木で登山道がふさがれている場所があった。
しかし、そこにはしっかり巻き道ができていた。
これは韓国の登山者のおかげとも言えるかな。

頂上まで半分くらいのところに来ると、雨が落ちだした。
急いでレインスーツを身につける。
道は薄暗くなり、夕暮れ後のようである。

虫がいなくて雨もまたよしと闊歩していたところ、
冗談じゃない!スズメバチ2匹と遭遇した。
こいつら、雨の日も飛ぶのか・・・・

山頂でレインスーツを雨が打つ音を聞きながら、
しばらく体を冷やした。

もう一往復しようかと思ったが、
雷鳴が上の雲で鳴りだしたので、そのまま下山した。

島の夜はすっかり秋である。
虫の音に溢れた秋の夜が訪れている。



 
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