沖縄の旅行記


                                           { 写真はすべて私が撮影したプライベート写真です }     河野  善福


     平成21年3月28日 JAI919便 13時15分発那覇行きにて羽田を発った。 沖縄空港には16時に着いた。沖縄空港 から那覇までは
     モノレールが走っており、これに乗れば15分くらいで那覇市内までは行けるようであった。しかし、翌日早くホテルを出るには レンタカー会
     社が9時まで動いていないようだったので、空港前からレンタカーを24時間契約で借りることにし、翌日夕方には残波岬のホテ ルで乗り
     捨てすることで予約をしておいた。  レンタカー会社までの送迎バスを待ったり、会社の手続きに手間取り、さらに空港から那 覇に向か
     う国道58号線が漫湖を渡る旭橋まで慢性的な渋滞路線らしく動かないので、那覇のホテルに入ったのは5時半頃だった。

      小憩の後、夕食をかねて国際通りに歩いていった。 6時を過ぎて東京では真っ暗の時間帯であるが、沖縄はまだ薄暮であっ た。
     国際通りは基地の兵隊さんを相手の街と聞いていたが、外出禁止令が出ていたのか観光の外国人が少し居て、春休みになっていた
     で家族連れの日本人が大半だった。 国際通りは1500mくらいの長い商店街で土産物売店が多く、店先には魔除けの陶器”シ ーサー”
     を並べている店と”ちんすこう”という菓子を売っている店が多かった。 果物はシークワーサー、アップルマンゴウなどが南国 的なもので、
     海ぶどう、もずく、紅いも、黒糖などが売られていた。 街のいたるところに”ソーキそば”の看板があり、やわらかい豚の角煮 が入った
     そばを食べさせてくれた。 小魚が上に乗った豆腐を食べた。

 
国際通り                                  沖縄平和祈念公園


       翌日、那覇から30分ほど走って沖縄本島の南端にある平和記念公園に行った。 よく整備された広大な公園で、海側の広場 には先の
     大戦でなくなった人々の墓碑銘が並んでいた。 黒御影石の墓碑には両面に村落ごとに氏名が刻まれ、多くの民間人が貴い命を落 とさ
     れたことが分かる。 軍人としてこの地に出征されたであろう県別の人の墓碑や、日本軍人として命を落とされたであろう韓国人 の氏名、
     さらに敵軍として戦った米軍兵の墓碑もある。 近くの平和祈念資料館には、戦争写真、遺品のほか映像も上映されていた。

 
戦死者の墓碑銘                               沖縄平和祈念資料館


     平和祈念公園のすぐ近くに”ひめゆりの塔”がある。 野戦病院の看護師として日本軍と行動を共にし、地下壕で集団自決をした 15歳から
     19歳の乙女の慰霊碑があり、近くに”ひめゆりの塔資料館”があった。 ここの資料館にも多くの写真や映像があった。

 
ひめゆりの塔  地下壕と慰霊碑


     那覇の町まで引き返して、首里城に行った。 ”守礼の門”は昭和33年に復元されたもので、貸衣装を着て写真に納まっている 女性がいた。
     守礼の門は、”日本三大がっかり地”と陰で呼ばれているそうである。 ちなみに他の二つは、”札幌の時計台”と”高知のはり まや橋”なの
     だそうな。  ”首里城”は20数年前に行った時には、石垣があるだけで建物がなかったが、平成に入って正殿の復元に着手 し、平成4年に
     首里城公園として一般に開園されたそうです。 2000年に『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が、日本で11番目の世界遺 産として登録
     され現在も復元作業が続いていました。

 
 守礼の門                                昔の首里城の衛兵の装束で番小屋に立つ人と


首里城の城内で沖縄舞踊保存会の人達の演舞があった。

 
首里城正殿外観  (正殿だけは木造建築です)              首里城正殿内部


     首里城から5分くらいのところに沖縄唯一の高速道路の乗り場がある(那覇IC)。 ここから北に高速道路は約100kmあ る。 終点の
     許田ICまで走って、降りたところからさらに約50km一般道を通って(名護市を通過)沖縄海洋博記念公園に行った。 エメ ラルドビーチ
     と名付けられた美しい海岸のあるところで、ここに”美ら海水族館”がある。 ここの大水槽は世界一の大きさといわれ、アクリ ルの厚み
     が60Cmある。 横が35m、高さ10mの水槽の中を8mのジンベイサメや大きいマンタがゆったりと泳いでいる。 餌のア ミを与えると
     ジンベイサメは大きい口をあけて海水と共に飲み込む。 一度に飲み込む量は150リットルくらいだそうで、側面にあるエラか ら海水だ
     け吐き出すのだそうである。 園内にはイルカやクジラのショウを見せてくれる居場所もある。 椰子の実ジュースを飲んだ。

 
水族館の玄関                         魚の数も多い


ジンベイサメやマンタが泳ぐ大水槽


        沖縄海洋博記念公園のある本部町を4時半に出て、一般道を約100Km、海岸伝いに南下すると残波岬がある。 ホテル に6時前に
        着いてフロントに乗り捨てレンタカーのキーを渡して部屋に入った。

 
椰子の実をその場で割って中のジュースを飲ませてくれる                      ホテルの庭園で            


        翌日の夜、恩納村の”ルネッサンスリゾート・オキナワ”の海中に浮かぶレストランで夕食を食べた。 最後の日は真っ直 ぐ空港には
        行かないで、沖縄市、うるま市、を通って平安座島に渡る海中道路に行き、その後空港に向かった。

 
海中レストラン                       海中道路


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