三俣山(みまたやま)
親子(息子9歳,娘5歳)で登る
2005.11.20 |
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場所 |
大分県九重町 |
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標高 |
1678m(西峰) |
歩く標高差 |
約460m
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歩行距離 |
約5km |
所要時間
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大人(3時間) |
大曲〜50分〜すがもり越〜20分〜三俣山(西峰)〜15分〜すがもり越〜45分〜大曲 |
娘 (5時間) |
大曲〜90分〜すがもり越〜40分〜三俣山(西峰)〜30分〜すがもり越〜70分〜大曲 |
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データ |
天気のよい土曜日,空を見上げると青い空。山々は冴え渡って色濃い。しかし,仕事。ついつい空に目が行く。
そして,日曜。気温は低いが天気はばっちりのようだ。よし,この前,涌蓋山から見とれた久住連山に行こう。しかし,娘の体調が十分ではないのと冷え込みも厳しいようなので,時間的に楽な三俣山コースにした。
早朝出発。いつものように子ども達を寝たまま車に。これだけは人から見られたら,誘拐と間違われそうだ。
暗い道をひた走る。空にはまたたく星達。天気はよさそうだ。しかし,気温は早朝に近づくにつれどんどん下がっていく。とうとう長者原では0度だ。三俣山の頂上近くは雪なのかうっすらと白くなっていた。
大曲に車を停め,さあ出発。少しずつ日が射してくる眺めが美しい。霜柱の登山道を過ぎて舗装路に出る。子ども達はペースが速い。大人は「ちょっと待て」と呼び止める。
舗装路の横は,今にも落ちてきそうな岩が集まっている。新しく柵も作られていた。掲示板には,「ここから300mは休憩禁止」と書いてある。足早にすぎる。今までは帰りにしか通ったことがなくて,このたくさんの岩の斜面をじっくり眺めたことがなかった。あらためて見ると,こわぁ〜という感じである。
「ここは石が落ちてこないか上にも注意だ!」
家族に促す。
「そう,山ではお父さんの言うことを聞く!」
妻から子どもへの指示。んっ「山では・・・・」家では聞かんでいいのかいと思ったが黙っといた。
硫黄山のもくもくと上がる煙を眺めて,すがもり越までの石ごろごろを登っていく。娘にとっては単調で長く感じる。息子はと言えば,ひょいひょい登ったり,引き返したり,相変わらず無駄な動きが多い。
すがもり越に着くと何人かの方が休憩しておられた。すがもり越にかつては店があったことを子ども達に話すと驚いていた。鐘を数回ならし,遠い昔に思いを馳せる。
そして,私が初めて登った2年前,ここには何故かパトカーがあった。道を走れるわけもないのに,どうしてそこにあったか未だに謎だ。
2年前にあったパトカー(確か県警と書いてあったような)
さて,三俣山への急坂だ。足もとには霜柱。所々滑りやすいところがある。慎重に一歩一歩高度を上げていく。
眺めがだんだんよくなる。すがもり小屋あとがあんなに小さく見える。息子が言うように船の形だ。
急坂を登りつめると,いい眺めがご褒美だ。今回は西峰のみとして,ゆっくり昼食タイム。わが家だけの貸し切り状態だったが,だんだんとたくさんの方が登ってこられた。この前登った涌蓋山の美しい形も見える。妻はこの前登った星生山や久住山の位置を確かめる。これからは久住の山に登ったら,三俣山を探すことだろう。自分が登った山は,それほど愛着が湧いてくるものだ。そうそう,雲仙も見えていた。ゆっくり眺めを楽しんで西峰を後にした。
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駐車場 |
大曲には10台ほど駐車可。 |
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さあさあ,大曲を出発。前方に三俣山。
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霜柱を踏みながらの登山道。子ども達のペースは速い。
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三俣山の山肌の様子がだんだん見えてくる。
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左は崖,右はくずれそうな岩。
「おいおい,あんまり左に行くと落ちるぞ」
「おいおいあんまり右に行くと石が落ちてくるぞ」
どこ,歩けばいいんじゃあ・・・とは息子の声
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岩に苦労しながら登っていく。
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さあ,すがもり越はすぐそこだ。
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すがもり越で一休み。数回鐘を鳴らす。
娘はひもに手が届かないのが悔しい。
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さあ,三俣山への急登りだ。
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笹の中を埋もれながら進んでいく。
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硫黄山の蒸気がよく見える。
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よ〜し,頂上だあ。
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いい眺めだ。
この前登った涌蓋山もよく見えるぞぉ。
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今日は硫黄山の蒸気を眺めて昼食タイム。
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硫黄山の蒸気の迫力と星生山に久住山。
三俣山ならではの眺めにうっとり。
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下りが結構大変だった。
娘と手をつないでおりていった。
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子ども達が大きくなって,やまなみハイウェイをドライブしたとき,
今日のことを思い出すかなあなどと,ちょっとセンチな気持ちにさせた三俣山の秋だった。
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