金泉寺(きんせんじ)家族編 親子(息子7歳,娘4歳)で登る  2004.04.11
 

  
場所 長崎県高来町 ←地形図はここをクリック
標高 880m 歩く標高差 約140m 歩行距離 約1km
所要時間
(往復)
大人(40分) 金泉寺林道登山口〜20分〜金泉寺〜15分〜金泉寺林道登山口
娘 (70分) 金泉寺林道登山口〜40分〜金泉寺〜30分〜金泉寺林道登山口
データ  今日は日曜日,しなくちゃいけないことはたくさんあれど,天気もよく一日いるのもしのびない。
 

 息子が咳きこんでいるので,近場の山にでも行こうということで,鹿島方面の低山めざして出発する。

 車中,息子が言った。
 
「今日の山は,岩登りある?」
 
「えっ,今日はないよ。」
 「ええっ,岩登りがいい!」

 「お前,後悔するなよ。ふっふっふっ。よし多良岳だ!」


 前回の岩屋山の変化のある道が息子にはとてもおもしろかったようだ。

 
鹿島目指していた車を林道に向け,金泉寺への最短ルートの登山口を目指す。
 このコースなら,息子の具合次第で,金泉寺往復でも昼食はゆっくりとれる。

 
林道登山口に着くと,車が5〜6台ほどある。春の日射しが暑いくらいだ。
 登山ルートの看板の前で,今日のルートを家族に説明する。
 「金泉寺まで行って,息子が元気なら,多良岳に行く。そして,お昼を食べて,まだ息子が元気なら,父さんと息子で座禅岩まで言ってみよう。」
 
「うん,すぐだね。」
 確かに,図で見るとすぐだ。しかし,山は甘くないんだよ。

 
石畳を登り,石がごろごろした道を進む。この道の両脇には,オオキツネノカミソリが青々とした姿を見せていた。オオキツネノカミソリは西野越から八丁に向かうところに群落があるが,数はこっちが上かなあと思う。咲いた頃が楽しみな様子だった。

 天気もよくたくさんの方が登ったり,下ったりしておられる。いつものように子ども達にあたたかい声をかけていただいてありがたい。

 
ほどなく金泉寺に到着。山小屋に入らせてもらうと,炭の臭いが心地よい。ベンチで昼食をとることにする。息子はというと,かなり咳きこみ,吐き出した。風邪も少し入っているようだ。こりゃ,多良岳は無理だ。

 金泉寺のベンチでカップヌードルタイムとする。食べている間に,あちこちのルートからみなさんが集まってきた。このにぎやかさが金泉寺のいいところだ。

 
昼食をとり,ゆっくり下山。多良岳は今度の楽しみとして,まあ,こんな簡単な山歩きもたまにはしてあげないと。ちょっと余裕の家族の多良山系デビューだった。

駐車場 林道登山口に10台ほど駐車できる。東屋が目印。
 
 
林道登山口。看板にてルートを探る。子どもにとっても,どんなルートをいくか,図で確認すると安心するようだ。
 
 
  
さあ,出発。石畳の道を進む。
 
 
 
兄ちゃんの杖を見て,娘も杖を持つ。しかし,あぶないあぶない。

 
 
おや,空が見えてきたぞ。
 
 
 
おっ,もう着いた。金泉寺だ。
 
 
ベンチで昼食。よく見ると,子ども達は立って食べていた。(笑)
息子いわく「座るとカップヌードルの中身が見えない」らしい。
 
 
 
オオキツネノカミソリの群落がいたるところにあった。
多良岳は無理だったけど,
お花がきれいなときにも来てみたい
金泉寺への最短ルートだった。