焚き火と身近な自然を楽しむ会
(その2:若い二人に感謝編)
田代原キャンプ場
2004年7月10日
参加者 ジョン君のパパさん,四代目さん,Y村さん,
マミちゃん,ジョン君,vision
  
  
住所 長崎県高来郡千々石町上峰名
  
  
今日は「焚き火と身近な自然を楽しむ会」の2回目。
Y村くんとマミちゃんの若い二人とおじさん達の集いです。

 
 今宵は田代原。長崎雲仙の桃源郷とも呼ばれる場所だ。

 7月というのに今日の田代原は肌寒いくらいである。
 焚き火のあたたかさも感じることになる。

 田代原に到着すると,みんな勢揃い,もう会は始まっていた。

 
 焚き火は実に奥が深い。
 長く燃やす,強く燃やす,熾(おき)を作る,炎を上げる,美しい形を作る・・・その目的によって組み方が違ってくる。

 今回もその焚き火の妙を演出してくれるのは,ベッカムの母さんの焚き火。まだお会いしたことはないが,会員一同ありがたい思いで,使わせていただいている。
 この大きな太い木が,いい香りと,いい音と,いい炎を演出してくれる。腕どうこうを言う前に,この蒔のよさが大事な要素となる。

 
 8時を過ぎ,田代原は闇に包まれた。焚き火とランタンの光の中,楽しい話が続く。
 
  
Y村さんは,パパさんと私の共通の知人。自信を持って言うが,よい男である。容姿,性格,おおらかさ,何ひとつ欠点がない。あえて欠点を言うなら,完璧すぎるところであろうか。(ちょっとほめすぎか?まあ知人なので(笑))
 マミちゃんはというと,これまたかわいいお嬢さんである。おじさん達に肉や野菜を焼いてくれ,配ってくれる。そして,今日の焚き火のお世話はマミちゃんがしてくれた。パパさんと何度もキャンプをしていることもあって,手慣れている。師匠がいいからと師匠本人が言っていたが,本人のセンスですよとは誰も思っていても言わない。おじさん達のくだらぬおやじギャグにもつき合ってくれる,
 この二人がいるだけで,なんだか幸せな気持ちになる。テレビドラマに出てくるような素敵な二人だ。
 

 

 パパさんの奥さんからの手料理と四代目さんのこだわりの品々がテーブルに並ぶ。四代目さんから出た愛野産のじゃがいもの焚き火焼き。これがとてもうまかった。ばくばく食べてしまう。素材を生かして,料理する。四代目さんのこだわりが舌をうならす。

 

 
 焚き火担当のマミちゃん。かいがいしく,蒔をくべる。
 その横で四代目さんがあたたかく見守っている・・・と思いきや・・・・


 
「この蒔はこう置いた方が好きだな。」
四代目さんが蒔を置く。
「僕はこういう感じが好きなんですよ。」
Y村さんが蒔を置く。

たかが焚き火と言えばそれまでだけど,それぞれにこだわりがある。年齢によっても違うようで,性格によっても違うようで,その会話がおもしろかった。

とおきり,ジョンパパ師匠の解説も入る。


 
焚き火を囲みながら,夜は更けていった。
焚き火を囲んでいると,自然な自分でいれる。
無理に話題を作らなくてもいい,話したい人は話す,じっと焚き火を見たい人は見る。本当に自由な時間である。人それぞれがそれぞれでいることが当たり前であることを教えてくれる。
いい夜だった。

 
素敵な夜を,おじさん達につき合って演出してくれたY村さん,マミちゃんに感謝。

そうそう,この会「マミちゃんと焚き火を囲む会」に名前変えましょうか?会員増えますよ。(笑)

えっ,Y村さんが許さない?
本人の了解もとれてない?

その件は次回の協議事項ということで・・・・
 

 「焚き火と身近な自然を楽しむ会」の第2回目。
 今回も泊まることができず,帰路に着く。
 「じゃあ,そろそろ,失礼を・・・」
 と立ち上がろうとすると,Y村さんが腕を掴む。
 「ええっ,帰るんですか?」
 その指のあたたかさと,気持ちがうれしかった。
 パパさんとジョン君と四代目さんは遠い駐車場までわざわざ見送りに来てくれた。
 そして,マミちゃんの目には涙が・・・(えっ,眠たくてあくびした後だったって・・・)

 素敵な夜をまたまたありがとうの気持ちの中,田代原を後にした。