| 
  
    
      | 大船山(たいせんざん) 
 一人で登る
 2006.07.30
 |  | 
    
      |  | 
    
      | 
  
    
      | 場所 | 大分県久住町 
 |  ←地形図はここをクリック |  
      |  ←断面図,概念図はここをクリック |  | 
    
      | 
  
    
      | 標高 | 大船山1786m 
 | 歩く標高差 | .累積1100m | 歩行距離 | 約13Km |  | 
    
      | 
  
    
      | 所要時間 | 大人 約6時間
 | 大曲〜40分〜スガモリ越〜40分〜坊ガツル〜50分〜段原〜15分〜大船山〜15分〜段原〜50分〜坊ガツル〜50分〜スガモリ越〜35分〜大曲 |  | 
    
      | 
  
    
      | 駐車場 | 今回は大曲に駐車した。朝6時には結構止まっており,6時半は満車状態だった。ここに停める人が多くなったなあという感じがする。 
 |  | 
    
      | 
  
    
      | データ | さあ,梅雨が明けたぞ。 今年の梅雨はよく降った。おまけに週末となると雨が多く,予定をキャンセルしたりとなかなか思うように登れない日が続いた。今日は天気もよく,ここ数日,夏にしては誠に視界がよい。遠くの山並みまでよく見える日が続いている。よし,久住の緑を楽しもう!! ということで,大船山に行くことにした。
 
 夏の久住の楽しみ方は,早出に限る。午後ともなれば,日光を遮るものがない登山道は暑さが身にしみるので涼しい朝のうちにたくさん歩きたい。で,朝早く(夜中?)家を出発する。予定では5時に着いて,即登山開始のはずだったが,大曲に5時過ぎに着くと,いやはや眠い・・・ 山に登たいという意欲と睡眠をとれという本能・・・やはり本能が勝ってしばし仮眠。6時半の出発となった。
 
 日がまだ射さない道は風も心地よい。歩くことがとても楽しく感じる朝だ。硫黄山に向かう作業用道路は,きれいに整備されていた。三俣山の背後に太陽を感じながら,涼しい道を進む。
 
 スガモリ越が目の前に来ると,まぶしいばかりの夏の日が射してきた。いやあ,朝といえど日が射すと暑い暑い。スガモリ越からに北千里が浜を通り,法華院山荘を目指す。法華院山荘に泊まった人や坊ガツルでキャンプをしていた方々とすれ違う。楽しい夜と気持ちよい朝を迎えたからだろう,さわやかな笑顔の方々が続く。北千里が浜を過ぎると,大きな沢音が聞こえ出した。登山道も途中で沢にように水が流れていた。砂防堤防の意を介さぬように新たな川の流れができていた。自然の力恐るべし。
 
 法華院山荘を横切ると,小学生の家族連れが山行きの準備をしていた。子ども達も手慣れたようでうきうきと準備をする姿がとても微笑ましい。坊ガツルへ着くと,色とりどりのテントが立ち並び,みなさん身支度の真っ最中だった。坊ガツルのテント泊は,ずっと前からの夢なのだが,いつの日か叶うだろうか。満天の星はこの上なく美しいことだろう。
 
 坊ガツルから眺める大船山,平治岳の山並みにぐっと見入る。緑濃く,いきいきといた色だ。
 
 坊ガツルから大船山の登山道へ。この道は,今までの道と違って,林の中を通っていく。溶岩の石が転がり,石ごろごろの中を歩いていく。道も狭く,途中でいくつかに分かれ,また合流を繰り返しながら高度を稼いでいく。
 
 5合目を過ぎてしばらくすると,それまでの展望がない世界から,三俣山を仰ぎ見る景色へと変わる。中岳,久住山,稲星山も見える。時折ガスをまとう大船山を右に見ながら段原に到着。段原からみる景色も格別だ。大船山まではすぐそこだ。
 
 岩場をかけあがるようにして,午前9時,大船山山頂に着く。山頂には2人ほど。遠くまでよく見える。祖母山はもちろん,きっと四国の山だろうか,累々と続く山並みか美しかった。一緒に山頂にいた方は,これから中岳,久住山をめぐり,長者原を戻るという。この暑さの中,すごい人もいるものだ。山頂は風が強く,長袖シャツを羽織らないとくしゃみ連発となる。眺めをゆっくり楽しんで下山する。大船山からの下山路は,石がころころして下りにくそうな印象だったが,歩いてみると,思いの外,歩きやすかった。
 
 坊ガツルに着くと,テントの数がほんの少しになっていた。三俣山まで登ろうかと思っていたが,日射しが強くなり,やっぱりやめた。深い緑と,濃い青の空と,涼しい風がとても心に残る大船山だった。夏の久住をまだまだ楽しみたいものだ。
 
 
 
 |  | 
    
      |  
 
 | 
    
      |  | 
    
      |  | 
    
      |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 6時半に大曲を出発。 まだ日が射さない道を涼しく歩く。
 三俣山の向こうに朝日を感じながら。
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 硫黄山への作業道はきれいな舗装と石壁ができていた。 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | スガモリ越の向こうにはまぶしい朝日が待っていた。 
 
 
 |  
            |  |  
            |  |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | スガモリ越から,北千里が浜へ。 たくさんの方が久住分かれ方面を目指していた。
 
 
 
 |  
            |  |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  
            | 大船山が見えてきた。 坊ガツルも朝の日を浴びて,輝いて見える。
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 法華院山荘への道は,途中,沢のようになっていた。 ごうごうとした水の音が心地よい。
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 法華院山荘を経て,坊ガツルへ。 
 
 
 |  
            |  |  
            | 坊ガツルを通って,大船山の登山口に。 
 
 
 |  | 
    
      |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 石がごろごろとした狭い道を登っていく。 
 もくもくと山を歩いていると,いつも曲が頭を巡り出す。
 この曲が意識して出てくるものではなく,無意識の中から湧いて
 出てくるから不思議だ。
 
 今日の曲はというと,「えんか」
 
 「えんか」というのは,「演歌」ではなく,「園歌」である。
 娘が去年まで通っていた幼稚園の歌である。
 
 なんじゃこりゃとふりきろうとするが,
 思えば思うほど,頭の中を曲が駆けめぐる。
 「春風そよぐ○○○・・・・」
 
 気がつくと段原だった・・・・・
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  
            | 大船山が見えてきた。雲がかかっては消え,かかっては消えしている。 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 段原を経て,大船山に向かう。 岩場を登っていく感じ。思ったよりも遠く感じるこの道だ。
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  
            | 大船山,山頂に到着。 風は冷たく,夏を忘れさせる体感温度。
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 山頂からの,米窪と三俣山の眺め。 緑が美しい・・・
 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 久住の夏・・・・,緑に萌える山々にうっとりとする。 
 
 
 |  | 
    
      | 
        
          
            |  |  |  
            | 帰りはかなり日が暑く感じられ,三俣山も登ろうかと思っていたが,思い直した。 久住の早朝登山,夏ならではの楽しみ方もまた楽しい。
 
 
 
 |  | 
    
      |  | 
    
      |  | 
    
      |  | 
    
      |  | 
    
      |  | 
    
      |  |