| 経ヶ岳(きょうがたけ) 一人で登る ２００３．２．１５ |
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| 場所 |
長崎県大村市・佐賀県鹿島市  ←地形図はここをクリック |
| 標高 |
1075m |
歩く標高差 |
約700m |
歩行距離 |
今回は約7Km |
所要時間
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| 大人(４時間) |
黒木登山道入り口〜５０分〜大払谷〜３０分〜つげ尾〜３０分〜頂上(４５分滞在)〜２０分〜舞岳〜３０分〜八丁林道駐車場〜１０分〜黒木登山道入り口(市営駐車場)
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| データ |
一人での山登りを経験し，いよいよ多良岳山系に挑戦です。今回はまず経ヶ岳。多良岳山系で一番高い山で，なかなか登りが険しいという話。自分の力試しのつもりで登りました。
天気が午後からくずれることと，午後から会議があるため，朝６時半過ぎに登山開始です。黒木の市営駐車場に車を止め，民家の脇を通り，飼い犬に吠えられながら進みます。(近所の方，朝早くから吠えさせてごめんなさい。)
水田の脇を通りながら，雑木林に入ります。途中川を渡ったりします。雑木林の急坂を登っていくと，石がごろごろとしたガレ場のような大払谷に着きます。写真とかで見てはいたのですが，ここが予想以上に急で，なかなかしんどかった。(笑)傾斜４５゜，数百メートル。大払谷を過ぎて，山道を登ると，鞍部のつげ尾に到着です。つげ尾は郡岳方面と経ヶ岳山頂の分かれ道にあたり，標識もあります。
つげ尾から，急な坂をロープを持ったり，木の根をつかんだりしながら，ふうふう３０分ほど登ると頂上です。
頂上の景色はなかなかよく，五家原岳・多良岳・その向こうに雲仙普賢岳。佐賀・長崎の主な山々が見えました。この日は曇りのためはるか遠くは見えませんでしたが，晴れた日にもう一度眺めたい展望でした。
頂上から，来た道を下っていると，地元竹松からいらした方にお会いしました。
「今から降りるとですか？どちらから登ったんですか？｣ 「黒木の方からです。」
「せっかくなら，違う道で帰りませんか？私も登ったら舞岳の方から降りるから，一緒しませんか？」
山で会うと何故か親近感を覚えてしまいます。ご厚意に甘えてご一緒させていただくことにしました。
が，この方歩くのが速い速い。別に走っている訳ではないのですが，登りについていくのにはあはあ息を切らしました。
「登るのにどれくらいかかりましたか？」 「私は初めてで，２時間近くかかりました。(笑)」
「そりゃいかん。お若いのに・・・ 私は１時間１０分で登ります。」 「・・・・・・・」
この方，休憩なしで登るそうです。 すごい，いやはや自分の非力さを実感するばかり。
頂上で，５分だけ休むと，
「さあ，行きましょうか。舞岳の方が山って感じがしますよ。登ればなおさらですが，下りはさほどない。」
いうがままに着いていくことにしましたが，この方，降りるのも速い速い。(というか，私が遅すぎ・・・)
ももの筋肉が張り，ひざが笑いかけます。(笑) しかし，意地になって，汗だくになりながら着いていきます。舞岳からの道は，小さな起伏を繰り返しながら，下っていきます。時々の眺めもよく，違った気分で降りることができます。しかし，いつこけてもおかしくない状況の私。ふと気づくと，下りなのに汗だくだく・・・・それでも意地になりますが，その方は息も乱れてない様子で，いろいろと山のことを教えてくれました。
山登りは人との出会いが楽しいことを実感しました。とてもありがたいことです。
しかしながら，今回は自分の非力さを痛感し，山に負けた気がしました。
「みておれ，経ヶ岳。鍛え直して，リベンジだ！」
今回は山に負けた謙虚さからか，いつの間にか文体が敬体になってます。(笑)
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| 駐車場 |
黒木市営駐車場に１０数台駐車できます。八丁林道駐車場にも，１０台ほど駐車できます。 |
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| 黒木登山道入り口 |
民家や田んぼの横を通ります |
経ヶ岳と民家の分かれ道。細い道に入っていきます。
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しばらく登るとこの案内があります。ここは，案内の手前を下っていきます。
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すると，小川があり，丸木を渡ります。 |
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しばらくは，雑木林をのんびりと・・・・・
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だんだん，石がごろごろしてきて・・・・きたか。きたか。
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経ヶ岳黒木コース名物，「大払谷」のガレ場風・・・どこが道だあ？
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疲れて思考力が落ちた場合は，この目印をたよりに進みましょう。
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つげ尾に到着。頂上まであと７００ｍ。
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やったあ〜 ちょう〜じょ〜う〜だぁ〜
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間近に見えて，迫力のある多良岳(左)と五家原岳(右)
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| 雲仙普賢岳 |
写りが悪いけど，佐賀平野
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ここで問題です。頂上にあるこの不思議な金属の箱は何でしょう？
答えを知りたい方は，マウスを画像の上に。 |
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雨が降らないうちに，今来た道をすたこらさ・・・・・・
「枯葉が風にそよぐ音がなんて美しいんだ・・・・サラサラサラ･･･サラサラサラ･･･」
しばらく聴き惚れてはっとしました。
｢違う！雨だ！やべえ！」
そんなとき，その方にお会いしました。
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下りは，案内していただきながら，この舞岳の尾根沿いに下りました。
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舞岳から見た経ヶ岳。美しい山容だあ。
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| 途中の岩から見た黒木 |
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八丁林道に到着。案内に感謝です。
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