経ヶ岳(きょうがたけ)・舞岳(まえたけ)   (雪編)
 一人で登る  2004.1.25
場所 長崎県大村市 地形図はここをクリック
断面図,概念図はここをクリック
標高 経ヶ岳1075m
舞岳867m
歩く標高差 約750m 歩行距離 約6Km
データ   
 1月24日に,福岡から,hirokoさん,kanakoさん,肉まんさん,コヨーテさん,ばばっちさんが,長崎に見えて,一緒の登る予定だった経ヶ岳。あいにくの寒波到来で,交通機関もままならず,やむなく中止した。で,今日は,せっかくなので,予定していたコースを一人で登ることにした。

 昨日,おとといと,たいして雪は降らなかったが,今日の朝は家の前が真っ白だった。よし,雪の経ヶ岳だ!

 黒木に近づくと,雪をかぶった山々が美しい。途中から,チェーンを巻いて,黒木駐車場へ。

 今回は,木々から落ちてくる雪の粉にそなえて,買って半年,初めてレインスーツを上下につけて登ることにした。いつもの道をてくてくと登る。舗装路から雪が積もっている。頂上付近はいかほどか。

 大払谷に入ると,雪が深くなってきた。いつも手をかける岩は,雪がのっていて,手のかけどろこがない。途中,5人のグループを追い抜いた。で,暑さにスーツを脱いでいると,抜かれた。で,また抜いた。抜かれた後に,道を空けてもらうのが申し訳なく,アイゼンをつけたいのだが,そうするとまた繰り返しになってしまう。アイゼンなしで登り続けた。結局,アイゼンをつけている間にまた抜かれた。もう,抜くのをやめようと決心し,ゆっくりゆっくりツゲ尾まで登る。ツゲ尾から頂上までは雪が深く美しかった。いつもの道が全然別物に見える。
 頂上は風に雪が払われ,さほど積雪はない。しかし,風はさすがに冷たい。頬を刺す。

 さあ,舞岳への下りだ。下り道を見てみると,ギョギョッ,この雪をかき分けて下りるの?ちょっとびびる。
木をつかめば,葉にのった雪の粉が一団となって落ちてくる。これまた,買って初めて,ザックカバーをつけた。

 
雪に悪戦苦闘していると,一人の女性の年輩の方が単独で登ってこられた。ええっ,この道を女性で単独・・・ わが県の山女もすごい。
「あらあ,カラフルですね。」
「いえ,遭難しても見つけてもらえるように・・・」

私のスーツはオレンジ,ザックカバーは真っ赤っか。
 とても素敵な方だった。また,きっとこの辺で会うでしょう。

 舞岳への道は,また雪が積もると別の道のようだった。
とっ,出た!ひざが痛い!

 またまた足をひきずって下りる。でも,今日は恐怖心はない。だって,いつもの道だもの。どのくらいかかる
か予想もつくし。ゆっくりゆっくり,木をつかみながら下りていった。

 うん,やっぱり,雪の経ヶ岳いい。
 しかし,これは山登りというより,探検,冒険の部類かなあと思ったりした。

 明日は,山登りをされる先生の整骨院で見てもらうことにした。
 帰って電話すると,
 「あのう,山に登るとちょっと膝がいたいので見てもらえますか?」
 「ああ,ええと,どこの山の会の人?」
 「いや,山の会には入ってないんですけど・・・」
 「はっ,ああ,そういうことね。」

 うーん,どうも明日は,いろいろ山のことを説教されそうだ。
 いやまた,これも勉強,勉強。
 




道は雪で凍っていた。黒木の家々も雪をかぶっている。
 
てくてくと登る。経ヶ岳山頂は雲の流れがはやい。吹雪いとるなあ。
 
 
 
だんだんと雪が深くなっていく。

 
 
大払谷から,雪が一段と深くなってきた。
 
ツゲ尾に着く。おおっと,ここからの雪は30cmほどあるぞ。 
 
 
 キタキツネでも出てきそうだ。これ,最初に歩いた人は大変だったろうなあ。
 
雪,雪,雪,きれいだなあ。
 
 
最後の急登りを行くと,おう,頂上だ。
 
 
経ヶ岳山頂。雪は風で飛んで思ったほどではなかった。
 
 
ええっ,ここ下るのぉ。雪の粉に襲われながら,下っていく。


 
舞岳への分岐点 確かにカラフルだ
 
舞岳に向かう道,まだまだ雪は深い。いつもとは違った道に見える。
 
舞岳に到着。間近に見る経ヶ岳は迫力満点。
 
多良山系がこれまた美しい。
 
後は尾根沿いに進んでいく。うーん,膝が痛い。
 
お気に入りの岩場でちょっと休んで,今回の山行企画は
私の中では,完結した。
 
 
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