多良岳(たらだけ) 多良権現・座禅岩
家族編
 親子(息子8歳,娘4歳)で登る  2004.11.23
 

  
場所 佐賀県太良町 ←地形図はここをクリック
標高 983m 歩く標高差 約350m 歩行距離 約2.5km
所要時間
(往復)
大人
(2時間)
金泉寺林道登山口〜20分〜金泉寺〜20分〜多良権現〜15分〜座禅岩〜20分(六体地蔵)〜金泉寺〜15分〜金泉寺林道登山口
娘 
(4時間)
金泉寺林道登山口〜35分〜金泉寺〜35分〜多良権現〜30分〜座禅岩〜50分(六体地蔵)〜金泉寺〜25分〜金泉寺林道登山口
データ  勤労感謝の日。
 息子に聞く。
「勤労感謝の日は日頃働いている人に感謝する日だ。うちで一番働いているのは誰だ?」
迷わず,答える。
「お母さん」
「・・・・・(その通り)」
「じゃあ,勤労感謝の日はお母さんが一番したいことをしてあげよう。」

ということになる。
で,肝心の妻は,秋のよい天気に山に行こうと言う。なんか夫婦して子どもを詐欺におとしいれているような気もするが,まあいい。さあ,念願の多良岳に家族で行こう。

 
多良岳を走り,金泉寺林道登山口に車を停める。午前10時。結構の駐車台数だ。
 身支度をして,出発。娘はちょっと風邪具合が心配だが,ぐんぐん登っていく。今年4月に同じ道を金泉寺まで歩いてときから,子どもの成長を感じる。

 
金泉寺を経て,いよいよ多良岳へ。息子は鎖場や岩をよじ登るのを楽しみにしている。娘も負けじとぐんぐん歩く。ただ本調子でないのか,いつもの娘のペースは出ないようでもある。途中に秋の色の染まった木々を見つけては立ち止まる。多良権現までは,木の根っこをつかんだり,岩をよじ登ったりする。息子ははつらつとして先頭を切る。娘はまだまだ足が届かないところもあり,親の手をかりながら登っていった。

 
多良権現に着くとたくさんの方々が休憩をしておられた。秋のぽかぽか陽気の日,楽しそうなグループや家族の会話も弾んでいる。
「あれが郡岳。そして,あれが経ヶ岳。経ヶ岳まで登って,その後ここまで歩いてくることもある。」
と妻に言うと,
「わざわざあそこから来なくても,はじめからこっちに登ればいい気もするねえ。」
なるほど,そういう見方もあるんだなあ(笑) 縦走は欲張りなことかもしれないと思った。

 
多良権現で昼食を済ませ,しばし遊んだ後は,いよいよ座禅岩へ。最初,息子だけ連れていこうかと思っていたが,もうここまで来たら娘も連れていこう。座禅岩までは結構険しい道が続く。8歳の息子は難なく楽しそうに進んでいく。娘は大変だ。止まらせてストップをかけ,一段降ろし,自分も一段下り・・・の繰り返し。親が結構疲れた。(笑) すれ違う人がやさしく声をかけて下さる。この声かけで特に娘は急に元気になったりする。ありがたいことだ。

 
さあ,えっちらおっちら歩いて,座禅岩に到着。
 「さあ,見ろ!この絶景を!」
 が,この日はちょっと霞んでいた。また娘が落ちやしないかと,眺めを堪能する余裕がなかった。(笑) 登山開始が遅かったので,子どももちょっと疲れ気味。(笑) 娘はまだまだ危険な場所はがまんしておいた方がよいかなあと思った。

 
座禅岩の後にし,六体地蔵を回って,下山する。
 娘も息子も座禅岩に登れたことがうれしかった。いつもは家族と登ると物足りないものだったが,今日だけは娘の上げ下ろしで,結構物足りた。(笑) 無理せずステップアップしていこう。

 帰りの車は二人とも熟睡だった。(もとい3人だ!)

 
 
駐車場 金泉寺林道登山口に10台ほど駐車可能。停めかたによってはもっと可能か。
 
 
金泉寺林道登山口を出発。
娘が先頭で登りだした。

 
 
  
石畳みの道を進む。
金泉寺までは息子と歩く。
こいつずいぶんと速く歩くなあ。
 
 
 
登山道の分岐点でしばし休憩し,さあ多良岳方面へ。

 
 
 役の行者の横を過ぎ,しばらくは階段を登る。
娘は休み休み登った。

 
 
小さな石仏達がお出迎え。
宗教の色濃い山を感じる時。
 
 
 
はしごを登り,木の根っ子をつかみ,鎖場を過ぎ・・・・
 
 
  
最後の階段を登って,多良権現はそこだ。
 
 
多良権現に到着
ちょっとポーズの意味が違う気もするが・・・
 
 
昼食をとり,今日の遊びは「あぶくたった」
 
 
多良権現を後にし,さあさ,目指すは座禅岩。
結構,急な下り道。用心してゆっくり進む。

 
 
座禅岩に到着。でも親はひやひやものだった。(汗)
 
 
 ちょっと子ども達はお疲れ気味。座禅岩を後にする。
 
 
六体地蔵を経由して,下山する。
娘もよくがんばった。
 
 
多良岳に家族でという思いがやっと実現した。
去年は病弱だった息子も今年は見違えるように元気だ。
娘もどんどん体力をつけてきた。

また,家族で次の山へ。
山登りが本当に楽しいと思えるこの季節である。