琴路岳(ことじだけ)家族編 親子(息子7歳,娘4歳)で登る  2004.04.17
 

  
場所 佐賀県鹿島市 ←地形図はここをクリック
標高 501m 歩く標高差 約90m 歩行距離 約800m
所要時間
(往復)
大人(30分) 駐車場〜10分〜展望台〜5分〜琴路岳山頂〜10分〜駐車場
娘 (40分) 駐車場〜15分〜展望台〜5分〜琴路岳山頂〜15分〜駐車場
データ   先週,行こうとして行かなかった琴路岳に向かうことにした。
 
 眺めがよく,とても気軽に登れる山らしい。平谷を越え,多良岳横断林道に入る。この林道からは,経ヶ岳も見え,眺めがよく気持ちいい。今週から幼稚園に入園した娘は疲れがたまっていたのか,寝てしまった。息子も新学期の疲れか寝てしまった。ありゃ,妻も連られて寝てしまった。私も飲み会あけで眠い。でも,大丈夫。昨夜,勢いで生まれて初めてすっぽんの生き血を飲んだ。もう一度飲みたいとは思わないけど・・・

 
琴路岳への道はわかりにくかった。ここかと思う道を進みながら,地図を確認し,Uターンしたりしながら,やっと9合目へ。ここへ来る途中,同じように道に迷っている車があった。女性の方で,赤いチェックのシャツ。同じ琴路岳を目指している方だと思ってうれしくなった。展望台駐車場に着くと,その方の車があった。子ども達も寝ていて,起きるまで待つことにした。外に出て,その方と話をした。久留米から来られたらしい。ちょっと日焼けした肌に白い歯。とても気さくな方で初めて会った気がしない。
「どこから上がるんですかねえ。」
「たぶん,この道を行くんだと思いますよ。」

その道を上がろうとして,こっちにまた引き返してこられた。
どうしたのかと思うと,
「レガシーいいですね。わたしファンなんですよ。うちもほらスバルでしょ。」
もう,その後はレガシー話に花が咲く。もう,寝ている妻と子どもを置いて,一緒に登りたくなった。(笑)
山に登るという共通点だけで,こんなに心がオープンになってしまう。とても不思議だ。

 
子ども達も目を覚ました。さあ,琴路岳へ。
 木々が伐採された横の道をしばらく進むと,琴路橋がある。この橋は,鹿島市の中島氏の独力だと聞く。その他の指導標,展望台のベンチ等,ただただ頭が下がり感謝である。この山を愛する気持ち,素敵だ。

 
琴路橋を渡ると,ジクザクの急な道が続く。息子は走り出す。それを見て娘も走り出す。写真を撮ろうと構えている父は,あっけなく追い越される。眺めがよくなってきた。
「あれぇ。丸太のベンチがある。」
 
もう展望台に着いてしました。こんなに暑い日なのに汗もまだ出ていない。
展望台から,少し歩くと,山頂に着く。山頂は眺めはよくない。しかし,ここにも,座って憩うことができるようにか板敷きがセットしてあった。眺めがよい展望台でお昼にした。
娘は,
「どうして,もう登らないの?」
「いや,あの,もう着いちゃったの。」

「ええっ,まだ歩いてないよ。」

まあ,こんな山登りもあっていい。息子は喜んでいた。(笑)

山々の息吹をぴんびんに感じながら,ゆっくり昼食をとって,ゆっくり下山した。
近場の低山もいいもんだ。

駐車場 9合目駐車場の6〜7台駐車可能。峠の駐車場である。林道の記念碑がある。
 
 
展望台駐車場。スバルが2台並ぶとうれしい
・駐車場の道向かいに記念碑がある。
 
 
  
さあ,出発。琴路岳の背後には美しい飛行機雲。
 
 
 
息子も山慣れしてきたのか,一人でどんどん進み,人をみんなを待つ余裕が出てきた。
娘も負けまいとぐんぐん歩く。
 
 
琴路橋。鹿島市の方が独力で架けた橋。一歩一歩を踏みしめながら歩かせていただく。
娘には,「さんびきのやぎのがらがらどん」のお話の橋に見えたらしい。
父の頭の中では,思わず,サイモン&ガーファンクルの
「明日に架ける橋」のメロディーが流れてきた。
 
 
 
ジクザクの道をきって,ぐんぐん進むと・・・
 
 
眺めがよくなり,あっという間に展望台に到着。。
 
 
 
展望台から少しで,琴路岳山頂。こちらの眺めはあまりよくない。
 
 
展望台からの眺め,なかなかのものだ。。
 
 
 
山に登った気がしない娘は,
「ヤッホー!」と叫び続けた。
 
 
 
眺めを楽しみながら,いつもの昼食。
 
 
 
下りが苦手の娘は父と仲良く。
こいつも「お父さんなんて,大嫌い」という日がいつか来るのだなあ。
 下りで息子と娘は競争しだし,娘はこけて泣き出した。
妻の証言によると,結構飛んだらしい。
この負けず嫌いは,見習いたいものだ。
右の写真は,こけて絶叫する娘の図。
 
 
 
あっという間の琴路岳。
おかげで,昼から父は昼寝ができた。
散髪にも行けた。
このくらいの山もときどきいかないと,
中身の濃い一日だった。