2008/01/03(木) 白嶽(家族で登る)
 
   洲藻白嶽登山口〜岩のテラス(強風のため西岩峰はパス)〜洲藻白嶽登山口
  距離約4km 累積標高差500m 時間約
4時間半

岩のテラスで風をよけながらの昼食
 


ここ数年、元旦には城山登山を家族でしていたが、
対馬の今年の元旦の寒さと風は洒落にならないもので、今日が今年最初、家族での山登りとなった。

子ども達も妻も初めての白嶽である。
登り初めの登山口は風もあたらず、時々日が射す中を歩いていく。
子ども達のペースでゆっくりと歩くと、あら不思議、
いつもは見えていなかった木や実や岩に気づいたりする。

登る途中、コゲラが幹をつつく軽快な音にみんなで立ち止まりしばしその姿を観察する。
登山道に落ちている赤い実に興味津々。仰ぎ見ると、北風の中でたくさんの実が枝にしがみついている。
イノシシがほった跡、ツシマテンの糞、鹿が削った木の幹、動物たちが残した痕跡にみんなで見入る。

一人だと見逃していたものが、ゆっくりとし時間の中にいるとたくさん見ることができる。

岩のテラスで昼食をとり、西岩峰を目指す。
西と東の岩峰の間に立つと風が強い。
じっと立っていても恐怖感を感じるような風で、登る途中で間違いなく娘は吹き飛ばされるだろう。
で、せっかくだが山頂は断念することにした。
まあ、いつでもこれるので無理もすまい。

帰り道、向かい側の山腹を鹿の群が「ケンッ!」と声を出しながら走っていった。
子ども達に真似するように促すと、鹿は立ち止まってこっちを凝視している。
子ども達の「ケンッ!」に鹿も「ケンッ!」応える。

山頂に立つことはできなかったが、たくさんの体験が凝縮された今日の山登りだった。
 
 

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