2007.01.13(土)
 
黒木〜樅の木〜中岳西尾根〜金泉寺〜中山越〜舞岳途中からの谷道〜大払登山道〜黒木
そよかぜさん,マップルさん,ミッセルさん,vision
    
 今日は,そよかぜ姉さんに黒木にある日本一の樅の木のもとへ案内していただくことになった。マップルさんとミッセルさんとご一緒させていただいた。

 めぐり逢えた樅の木は想像以上に大きく威風堂々。山の中でじっとたたずみ訪れる者を癒してくれる。樅の木を後にして,尾根にとりつき道なき道を進んでいく。

 黒木ヶ原岳に着くと,今から行く中岳が眼前にそびえ立っている。中岳は五家原岳への中継点という意識だったが,ここから見る峰の迫力に圧倒される。急登りを歩くこと30分ほど,中岳近くの登山道に出た。

 ここからは雪が残る道を滑らないように気をつけながら歩いていく。遠くの斜面からは伐採作業をするチェーンソーの音が響いている。西尾根を歩いてきたものだから,普通の登山道がこの上なくよい道に思えてくる。

 金泉寺にて,ゆっくりと小一時間ほど休憩させていただく。管理人さんの心遣いをたくさんいただきながら,楽しい時間を過ごさせていただいた。

 雪の残る西岳斜面を経て,中山越から舞岳途中の道へ。

 今日はここから下ってみようということになる。昔の作業道があるはずだという話で出発するが,道がない。藪道の中歩けそうな場所を探しながら,進んでいく。まずは谷を下ること,そして経ヶ岳側の尾根に回り込むこと。谷道と山腹の道を交互にぬいながら,進んで行った。

 初めての道は当然初めての発見だらけであった。大きな岩が連なる風景は今までみたこともないものだった。多良の奥深さを感じさせてくれる。谷底から見る経ヶ岳の姿や舞岳の各ピークの勇姿,涸れ沢から源流に変わっていく谷道,廃道になった山腹に残る炭焼き場の後。1時間程度,楽しい発見は尽きなかった。もう一度同じ道をたどれるかと聞かれると,自信を持って「いいえ」と言えるルートだった。

 マップルさんとミッセルさんも楽しい方々で,山への熱い思いや山道具の話など飛び出す話に笑顔がこぼれた。人と歩くことの楽しさをずっと感じることができた本当に楽しい山歩きだった。楽しい山の後は疲れよりも,エネルギーがみなぎる感じがする。そんな山の機会を作ってくださったそよかぜ姉さんに感謝である。

 
 
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