尺岳(しゃくだけ)〜福智山(ふくちやま)〜牛斬山(うしきりやま)
hirokoさん,vision 2005.12.10
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雪いっぱいの福智山山頂にて |
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場所 |
福岡県北九州市
田川郡香春町
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標高 |
尺岳 608m
福智山901m
牛斬山580m
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歩く標高差 |
.累積1300m |
歩行距離 |
約17Km |
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所要時間 |
大人
約7時間半 |
管生の滝〜1時間10分〜尺岳〜1時間40分〜福智山〜1時間10分〜赤牟田の辻〜1時間10分〜牛斬山〜40分〜採銅所駅 |
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駐車場 |
採銅所駅に1台駐車させていただく。管生の滝には大きな駐車場とトイレがある。30台ほど駐車可能。
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データ |
山登りをしてみたいと思った2003年初頭。山のことはまったくわからず,一冊の本を購入した。
「Green Wallk 5号」。「心揺さぶる感動の大パノラマ!福智山への招待状」
そこには福智山の特集がのっていた。その頃からずっと登りたいと思っていた福智山。今年の1月,福智山を数名と目指すが,雷のため中止する。あれから,11ヶ月,福智山に戻ってきた。
福智山の魅力のひとつは縦走であり,福智山をめぐって歩いてみたい。そんな私のわがままをhirokoさんに聞いていただき,急遽一緒に登っていただくことになった。(急なことでご迷惑をおかけしました。)
採銅所駅に着くとまもなく,かなこさんがわざわざ駅まで見送りに来てくれた。仕事もあるのにわざわざ来ていただいて恐縮しごくである。ほどなくhirokoさんの登場。
「あら,visonさん,お久しぶり,変わりませんねえ」
「変わりませんねえって,10月末に長崎でお会いしたばっかりですよ。」
と突っ込もうとすると,先にその言葉でかなこさんが突っ込んでいた。さすがだ。
かなこさんの笑顔に見送っていただきながら,管生の滝へ向かう。途中の鱒渕ダム付近にはたくさんの方が駐車しており,山登りの準備をされていた。このルートは舗装路の歩きが結構あるようで,尺岳からの方が山道を楽しめるそうだ。
管生の滝に着くと,他の車はない。登る準備をして出発。この管生の滝からの最初の登り口はわかりにくい。要は滝を正面に見て,左側の斜面を登っていって林道に出るとおぼえておけばよいようだ。ほどなく林道に出て,尺岳の登山口に入る。沢をわたりゆっくりとした傾斜の山道を登っていく。夏はここは蛇が多いそうだ。今年の1月はこの尺岳の登りで大きな雷の音を聞き,引き返した。今日は天気予報では大きく崩れることはないようだ。
尺岳平の手前まで来ると,雪が見えだした。尺岳平は雪がたくさん積もっている。一人で尺岳まで足を運ぶ。山頂からはよい眺めだ。うっすらと雪をまとった福智山も見える。遠くの方から,重機で何かを打つ音が響いて聞こえる。筑豊に来ていることを感じるひとときだった。
尺岳からはゆるやかな道で福智山まで。地図で見るとアップダウンが結構あると思っていたが,実際はピークをふまずに山腹をぬうような感じの道となっている。ここでは,hirokoさんの楽しい話をたくさん聞かせていただいた。いろんな引き出しがあるバイタリティ豊かな方である。
福智山への急登に来ると,雪が一段と多くなる。滑らないように慎重に進む。それにしても,雪の福智山,美しい。ヤッホーと叫びたくなるが,今日は連れの方に迷惑がかかるので遠慮しとこう。そして,山小屋へ着いた。山小屋の裏にはバイオのトイレが建設中である。立派な山小屋なのでびっくりした。
山小屋からまた積もった雪の中を山頂へ。雪を踏みしめながら歩く。冷たい風が吹く。
山頂からは360度の展望。おまけに雪景色。すてきだぞ,福智山。いい日に案内していただけた。数名の方が雪の中で休憩しておられた。これから向かう牛斬山への縦走路は雪で白い道となっていて,美しさに目をうばわれる。
福智山でしばし眺めを楽しみ,先に進む。福智山から先は雪が結構残っていた。茅(かや)が生えた雪の道は思ったよりも難儀をする。途中でガスが迫り,なんかすごい高い山に迷い込んだような迫力のある景色となる。しかし,こんな中でもhirokoさんは鼻歌交じりにすいすいと下っていく。さすがだ・・・・
赤牟田の辻の手前の急登り,「胸突き八丁」は見た目よりも足場が滑りやすく息を切らしながら登る。汗びっしょりだ。そして赤牟田の辻で昼食。雪の中にシートをひいて,楽しい話のてんこ盛り。
赤牟田の辻から焼立山へ。この焼立山から牛斬に向かうには,左に大きく曲がる必要がある。しかし,ルートは左とまっすぐに分かれていて,ガスがかかっていると思わずまっすぐ行ってしまうそうだ。ここだけを間違わないように気をつけるとhirokoさんの説明に納得する。
牛斬山まではアップダウンを繰り返しながら,少しずつ近づいていく。途中陽が射し,美しい雪山の姿を楽しむことができた。
牛斬山からは香春岳がよく見え,一の岳を上からながめると迫力がある。筑豊の町を感じさせる山である。
管入の滝から牛斬山まで,hirokoさん,ゆっくり座ったのは昼食のときだけである。あとはとにかく歩き続ける。
「私はゆっくり歩きですから,休まなくてもいいんです。登りで立ち止まってますから。歩くのは楽しいですねえ」
と終始の笑顔で,その姿に改めてさすがと感じ入った。下りの速さには私は着いていけませんでした。(笑)
そして,牛斬山から採銅所駅まで杉林の道を下る。沢の音が心地よかった。
念願の福智山。hirokoさんの案内のおかげで美しい縦走路を楽しむことができた。
山を歩くことをこよなく愛する言葉の数々にも酔いしれた一日でもあった。
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管生の滝を出発。1月の雨を思い出しながら歩く。
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ゆるやかな道をのんびりと登る。皿倉への縦走路との分岐を経て,尺岳へ。
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雪の道を歩く。
hirokoさんの楽しい話がたくさん飛び出す。
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途中にあった案内図。
尺岳〜福智山:2時間00分
と書いてある。
ただし,
(参考時間:平均年齢58歳登り所要時間)
う〜ん。2時間は切らんといかんなあ。(笑)
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福智山はすぐそこだ。最後の急登の手前にて。
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たぬき水を見て,山小屋に到着。
立派な山小屋だ。山の会の方で作られたらしい。
雪景色が美しい。
さて,福智山を見上げて,山頂を目指す。
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念願の福智山山頂に到着。
雪が積もった山頂は美しい。
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山頂から,西側の眺め。360度のパノラマが福智山の魅力だ。
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これから向かう縦走路。胸つき八丁の道筋がきれいに見える。
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福智山を後にし,牛斬山を目指して出発する。
茅(かや)の雪道を進んでいく。
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「胸つき八丁」なかなかの急登だ。
だれが名付けたか名前にぴったりの場所。
今来た道がガスに巻かれ,すごく高い山に来たような雰囲気だ。
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赤牟田の辻で昼食をとり,雪道を牛斬山へ進む。
白い防火帯の向こうに牛斬山が見えてきた。
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牛斬山でしばし休憩し,下山する。
振り返る遠くに福智山。よく歩いたなあという実感がある。
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杉林の道を下り,採銅所駅へ。
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念願の福智山。
hirokoさんの案内のおかげで,楽しく歩くことができた。
お忙しい中なのにお付き合いいただき,ありがとうございました。
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