シンガポール 旅行記


                               { 写真はすべて私のカメラで撮影したプライベート写真です }  河野 善福


 
            2008.05.20 就航したばかりのシンガポール航空 A380 旅客機。 総二階席、世界最大で座席数471席


【スケジュール】
  期   間   平成20年6月11日(水)〜6月14日(土)
     6月11日 東京(成田)発  11:30     機中で昼食
           シンガポール着  17:35(日本時間18:35)チャンギ空港着
           夕食:海鮮中華料理(シーフードレストラン)。    トライショー:夕食後乗車(三輪自転車乗車)。
           屋台試食:ニュートン・フード・センター。    宿泊:ル・メリディアン・ホテル(LE・MERIDIEN・ SINGAPORE)。
     6月12日 朝食:ホテル内で朝定食。 シンガポールの市内観光: ファウンテン・オブ・ウェルス(富の噴水)。 マーラ イオン公園。 
           昼食:飲茶(満喜大酒楼)。  クルーズ:スーパースター・アクエリアス号 16:30乗船開始 20:00 出航  
           夕食後船内のショー見物やカジノで遊び船中泊。
     6月13日 朝食:船内の朝定食。  下船:11:15   昼食:インド料理(The Banana Leaf Apolo)。 
           セントーサ島。 マーライオン・タワー。   夕食:中華料理(Fulin Men Restourant)  
           シンガポール発  23:40(日本時間0:40)チャンギ空港発   
     6月14日 東京(成田)着   7;30

  
                     成田空港            シンガポール チャンギ空港 2008.01.07完成

【シンガポール旅行  基本情報】
   国     名  シンガポール共和国 (REPUBLIC OF SINGAPORE)
   プロフィール  赤道直下、1度だけ北に位置する。 国名は獅子が守る都という意味。
   歴     史  15世紀にはシンガプーラ(シンガーはライオン、プーラは村)と呼ばれていた。 1819年東インド会社が ジョホール
             国王から権利を買って商館を開いたが、1858年イギリス政府が直轄の植民地とした。 1942年旧日本軍が 占領し敗戦
             まで統治した。   1965年にマレーシアから都市国家として独立した。 
   人     口  435万人余 中国人76.7%、マレー人14%、インド人7.9%、ユレーション(アジアとヨーロッパの混血) など1.4%。
   国     土  日本の淡路島くらいの島国。 国土は680kuだったが、埋め立てが進み現在は704kuとなった。 
             埋め立て用の砂はマレーシアから輸入している。
   言     語  公用語は英語、マレー語(国語)、標準中国語(北京語)、タミル語。
             政府発行の公文書は英語であるが、普通は4つの言葉が併記されている。 国語も国歌もマレー語。
             学校では中国人は英語と標準中国語、マレー人は英語とマレー語、インド人はインド語とタミル語を習う。
   時     差  日本より一時間遅れている。
   通     貨  シンガポールドル  (SGD)  6月11日現在 1SGDは79.25円。 1万円は125SGD。
   チャンギ空港   沖合いの埋立地に、清水建設の建築によって2008年1月7日完成した空港。
   交     通  タクシーは安い。初乗り1kmがS$2.80(225円位)、以降200mごとに10セント加算位。深夜割増・祝 日・ERP料金は別。
             ERPシステムは日本のETCのようなもの、市内に入る車を制限するため始めたらしい。時間帯によって異な るが、
             シティ・エリアに入るとき普通車S$3.5、バスはS$5ドル払うとの事。主要道路には赤線を引いた路線バス 専用道路もある。
             MRTは券売機のタッチ・スクリーンで「Buy Standard Ticket 」を押すと、目的地を選ぶルートマップが出る ので、行き先を
             選び表示金額を入れれば切符が買える。下車後に券売機にチケットを挿入すれば、デポジットのS$1が払 い戻しされる。
   気     候  年間を通じて最高気温32℃〜最低気温23℃。 6月は25℃〜31℃ 
   水  資  源   高低差がなく、水資源にとぼしい国土のため、北の隣国マレーシアから原水を輸入してきたが、1998年に「水 の供給を止める」
           とか、最近は「水の価格を100倍にする」とかの要求がマレーシアからあり、2003年からはニューウォータ ー(日本の技術
           で下水を濾過して飲用のも再利用)も始まり、海水の真水化も行っている。 日本人は慣れてないのでミネラル ウォーターを
           飲むほうが良い。
   服     装  夏服 半袖
   国 際 電 話  9−001−81−(日本の市街局番の最初の0を除く番号)−(自宅番号)
   住宅  事情  国土が狭いので国が管理する、公団住宅がたくさんある。 ローンで買うが、99年後には国に帰す約束で販売 される。
           購入代金は返金されない。65uで1,200万円くらい。90〜120uで2,000〜3,500万円くらい。 国では給料の 20%を天引きし、
           会社が14%を負担して、強制貯金(中央積立金)を行っている。 この積立金は住宅ローンの支払いのほか に、病気で入院
           した時、手術料の30%を払ってくれる。(この国に健康保険の制度は無いので70%は自己負担)
   年金と税金   老齢年金は62歳から支給される。 消費税は7%。したがって免税店で買い物をしたときは、空港で申告手続 きをして
           消費税分の返金を受ける。
   車 の 購入   国内の車両制限のため、毎月車両購入権を入札によって与えている。 価格は車種によるが、1500ccの日本 車で500万円位、
           ベンツやビーエムだと1,500万円くらいになる。ほかに142%の輸入関税、道路税、消費税、登録料、保険料な ど払うと車両
           価格の4〜5倍になる。 ガソリンは1リットル160〜170円。   
   そ の 他  チューインガムの持込禁止。 たばこの持ち込みは課税のため申告を要す。



【旅行記】
  【6月11日】
    ※ 夕   食: 海鮮中華料理(シーフードレストラン) Fishermans Village( すべて自分たちのグループが食べ私が撮影した料 理です )

                                    イセエビと前菜の盛り合わせ
       

       フカヒレ入りのコーンスープ(玉子の白身)    豆腐とマッシュルーム(玉子の白身)         蒸し魚(スズキ)
  

           スペアリブ            カイランのオイスターソース炒め            酔っ払いエビ スープ
  

           アサリの油炒め               マテ貝                      エビのナッツ揚げ
  

           ムール貝の辛炒め                               パイナップル入りチャーハン
  

                 ホタルイカのカリカリ揚げ                      渡り蟹の辛揚げ
  




    ※ トライショー: 夕食後、三輪自転車1台に一人乗車。 夜の町を集団で移動し、市内を20分ほど観光する。 泥棒市 場、
                インド人街やオカマの町、を通る。                 オカマ街のインド人
  
                                                                          
    ※ 屋台試食: ニュートン・フード・センター。         ( すべて自分たちのグループが食べ私が撮影した料理です )
  
 
  
         ヤシの実のジュース                                            麺 類

  
               カキの辛い炒め物                 かき氷                 魚とにんにくの辛味噌


   ※ オーチャード・ロード  市内の中心街路、果物の栽培所(果樹園)の意味。 昔はナツメッグなどの畑だったところ。
          2.5Kmのメーンストリートには一流ブランドの店やデパートが立ち並んでいる。 高級ホテルも近くに多い。
  

    ※ 宿   泊: ル・メリディアン・ホテル(LE・MERIDIEN・SINGAPORE)。
   


  【6月12日】 
    ※ 朝   食: ホテル内で朝定食。
    ※ シンガポールの市内観光: マリーナとシティ・ホール周辺
      シティ・ホール 1929年建立の市庁舎、荘厳な建物で旧日本軍の降伏、独立宣言がなされた建物。
      ラッフルズ卿の像  東インド会社のトーマス・スタンフォード・ラッフルズ卿は、1819年ジョホール国王のスルタン から商館開設の
              権利を買い取り、この地に総統府をおいた。 彼の上陸地点であるマーライオンの立つ公園の一角には彼 の彫像が建て
              られ、この国の発展を見守っている。
      観覧車(シンガポール・フライヤー) 2008年3月マリーナ・エリアに完成。 高さ165m  観覧車は28個付い ている。
              英国のロンドンアイス(世界一だった)を抜いて現在の高さは世界一。
  

      マーライオン  以前は公園のすぐ前に有ったが、2002年にワン・フラトンに引越した。 シンガポールの象徴的存在で ある。
              フランス語の「海」Merとシンガポールの名前の元になったライオンを合体させた造語で、上半身がライ オン(力の象徴)
              下半身が魚(幸福と商売繁盛)の像である。 波の上に乗っており、国内にはこの本家のほかに4つあ る。
  




    ※ リバーサイド
        リバー・クルーズ  シンガポール川沿いのボート・キーからは、中国風のバムボートで両岸の景色を楽しみながら 30分ほどのリ
               バー・クルーズが出来る。 夜になるとリバーサイドのレストランなどで食事を楽しむネオンが美し い。
               川沿いには150年ほど前の倉庫街をリニューアルしたショップやレストランがあり、リバーサイド・レ ストランと共
               に夜も遅くまでにぎわっている。
  
          バムボート(遊覧船)              川辺のレストラン                川辺のレストラン夜景

    ※ ファウンテン・オブ・ウェルス(富の噴水) 風水に基づいて、サンテック・シティの発展を祈って創られた世界最大の 噴水。巨大な
             ドーナツ状のオブジェから水が流れ、夜にはレーザー光線のショーがある。 中心にある小噴水の回りを、 水に手を当て
             ながら左回りに3回廻って、願いごとをすれば願いが叶うといわれる。 周りのビルも風水に基づいて建て られている。

  
          ドーナツ状のオブジェ              回りながら手を噴水に                地下の噴水
        
    ※ チャイナタウン 
             中国人の居住区として指定された街であるが、当初は同じく移民であったインド系の人びとも住んでいたの で、町の中に
             ヒンズー教のスリ・マリアマン寺院が残っている。 中国のお寺、佛牙寺がある。
  
          佛牙寺 全景                    佛牙寺  正門前                お祭りの飾りつけ

  
          チャイナタウンの商店            佛牙寺の中庭                   チャイナタウン

    ※ スリ・マリアマン寺院  チャイナタウン(中華街)にあるシンガポール最古(1827年建立)のヒンズー教寺院。国の重 要文化財指定。
            ヒンズー教の神話を再現した塔門(ゴープラム)は約15mある。内部見学は靴を脱いで入る。3ドル払えば 内部撮影も可。
   

   

    ※ リトル・インディア 
            スリ・ビーラマカリアマン寺院 リトル・インディア駅のそば、セラングーン・ロード沿いにあるヒンズ ー教の寺院。
                    象の頭を持つ神ガネーシャや美の神パルパティなどが奉られている。
  

    ※ リトル・インディア・アーケード インドの雑貨屋、衣類・食料品・薬屋などインド人向けのみでなく、土産物も扱って いる。
  


    ※ アラブ・ストリート 
           イスラム教徒の居住区として開発されたところ。イスラム教は世界最大の宗教で戒律は厳しい。イスラム教徒に 生まれたら、
           宗教を自由に変えることは出来ない。 火葬も禁止されている。 一夫多妻制度が残っている。

         サルタン・モスク シンガポール最大のイスラム寺院(金色の丸いドーム屋根)の教会。 アラブの女性は顔以 外の全身を隠
              している。寺院へは入り口で靴を脱いで入る。 猿の顔はガネーシャといい、頭の良い神様である。
              近くにあるDHLバルーンは、気球に乗って360度見渡せる爽快な乗り物、近く廃業するとの事だった。
  
             サルタン・モスク 寺院                            学  校

    
    ※ 昼   食: 飲茶(満喜大酒楼)。               ( すべて自分たちのグループが食べ私が撮影した料理です )
     

  
  
  



    ※ クルーズ: スーパースター・アクエリアス号 16:30乗船開始 20:00出航 夕食後船内のショー見物やカジノ で遊び船中泊。
  
             船の外観                      客室の廊下                  船内の夕食
  
            船内でのショータイム              同 ショータイム             屋上のレストラン (プールあ り)


  【6月13日】
    ※ 朝   食: 船内の朝定食。  下船:11:15 
    ※ 昼食:インド料理(The Banana Leaf Apolo)。 マレー系の人は箸やフォークは使わない。 食事は右手指でつま んで、前側から
             親指で口の中に料理を運ぶ。 全般に辛い料理が多い、ジュースで口直しをしないと耐えられない。 左手 はゴミを持つな
             ど不浄な手、トイレも紙は使わないで左手で拭く。料理はテーブルの上に広げたバナナの葉の上に置く、お 皿は使わない。
             ホテルではフォークもスプーンも使う。
                                         ( すべて自分たちのグループが食べ私が撮影した料理で す )
  
       左、  カレー    右、豆カレー              魚とウイキョウのカレー            肉のカレーとライス

  
          ナンと頭付きエビカレー
    

    ※ セントーサ島(リゾートアイランド) 島に渡るには車で橋を渡って行くほかに、2007年開通のモノレールに乗って行 く方法もある。
             しかし、ケーブルカー(日本ではロープウエーという)に乗って50m以上の高さから眼下の雄大な景色を 楽しみながら
             行くのが良い。島内では無料のシャトルバスが利用できる。 金曜日の夜には島で特別のショーが見られる と聞いた。
  
          セントーサ島へ渡るロープウエー、中央左にお父さんマーライオン                セントーサ島内

      ※ マーライオン・タワー。 セントーサ島の中心に立つコンクリート製の高さ37mのマーライオンの像。 エレベー ターで頭上の
             展望台とマーライオンの口の部分に行ける。 展望がよくシンガポールの中心街やパンダン水道・シンガポ ール海峡を行
             き交う大型船が見える。 夜は一定の時間に光を放つ。
      ※ リゾート・ワールド  テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」やカジノを建設中で、海洋水族館や6つのホテル が2010年には
             完成の予定である。
  
        お父さんマーライオンの頭上から見るシンガポール海峡     お父さんマーライオン   ユニバーサル・スタジオ建設中   中央はモノレ ール

    ※ アンダー・ウォーター・ワールド。 巨大魚が泳ぐ水槽の中のトンネルを、海中を散歩するような想定で楽しめる水族 館。
               ほかにも熱帯の魚が泳ぐ水槽がたくさんある。  
    ※ ドルフイン・ラグーン 珍らしいピンクのイルカのショーが見られる。海に入ってイルカと触れ合うことも出来る。
    
                セントーサ島内                             島内の昆虫博物館


    ※ 夕   食: 中華料理(Fulin Men Restourant) 広東料理で食べやすい。 
                                        ( すべて自分たちのグループが食べ私が撮影した料理です  )
  
                                エ ビ                       スズキ
   
                                        ホタテとヒモ
  
           ショウロンポー                 マーボ豆腐                        肉と野菜
  
          野菜とにんにく                ビーフンの焼きそば                    チャーハン
   
                                街の中でドリアンの試食
 
    ※ シンガポール市内寸景
   
                市内を囲むERP(日本のETCと同じ)                            ヒンズー教の寺院

   
                 シティ・ホール地区                      マレーシアに続いている鉄道         

     ※ 街角で出会った人びと
    


  
             郵便局で出金機の前に並ぶ人びと                    スーパースター・アクエリアス号の船室
 
    ※ シンガポール発  23:40(日本時間0:40)チャンギ空港発 
 
                        2008年1月7日完成したチャンギ空港