経ヶ岳(きょうがたけ)〜多良岳(たらだけ)〜前岳手前
一人で登る 2007.11.18 |
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座禅岩から見た南側斜面の紅葉 |
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標高 |
経ヶ岳1075m
多良岳 983m
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歩く標高差 |
約1250m |
歩行距離 |
約11Km |
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八丁林道駐車場〜ツゲ尾〜経ヶ岳〜中山越〜西岳〜多良岳〜六体地蔵〜金泉寺〜中岳手前〜西野越〜八丁林道駐車場 |
データ |
月曜日、長崎方面での仕事が入った。
この機会を逃す手はない、9ヶ月ぶりに愛しの多良山系に足を運ぶチャンスだ。
八丁林道駐車場に午前7時過ぎ。久しぶりの経ヶ岳、多良岳に向けて歩き出す。
歩き出すと、すぐに紅葉が出迎えてくれる。踏みしめる落ち葉の感触、脇の山中から聞こえる沢の音、さわやかに響く小鳥の声、そして黒木ならではの犬の鳴き声。全部、ああ多良に来たぞと体全体に染みいってくる。山を噛みしめるように歩こうと今日はゆっくり歩きである。昔は時間を気にして、いつも駆け上がっていた大払谷。ゆっくり歩いて驚いたのはこんなに紅葉がきれいな谷だったかなあということである。石が積み重なる行く手には色づいた葉が落ちてくるように飾られている。夏の風もない蒸し風呂のような谷の歩き、積もった雪にルートを確かめながら歩く谷の道、春の花々を期待して跳ねるようにあるいた春の谷・・・さまざまな季節の思い出が大払谷でよみがえる。
息をきらしてツゲ尾につき、もうひと登りで経ヶ岳へ。今日の山頂は時間も早く独り占め。郡岳や雲仙方面は霞んでいるが、舞岳のところどころの紅葉は美しい。ずいぶんゆっくりとして、急坂をおり、中山越を経て、西岳へ。西岳の急坂は息がきれる。でもこの息が切れる登りがいいんだなあ。
多良権現を経て、座禅岩へ。島に転勤になっての初めての長崎出張で、乗った飛行機がなんと経ヶ岳のすぐ東を通り、多良前岳の上空を通過した。とても低空だったので、座禅岩に飛び降りられそうな気がしたくらで、感激したのを思い出す。それ以来に目にする座禅岩。今日の座禅岩からは南側の斜面の紅葉が美しかった。
金泉寺を経て、五家原岳に向かう。しかし、ゆっくり歩きなものだから、予定の時間より遅くなっており、中岳の途中まで来て、引き返すことにした。五家原岳まで回ると所要の時間に遅れそうだ。道すがらの紅葉を愛でながら、下山した。
やっぱり多良山系はいいなあ。
次はいつになるかわからないけど、やっぱり多良には来たいものだ。
多良を歩くと昔から、心のもやもやが晴れ、心が元気になっていた。
今日もちょっと元気をもらって、黒木の里を後にした。
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明るくなった駐車場から経ヶ岳を見て歩き出す。
砂防ダムを渡ると、すぐに紅葉が目に眩しい。
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落ち葉の道は足に心地よく、紅葉越しの経ヶ岳もまた趣が深い。
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大払谷って、こんなに紅葉が美しい谷だったっけと驚きながら歩く。
紅葉に見とれていて、きつさを感じるのを忘れていた。
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もうすぐツゲ尾だ。木々の間から空がのぞいている。
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ツゲ尾を経て、9ヶ月ぶりの経ヶ岳山頂へ。
誰もいない、誰もこない。
一人の山頂も感慨深い。
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舞岳の紅葉はポイントで強調したようだ。
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落ち葉を踏み踏みたどる道。笹岳の横の黄色い彩りが輝いて見えた。
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多良岳に向かう石段。
両脇の葉が美しい黄色になっていた。
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座禅岩から見下ろす斜面と、経ヶ岳。
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一日風が冷たい曇空だったが、下山するころは暑い日が射しだした。
経ヶ岳は陽を浴びて、迫力満点の姿を見せてくれていた。
また来るぞぉ〜。待ってろよぉ〜。
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