2005年 初登り  城山(対馬)
 息子8歳,娘4歳と その父と母と おじいちゃん,おばあちゃんで登る
  2005.1.1

 城山頂上からの眺め
場所 長崎県対馬市 ←地形図はここをクリック
標高 276m 歩く標高差 約250m 歩行距離 約4km
所要時間
大人(45分) 登山口〜30分〜東屋〜20分〜砲台跡〜5分〜頂上
娘 (80分) 登山口〜40分〜東屋〜40分〜砲台跡
データ  今年で3回目になる1月1日の家族での山登り。今年も対馬市の城山だ。心地よい落ち葉を踏みしめながら歩けるこの道は,子ども達も楽しみにしている。その歩き方で子ども達の成長をも感じることができる。
 一昨年は家族で,去年はおばあちゃんが参加して,
今年はおじいちゃんも参加することとなった。おじいちゃんは今年で76歳。思いもかけないおじいちゃんの参加で子ども達も喜んでいる。

 
今年の一月一日は寒い寒い。娘のペースに合わせて登るので,少し着込んで歩く。城山の登山道は車が入って工事をしており,東屋まで遊歩道を造るのかもしれない。低山ながらも自然林の中を歩けるこの道はとても心地よい。途中,黒瀬の家並みが見え,海が美しい。

 
おじいちゃんは,植物や岩石に詳しく,さまざまな解説が入りながら歩く。そういえば,おじいちゃんを連れて秋吉台の鍾乳洞に行った折りは,その解説にききほれたものだ。他の客も聞いていた。城山には金田城(かねたのき)の城壁が残っており,遠い防人の時代を思いおこさせる。自然と歴史を堪能できる山である。

 
この日は強風・波浪注意報が出ていたが,登山口から砲台跡までは北西の風をよける道となっており,とても快適に歩くことができた。砲台跡に着くと風は強く,体がぐんと冷えた。おばあちゃんの作ったおにぎりをほおばり,カップラーメンを食べる。

 
みんなが食べている間,私だけ砲台跡から5分くらいの頂上まで足を伸ばした。その眺めたるや絶景である。浅茅湾(あそうわん)の美しいリアス式海岸とその山並みにしばし見とれた。

 砲台跡でしばいかくれんぼをした後に下山する。娘はお兄ちゃんと競争しだした。
「ぜったい一番になる。ぜったい一番になる。」
と呪文のようにつぶやきながら降りる。途中こけても,また泣きながら立ち上がる。

 気が付くと,下りは40分で降りていた。(笑) 大人並のペースだった。

 初登りの城山,3年連続で楽しませてもらった。来年も晴れるかな。

駐車場 城戸から車で5分ほどいくと,登山道入り口に。駐車は数台可能。
 
 
 
今年はおじいちゃんも参加した。
おじいちゃんにそっくりの娘。
おばあちゃんのそっくりの妻。
おとうさんにそっくりの息子。
 
 
眺めのよい道から海が美しい。
 
  
海を眺めながらしばし休憩。自然林の美しい道は続く。
 
 
 
登山道脇にそびえ立つ榊の木。
そして,金田城の石垣。
 
おじいちゃんの解説にも力が入る。
 
 
 
子ども達が砲台跡に先に到着。
みんなで風をよけながら,昼食をとる。

その間,ちょっと一人で山頂へ。
 
 
 
 山頂は風も強かったが,眺めは抜群。
 
 
浅茅湾(あそうわん)のリアス式海岸。対馬の上島まで見える。
もっと空気が澄んだ日は韓国も見える。

 
 
対馬はまとこに美しい津の島である。
 
 
 今年もよい年でありますように。
そして,おじいちゃんとおばあちゃんにも幸多き年でありますように。