紅葉山(もみじやま)(鶴嶽)
妻と2人で登る
2010.02.06 |
|
右のピークが紅葉山。鶏知(けち)からは形のよい三角の山容が見れる山である。
|
|
場所 |
長崎県美津島町 |
←地形図はここをクリック |
←断面図,概念図はここをクリック |
|
標高 |
紅葉山328m
|
歩く標高差 |
.累積140m |
歩行距離 |
約2Km |
|
所要時間 |
大人
約1時間半 |
登山口〜30分〜紅葉山〜25分〜登山口 |
|
|
データ |
今日は久しぶり午前中の駆け足登山が可能の日だ。
朝起きて、有明山にとも思ったが、短い山歩きにしようと思い、妻を誘う。片道30分程度の予想。
窓の外を見ると、素晴らしい快晴である。前から行ってみたかった紅葉山に行くこととした。
上見坂公園の下の入り口に着く。地形図から見て、入り口はここだとずっと思っていたのだが、道路から見える場所に「防衛庁用地につき立ち入り禁止」の看板とゲートがある。しかし、ある方にその左側に道があると教えてもらった。道路から見るとその道が見えないので、ずっとあきらめていたのだが、その話を聞いてかねてから登ってみたいと思っていた紅葉山である。鶏知方面から見ると、その三角の山容が目を引き、美しい形をした山である。
入り口に車を停め、妻と歩き出す。林道のように歩きやすい道で、木漏れ日が美しい。右側にはあのゲートから続く道も見え隠れするが、自衛隊用地の方には立ち入らないように、山を巻いて登山道らしき道を進む。途中、道が消えた。妻は躊躇するが、
「大丈夫、登山靴履いてるから、やぶに入るばい。」
コンパスで方向を確認して、道なき道に突入。しかし、ほどなくしてまた道に出た。もともとあった道が、少し崩壊して、道が消えている状態のようである。しばし、道を進むと、二つの鉄塔の場所に出た。鶏知方面から見ると、門のように見える施設である。そして、その場所は白嶽の絶好のポイントである。遠見岳から黒土山まで、白嶽山域の全容を眺めることができる。
門の場所を後にして、しばらく平坦な道を進むと、また道が消えた。今度はしばらく道なき道が続きそうである。一人ならばなんてことはないのだが、妻がいるので、どうしようかと迷ったが、うっすらと前方に紅葉山の山頂が見えている。コンパスで位置と方角を確認して、結局、藪突入である。しかし、歩いてみると、こちらももともとあった道が崩壊しているようで、ほどなく道に出た。そこからは、山頂を目指して、高い方に歩いて行く。
途中、スプレーの矢印があった。考えてみると、対馬でスプレーに印を見るのは初めてである。なんだか、仲間に会ったようでうれしくなった。きっと自衛隊の方々の演習等での道しるべとなっているのだろう。
高度をかせぐとほどなく紅葉山山頂へ。石が積んであり、山頂という感じがする。しかし、南方面の展望しかなく、ちょっともったいない。山頂からもとの鉄塔の場所に移動し、妻とコーヒータイムである。往復、たった1時間ほどの歩きであるが、心地よい道と鉄塔からの絶景に満足である。ちょっとした時間でも山に来ると生き返る気がした。
午前中の駆け足登山。トレーニングに入るまでは、妻との1時間程度の山歩きもまたいいものである。
|
|
|
|
|
|
上見坂から下りてすぐの場所に登山口がある。
道から見ると、防衛庁の立ち入り禁止のゲートしか見えないので、
入るのは無理だと思っていたが、ゲートの左側に道があり、
ここを歩くことができる。
もちろん、防衛庁側には近づかないように気をつけて歩かなければならない。
|
|
|
ゲートの横の道。木漏れ日がきれいな道である。
山に入ることがとても気持ちよい。
|
|
|
道は細くなり登山道らしくなって、そして消えた(笑)
コンパスで位置を確認して、進むのみ。
|
|
|
やがて鉄塔の場所に着く。
ここからの眺めが格別。
|
|
|
白嶽山域の全貌を眺めることができる。帰りはこの場所でコーヒータイム。
|
|
|
|
行く先に鹿達。お尻が白い。
その先は藪である。
またまたコンパスで方角確認。
よく見ると、紅葉山山頂が見えているので、
その方向へ歩けばよい。
|
|
|
|
山頂を目指していると、ペンキの矢印があった。
対馬の山でペンキの印を見たのは初めてで、なんだかうれしくなる。
自衛隊の方の目印なのだろう。
|
|
|
|
紅葉山山頂。石が積んであり、山頂だとわかる。
展望が南側のみであるのが、ちょっと残念。
|
|
|
山頂からは、先ほどの鉄塔が見える。
|
|
|
白嶽の迫力ある姿を見ながら、ひとときのゆったりとした時間を過ごす。
片道30分だから、妻とも可能であった、この山行である。
往復とコーヒータイムを合わせて、1時間半ほどの時間だが、
なんだか、ゆっくり歩けたような充実感を感じることができた紅葉山である。
ずっと登りたいと思っていたからかなあ。
|
|
|
|
次の日、鶏知ダムから眺めた紅葉山。
登った山は、つい違う方面から眺めたくなってしまう。
|
|
|
|
紅葉山に登った日は、展望もよく、豊玉の烏帽子岳からの眺めもなかなかのものだった。
累々と山と津が重なる対馬独特の風景である。
|
|
|
|
|
|
|