2008/02/03(日) 有明山
 
   厳原八幡神社~清水山~有明山~厳原八幡神社
  距離約6km 累積標高差600m 時間約
2時間半

 今日は朝から雨。有明山はガスの中。所用ででかける予定だったが、雨のため所用が中止。
昼過ぎに家族が出かけるというので、雨はと外を見てみると、
「おお~っ。有明山の木々が雪を被っている!!」
とても微妙な温度差で有明山のみ雪が残る。
時間は午後12時半。この機会を逃してなるか、登るしかない。
山を見てすぐ登るのを決意したのは初めてかもしれない。
対馬では奇跡に近い神様の贈り物のような雪である。

急いで身支度をして、とりあえず食パンだけをザックに詰める。
一応アイゼンももって行こう。あれっ、アイゼンどこだったっけ?
あたふたとして20分後に家を出た。

登り出すと、なんと日が射してきた。
日なんか射すと、雪が溶ける~急げ~。
と今までで一番真剣に足を運んで登っていく。
 
 
まだまだ雪は出てこない。温度計をザックにぷらさげて、確認しながら歩く。
おっ、0度だ。よしよし雪は溶けるなよ。
 
 しかし、木々の葉にあやうく乗っかっただけの雪は
溶けてしずくとなって登山道に降り注ぐ。
まるで、雨の中を歩いているようだ。

急げや急げ。

 
 
おっ、雪がちらほらと見えてきたぞ。
降り注ぐしずくが洒落にならないようになってきたので、傘をさして歩くことにした。

 
 
おっ、雪だ雪だ。
この辺になると、踏みしめる雪がキュッキュッと
心地よい音を立てるようになる。

 
 
山頂に向かう道はしっかり雪が残っていてくれた。
一歩一歩、確かめるように、味わうように歩いていく。
なんだか顔がほころぶ自分がそこにいる。
  
  

この雪の深さ・・・・

実は、吹き溜まりにたまった雪であり、こんに積雪があるわけはない。(笑)
 
 

山頂付近は風が強いので雪は飛ばされていて、残りは少しである。
 
 

番雪が深そうな場所を探して、そこで休憩してコーヒータイム。
もうすぐ溶けてしまう雪を眺めながら、うれしい時間。
 

 帰りの下山路ではもう雪はどんどん溶けていた。
急いで登って正解だった。
 
 

今年は雪の上を歩くのは無理とあきらめかけていたが、千載一遇のチャンスだった。
雪の風紋もささやかであるが、その美しさにしばし見とれる至福の時間だった。
 
 
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