大渡橋(おおわたりばし)(轟峡)〜金泉寺(きんせんじ)〜中山越(なかやまごし)〜黒木
 肉まんさん,ごえもんさん,vision  3人で登る
(そよかぜさんとマリーさんとも合流)
  2005.07.24

大渡橋からの道沿いにはキツネノカミソリ。さりげなさが美しい。
場所 長崎県諫早市(高来町) 地形図はここをクリック
断面図,概念図はここをクリック
標高 本日ピーク踏まずの山歩き 歩く標高差 累積約700m 歩行距離 約6.5Km
所要時間 大人
3時間
大渡橋〜40分〜金泉寺下林道駐車場〜20分〜金泉寺〜45分〜中山越〜40分〜八丁林道登山口〜20分〜市営黒木駐車場
駐車場 大渡橋のところに数台駐車できる。また大渡橋の手前にトイレがあり,そこにも4台ほど駐車可能。
データ  今日は,福岡の肉まんさんとごえもんさんと私の3人で登ることになった。
 この3人で登るのは,昨年の9月の久住山以来だ。

 
昨年の7月,肉まんさんがおもむろに一枚のコピーを見せた。
「ここって行ったことある?どうです,このコース。」

それは,某山ガイド雑誌の創刊号。そこには,轟峡から多良岳を巡るルートが解説してあった。
「この道はいけるかもしれませんが,車の移動が大変ですよ。やめといた方がいいですよ。」
と話した記憶がある。

 
そして,今年の7月,またまたこのルートの話が出る。
 いや待て,行ったことないが,どのくらいかかるのだろう。さっそく家族と休日に轟峡に遊びがてら,登山口の下見をする。
 ちょっと車の移動に時間がかかるが,これは行けるぞ。

 
黒木に車を置いて,大渡橋まで1時間30分弱もかかる。しかし,この3人だから決行した。

 
大渡橋に車を停める。まだ誰もいなかった。蜘蛛の巣を払いながら道を登っていく。
 道沿いには沢音が響き,とても心地よい。風も沢から吹く風が涼を運んでくれる。

 
しばらく歩くと,キツネノカミソリが道沿いに点在している。西野越の大群落もきれいだが,道の脇に咲いた花々はそれだけで美しい。いい道だなあと思いながら,歩いていく。沢を何度か渡ると,上に車が見えた。金泉寺下林道駐車場だ。

 そして,その東屋から手を振る少女・・・・いや,願望の目で見てた。
 よく見ると・・・
そよかぜ姉さんとマリーさんだ。

 私たちが今日登ることを知った二人はわざわざかけつけてくれた。
 それだけで感動である。東屋でひとしきり話を終えると,やおら,姉さん達はザックを担ぎ出した。
 
「えっ,いくよ。金泉寺までね」
 昨日も金泉寺まで来たというのに,この体力とバイタリティには恐れ入る。
 
そして,金泉寺に着くと,ソーメンをごちそうしていただいた。このソーメンがコシがあって,うまかったあ。

 わざわざここまでつき合ってくれて,この振る舞い・・・
 きっと,あの二人は多良の妖精かもしれない。(タフさは妖怪かもしれないが・・・)
 
 
さて,金泉寺はキツネノカミソリ鑑賞登山の方で大にぎわい。年に一度の多良祭り会場である。
 
かりんさんにも久しぶりにお会いした。
 
「いやあ,久しぶり。変わりませんねえ。」
 
「ほんと,お互い変わりませんねえ。」
 と言葉を交わす私たち。それってお互い誉め言葉?(笑)

 ソーメンでお腹いっぱいにさせて頂いた後,そよかぜ姉さん,マリーさんと別れて,中山越に向かう。

 
中山越までの道は,ヒグラシの声がとても心地よい。左と右からステレオでずっと演奏してくれる。
 このヒグラシの声は,少年時代の切ない夏の夕焼けを思い起こさせてくれる。
 別に切なくなるような事件があったわけではないが,多感な少年時代に一瞬返してくれる。

 
中山越から八丁林道登山口へ。沢の水は少なかったが,それでも時折ひんやりとした風を送ってくれた。

 なかなか歩く機会のなかった轟峡からのルート。
 こだわってくれた肉まんさんに感謝である。そして,一日中にこやかに楽しませてくれたごえもんさんにも感謝である。

 
感謝,感謝で帰路に着く。 暑いけど,山はいいなあと今日もしみじみ感じいった。
 
 
 
大渡橋に車を停め,登山道に入る。

 
何回か沢を渡る。道沿いには美しいキツネノカミソリが姿を見せてくれた。
 
 
 
沢沿いの道は時折涼しい。
木漏れ日の登山道は,暑い陽射しから守ってくれる。
 
 
 
金泉寺下林道駐車場は車でいっぱい。
そこでは,そよかぜ姉さんとマリーさんが待っていてくれた。
金泉寺までご一緒する。
 
 
 
今日の金泉寺は年に一度の多良祭り。
いつもからは考えられないような人の数。
この時期にしか来たことのないごえもんさんには,
多良の山は,人が多く,暑いという印象が
インプットされていることだろう。
 
 
 
金泉寺でおもむらに姉さん達が取り出したるは,
極上の味,金泉寺ソーメン。
 

 
 
うまい。三人はペロリと食べてしまった。

 
 
金泉寺山小屋で休憩させていただく。
立ち寄る人がみなあたたかい。

   
  
中山越に向かう道はヒグラシの声が心地よく響き渡る。
  
  
何回写しても手ぶれする私のために,
ごえもんさんは,この姿勢でじっとしていてくれた。
おちゃめでやさしい青年である。
 
 
気を遣わず,自然体で歩ける仲間たち。
心よくもてなしをしてくださる先輩方。
今日も無事に出会うことができた常連さん方。

たくさんのことに感謝した一日だった。

 

 
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