万年山(はねやま) 親子(息子7歳,娘3歳)で登る  2003.10.11
場所 大分県玖珠町 ←地形図はここをクリック
標高 1140m 歩く標高差 約100m 歩行距離 約4km
所要時間
(片道)
大人(50分) 登山口〜30分〜休憩所〜20分〜頂上
娘 (75分) 登山口〜45分〜休憩所〜30分〜頂上
データ  伐株山とともに,玖珠町を代表する山,万年山。典型的なダブルメサの山で,上万年と下万年からできている溶岩台地である。吉武台駐車場まで車で行け,結局登る標高は100m未満。素晴らしい景色と花の数々を味わいながら,楽しくのんびりとハイキングできる山だ。

 ずぅーと,長崎は晴れが続いており,いつのまにか明日の晴天を疑わないようになっていた。前日,玖珠の天気を見てみると,「げっ!午前中晴れ,午後から雨」 早く登らないと子ども達を雨の中歩かせてしまうことになる。そうなると二度と行かないと言い出しかねない。結局,
大村市を朝4時発,子どもは寝たまま,3時間後に玖珠に到着。(高速をいっさい使わない我が家にとって,夜中・早朝の移動は必須である。)天気予報の通り,大村市では十五夜の月が出ていたが,玖珠に着くとどんより曇っていた。

 吉武台牧場駐車場に着くと,先着の車は1台のみ。資材置き場の前が駐車場になっていた。登山道は牧場内を通るため,車はここまで。後は
のんびりと舗装路を登ることとなる。今日は曇り,ガスの中にいるため,眺めはあまりよくなかったが,天気のいい日はすごい眺めだろうと想像できる道である。道の横にはススキが穂を風に揺らし,とても気持ちよい。牧場内の草原が横たわり,万年山の全景が望め,ミヤマキリシマなどの群落もあり,素晴らしいハイキング・コースだ。

 吉武台駐車場から30分ほど歩くと,休憩所に着く。休憩所にはベンチ,トイレ,避難所,炊事場などがあり,とてもゆきとどいていた。ガスが山の両側から覆い被さってきたので,天気のこともあり,避難所で昼食にしようと提案するが,息子が
「いやだ。山の上で食べたい」と言う。登りにヘロヘロして,はっぱをかけられてばかりの息子からの以外なことば。カッパもあるし,行ってみるかとなる。避難所を過ぎ,舗装路から,階段に移ると,後300mほどで頂上である。この階段にはどんぐりの実がたくさん落ちており,ちょうど息子が授業でどんぐりを使うらしく,どんぐり拾いにはまってしまった。頂上は,登りきったところから西側にちょっといったところにあり,標識があるところ。途中ガスが出て,霧の中を歩いたりしながら,標識に到着。

 頂上からは素晴らしい眺めと想像はできたが,この日は雲がおりていて,よく見えない。(笑)

 
息子が楽しみにしていたカップヌードルタイムとなる。(我が家では,カップヌードルは山に登ったとこにしか食べられないという掟がある。息子はカップヌードルが食べたくなると,山に登ろうと言い出す)強い風に吹かれながらも,頂上のカップヌードルはやっぱいうまい。

 登りは娘はしゃんしゃん登り,息子はヘロヘロ。(子どもだけに無駄な動きの多すぎる(笑)) 下りは,娘はだっこだっこで,息子は見違えるようにしゃんしゃん。兄妹たして2で割るとちょうどいいというのはこのことだ。しかし,割り方を間違えると,どっちもヘロヘロになるが・・・
 
 父親にとっては,とてもものたりなかったが,家族にはとても好評で,また来たいとのこと。また天気のいい日に是非来ようこようと思わせる素晴らしい万年山でした。

駐車場 吉武台牧場駐車場に10数台駐車できる。ただし,作業車のじゃまにならないところに止めよう。
吉武台牧場駐車場に車を停め,柵の横を通り出発
 
 
柵からすぐのところに祠があった。「わあ,顔が3つある」と息子。祠があると拝まずにはいられない
 
 
しばらくは舗装路を登る。息子は道にある動物のフンを踏む。「わあ,おまえ,頂上まで登って靴から落とさ
んと,車にはのれんぞ。」と言うと,真剣に登りだした。(笑) 登りは好調な妹と登りが苦手な兄。
 
 
上万年を過ぎると美しいススキの道
 
 
休憩所。ベンチやトイレ,炊事場もある
 
 
休憩所から,少し登ると階段の道に。
 
 
道を登りながら,ドングリ拾いに夢中になる。
 
 
頂上までもう少し,カップヌードルが待ってるぞ。
 
 
登りきったところ
 
 
こちらが西へ少し行った頂上
山頂は広く,ススキの穂が揺れていました。
 
 
お約束のカップヌードルタイム。やっぱり,山で食べると格別。
 
 
ススキの穂を揺らす風の中の山登りでした
 
 
また,来よう。天気のいい日に。