旅行記、市場、民族舞踊
{ 写真はすべて私のカメラで撮影したプライベート写真です } 河野 善福
食品マーケット(バザール)の乾燥果実と香辛料
平成14年9月3日、午前中は休憩し、午後からタシュケント市内のロシア料理の店で食事をし、近くのバザール(市場)
に視察に行った。 日常雑貨、野菜、果物、肉類、衣類、乾燥果実、ジャム、蜂蜜など日常生活に必要なものはすべて手に
入る市民の台所。 そのほかにすごい種類の香辛料があった。いくつかをサンプル購入した後、タシケントデパート(通称
ツム)に行った。 ツムにはロシア製品を始め近隣諸国の製品が多く、布地、ジュウタン、台所用品、オモチャ、土産品、
などが売られている。
通称ブロードウエー通りと呼ばれるところには似顔絵書きやアクセサリー、文房具、食べ物、土産屋が通りの両側に並び
フアーストフードもあると聞いたが行かなかった。 5時頃宿舎に帰った。
ロシア料理店で 黄色いにんじん料理
( すべて自分たちのグループが食べ私が撮影した料理です )
6時からゴルフ場の李 聖熈社長が我々のほかに韓国人15人程を招待して、ゴルフ場のレストランでディナーと民族舞踊
団の踊りを見せて下さった。 きれいな民族衣装を着ていて、動きでストーリーを理解できるものも中にはあった。 最後の
夜に楽しい踊りを見せて頂き感激しました。
民族舞踊団の踊り
食後すぐに空港に急ぎ搭乗手続きを行った。 Symの国外持ち出しは禁止されているし、ドルへの再チエンジも出来ない。
入国時に書いた申告書控を提出し、お金が増えていないことをチエックされた。 出国手続きを終えて待合室に居る時、近く
の売店にみやげ物を買いに入って、金額がドル表示になっていたので「Symだといくらになるの?」と店員さんに聞いたら、
「Symを持っているのか?」と恐い顔で聞き返された。
飛行機は20分遅れて22時50分に出発、韓国仁川空港まで6時間20分の予定。 仁川に朝8時50分に着いた(時差4時間)。
永信商社(唐辛子工場の責任者)金 溶氏(kim yong)の出迎えを受けて宿舎のロッテホテルに向かった。
仁川空港は世界のハブ空港を目指す韓国が、サッカーワールドカップのために急ぎ作った空港で、広くてきれいで想像以
上に大きい空港だった。 海岸の埋め立て地に作られ、まわりの海は広大な干潟であるが、なぜか海鳥の姿は一羽も無く、
かえって無気味だった。 高速道路が片側4車線でソウル市内まで続き、大きい川の長い橋を渡るとソウルの市街。 高速
道路は3人以上乗れば無料の所もあるそうで空港からは380円位だと言った。
ソウルに入る手前の川の両サイドに5〜6車線の道路があるが大変な渋滞だった。車は国産のHYUNDAI車がほとんどだっ
た。 韓国は車が右側通行、したがってハンドルは右。酒酔い運転は厳しく免許取り消しだそうな。ソウルの人口は1200万
人だそうで、小さい坂の多い街だった。
9時40分ロッテホテル着。 ロッテホテルは120階ビルの建築計画を発表したが、政府が許可していないそうだ。現在市
内の最高は63階ビル。今回はホテル地下の商店街を見ただけで外出はしなかった。
日本の唐辛子の年間需要は6,000トンであるが、韓国の唐辛子需要は年間21万トンで、35、000〜40、000トンを中国から輸
入している。 韓国では土地がなく連作するので農地がやせ作柄が良くない、韓国では1キン(600g)が2500〜2700円であっ
たが昨年は4000円を越えた。 唐辛子は年1回収穫であるが野菜は年数回収穫できるので唐辛子作りを辞めていく農家が
多くなった。 スイカ、黒マメ、などを作るのだそうだ。中国産の唐辛子は農薬を使うが、韓国産のものは無農薬なのでピザ
用に買われると言っていた。
唐辛子は韓国人は辛いものを求めるが、日本からは辛くないものを要求してくると言っていた。辛いものは中国産のものを
混ぜているので間に合っているらしい。 韓国の主力取り扱いのボートという品種は、中国産だと水分20%、カプサイシンは
0,20位になり、天鷹の0,35と益都の0,10の中間商品となっている。 最近は韓国国内向け品はウズベキスタン産品がほとん
どとなっているとのこと。なお中国産品も殆どが韓国から種をだして作らせているものなのだと言っていた。
今回の視察にはすべての行程にわたり、崔氏に大変お世話になりましたが、氏の古い友人の株式会社協和スパイスの
牧渕一夫氏と、通訳をして下さった小山田精吉氏。商談者の黒岩食品株式会社黒岩恭一氏などのお陰で同行視察が出来
ました。
韓国仁川空港
韓国ロッテホテル
韓国で食べた料理、刺身
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