大鳥毛山(おおとりげやま)
妻と2人で登る
2010.02.20 |
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右側がなだらかな大鳥毛山 山頂
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場所 |
長崎県美津島町 |
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標高 |
大鳥毛山555m
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歩く標高差 |
.累積100m |
歩行距離 |
約2Km |
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所要時間 |
大人
約1時間半 |
登山口〜30分〜大鳥毛山〜15分〜559ピーク〜10分〜鞍部〜20分〜登山口 |
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データ |
今週は、ふとしたことで腰を痛めてしまった。思い荷物は負担でもあるので、軽めに近場でと考える。
朝起きると、抜けるような青い空。妻を誘ってみると、行く気満々。では、大鳥毛山に行ってみることとしよう。今日のルートはYashiさんが先日登っており、詳しいルートを聞いていた。妻でも大丈夫そうである。
林道を走り、登山口へ。道脇に鉄塔がある手前に「大鳥毛登山口」の白い木の標識がある。登り始めるといきなり、道がふたつに分かれている。ここはYashiさん情報で「右の方が気持ちいい道」とのこと。妻もいることだし、迷わず右を選ぶ。まったく揺るやかに登っていく、それでいて高度感がある。右に見下ろす内山方面、そして、向かいに山を連ねる龍良山方面の稜線が迫力がある。しばらく歩きやすい道を進む。進行方向には559ピークとその付近の岩場がいい感じである。その方に進むと思われた道は、少し左側の山腹に入り、溝のような登山道を歩き、少し行くと、大鳥毛山下の鞍部に出る。この鞍部は広々とした場所で、立てば眺めもよい場所でとても気持ちがよい。この感じならテント泊もおもしろそうだ。
鞍部から、低い木が茂った道を歩き、大鳥毛山山頂に出る。山頂は木の茂りも減り、白嶽、有明山、矢立山が見渡せる気持ちがよい丘である。この大鳥毛山から見ると、どの山も迫力満点である。まさに対馬下島の展望台である。
山頂から鞍部に戻る。ここでコーヒータイムである。ここの地面は柔らかく、凍っていた土が解凍されてきたようで少しぬかるみはじめた。小さな岩場に腰をかけ、あったかいコーヒーを飲む。飲みながら、大鳥毛山から反対方向の559ピークに目が行く。ちょっとした岩が立ち並び、なんともそこからの景色はよさそうである。しかし、今日は一人ではない。妻を藪の中に突入させるわけにはいかない。そんなことすれば二度とついてこなくなるだろう。今日はあきらめるか・・・そう思いながらコーヒーを飲む・・・あきらめるか?いい天気だなあ・・・気がつくと言葉が出ていた。
「ちょっとあのピークまで行ってくるけど、まっとける?」
「うん、大丈夫」
よし、行こう。この広場なら鹿や猪が来ても逃げれるだろう。
コーヒーを飲む妻を置いて、559ピークに向かった。途中までは踏み跡があったが、完全なるやぶに突入。山帰来のトゲが容赦なく行く手を阻む。かき分けながら進み、559ピーク手前の大岩に至る。なかなかの絶景である。ここからは龍良山方面の山並みもはっきり見える。雲仙の高岩山を思い出させるようなピーク559だ。
さて、この山頂でゆっくりしたいところだが、鞍部に妻を待たせている。559ピークから何度も手を振るが、気づく気配はいっこうにない。予想はしていたが。帰りはあのやぶを避けるために、尾根沿いを歩いて戻ることにした。すると、尾根沿いはだいたいが萱の中で歩きやすく、鞍部手前の登山道に出ることができた。急がば回れである。
鞍部に着くと妻が、
「足音はせずに草をかき分ける音だけするから、怖かった」
と言う。そうだよなあ、山で一人でいるときの物音は怖いものだ。
帰りは来た道を気持ちよく散歩して帰る。いつか子ども達を連れてきてもいいなあと思った。ここなら、息子とのテント泊もまたいいかもと、予想以上によく、お気に入りとなった大鳥毛山である。
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林道を通り、大鳥毛山の登山口へ。白い木柱の目印がある。
目印から進むと、すぐ右と少し奥に登山道がある。
今回は林道に近い手前で右に曲がる道を進んだ。
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心地よい道が続く。右後ろには龍良山が見えている。
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559ピークを前に見ながら進んで行く。
ピーク下の岩場がなんとも魅力的である。
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559ピークを見ながら歩いていた道は左の山腹を巻くように変わる。
溝のようになった登山道を進む。
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大鳥毛山下の鞍部に着く。平坦な広い場所は、テント泊ができそうで
これは今後活用できそうである。
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低く木が茂ったところを進む。
松の木が低く地を這うようで、高度が高いハイマツ帯を歩いているかのような気分になる。
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大鳥毛山山頂に着く。
眺めがよく、下島の主だった山を望むことができる。
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大鳥毛山山頂から、白嶽の山並みを見る。
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対馬の最高峰、矢立山方面を眺める。
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やぶをかき分け、559ピークをめざす
山帰来のトゲが痛い。
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559ピーク前の岩場に着く。
なかなかの絶景が広がる。
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559ピークに着く。四等三角点があった。
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いつも登っている有明山方面がよく見える。
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ピークから見た龍良山方面の山並み。yashiさんといつか歩こうと約束している縦走路である。
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大鳥毛山は、歩いて30分で山頂に着く山であるが、眺めといい、
この岩場といいなかなか魅力的な山だった。
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