阿蘇 高岳(たかだけ) 中岳(なかだけ) 
 1人で登る  2004.11.22
場所 熊本県一の宮町
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標高 高岳1592m
中岳1506m
歩く標高差 .累積800m 歩行距離 約8Km
所要時間 大人
約4時間半
仙酔峡駐車場〜90分〜稜線〜10分〜高岳東峰〜20分〜高岳〜10分〜月見小屋分岐〜15分〜月見小屋〜15分〜月見小屋分岐〜10分〜中岳〜30分〜ロープウェイ火口東駅〜35分〜仙酔峡駐車場
駐車場 仙酔峡駐車場に停められます。WCあり。
データ  今日は年に数回の平日休みの日。
 
そう,私だけ休みなので,大手を振って山に行ける。去年はこの日由布岳に行った。今年は阿蘇高岳だ。
ずっと前から,一度行きたかったが,絶対天気のいい日と決めていたので,なかなかその日に巡りあわなかった。

 
平日の朝,7時。誰もいないかと思いきや,もう登っている人が3人。見上げる山陰が美しい。朝の気温は2度。まだ日陰で寒い。体を暖めるように歩き出す。今日は仙酔尾根を登って,高岳,中岳を経てぐるりと一周してくる。

 
仙酔尾根は,急登が続く。こんなに眺めがずっといい尾根歩きは気持ちいい。ちょっと歩いては振り向き,ちょっと歩いては振り向く。自分が登っていくのが,眺めでわかる。石がごろごろとしているが,地面にしっかりついた石で,みかけよりは歩きやすかった。ただ,ルートどりはペンキの印を当てにしながら進む。また,棒が立ててあるので目安になる。まちがっても違うルートに入らないようにしたい。

 
1時間半ほどで,稜線に出る。風が冷たい。あわてて上着を羽織る。

 
まずは東峰を目指す。東峰からは根子岳が眼前に見える。阿蘇外輪山の様子がとてもよくわかる。阿蘇で一番眺めがいい場所だ。しばし眺めに見とれて時間を過ごした。

 
その後,高岳山頂を経て,月見小屋まで行く。月見小屋のある窪地を歩くと,ほんとうに月の上を歩いているうようだ。石ごろごろの荒涼とした世界。なんともいい。

 
月見小屋を経て,中岳へ。中岳を過ぎて阿蘇火口壁を見ながら歩くのも圧巻だった。
 「本日は火山ガスが発生してます。十分気をつけてください」
 の放送がとても臨場感があった。

 
細い尾根道を経て,火口東駅から仙酔峡駐車場へ。この道は急坂の舗装路だった。

 見渡す限り,石と岩の荒涼とした世界。その眺めの素晴らしさ。阿蘇って,奥が深いなあと感動を新たにした今日だった。
 
 
仙酔峡駐車場から,石ごろごろの道を歩き始める。
 
 
ペンキと棒を目印に進む。横道にそれないように気をつける。
 
 
仙酔尾根の全貌
下の建物からずっと登っていく。
 
 
 
登っては振り返り,登っては振り返り,眺めを堪能しながら進める尾根道。
 
 
鷲が峰の迫力に圧倒されながら登っていく。
 
 
もくもくと1時間半登ると,稜線に出る。
 
 
 
草木のない静かな世界を,一人で゜静かに歩く。
 
 
東峰に到着。根子岳が眼前にある。鷲が峰は上から見ても大迫力。
 
 
 東峰からの眺めにしばし見とれた。
見上げたことしかなかった根子岳を見下ろしていることに感動。

 
 
大鍋の眺めの中に,ポツンと月見小屋。
 
 
高岳山頂
 
 
荒涼とした大鍋の中を歩いて,月見小屋を見学。
 中は6畳ほどの広さがあった。
 
そして,中岳山頂。
噴煙をあげる火口壁が見えてきた。

 
 
中岳から見た火口壁
聞こえてきた放送
「立ち入り禁止区域に登っている人,すぐに出てください!!」
何度も放送があっていた。

俺じゃないよなあと確認したいが誰もいず・・・・
 
 
下山は,ロープウェイ駅の横を通り,舗装路を下っていくことになる。
 
 
 さすがは阿蘇。
阿蘇は山だったことを思い知らされる高岳,中岳だった。

 
 
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