今年読んだ本(2008)
最近、映画とか行きつらいので楽しみの大きな部分になってます。
日本のお金持ち妻研究 /森 剛志 (著), 小林 淑恵
(著)/東洋経済新報社
NEW
魔獣の鋼鉄黙示録 ヘビーメタル全史/イアン・クライスト
/著 中島由華/訳
/早川書房
NEW
新ゴーマニズム宣言SPECIAL台湾論/小林よしのり
/小学館文庫
NEW
片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術/
池田暁子/文芸春秋
NEW
電車の運転―運転士が語る鉄道のしくみ/宇田 賢吉 (著)
/ (中公新書 1948) (新書)
NEW
女女格差/橘木俊詔/著/東洋経済新報社
NEW
現代アートビジネス/小山登美夫/著/アスキー新書NEW
私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかた
ち/藤本由香里/著/朝日文庫
NEW
モンテ・クリスト伯/アレクサンドル・デュマ/岩波書店
ポスト消費社会のゆくえ/辻井喬/著 上野千鶴子/著/文
春新書
蟹工船・党生活者 改版/小林多喜二/著/新潮文庫
なぜ,子どもたちは遊園地に行かなくなったのか?/
白土健/編著 青井なつき/編著/創成社新書 21
新しい科学の教科書 現代人のための中学理科 第1分野
分野別編集版
化学・物理編
検定外中学校理科教科書をつくる会/執筆/文一総合出版
予告された殺人の記録/
G. ガルシア=マルケス (著)/新潮文庫
エレンディラ
G.ガルシア=マルケス/著 鼓直/訳 木村栄一/訳/
ちくま文庫
暴走する「世間」 世間のオキテを解析する
/佐藤直樹/著/木星叢書 出版社名 バジリコ
滝山コミューン1974滝山コミューン1974/
原武史著/講談社
いーじゃん!J−POP だから僕は日本にやって来た/
マーティ・フリードマン/日経BP社
夢の宇宙誌/澁澤 龍彦〔新装版〕/河出文庫
バブルの肖像/都築 響一/アスペクト
ナイフ投げ師/スティーヴン・ミルハウザー (著), 柴田 元
幸 (翻訳)/ 白水社
「婚活」時代 /山田 昌弘 (著), 白河 桃子 (著)/
ディスカヴァー。トゥエンティワン
愛はなぜ終わるのか 結婚・不倫・離婚の自然史
/ヘレン・E. フィッシャー (著), Helen E. Fisher (著), 吉田 利子 (著) /
草思社
女はみんなミーハーです。/島村 麻里/著/河出書房新社
侠客行/金庸/著 岡崎由美/監修 土屋文子/訳/徳間文庫
恐くないシングルの老後 /吉廣 紀代子/著/(朝日新書51)
(朝日新書 51) (新書)
一人の男が飛行機から飛び降りる/バリー・ユアグロー/
〔著〕 柴田元幸/訳/新潮文庫
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平均収入9000万円クラスの家庭の妻についての統計と分析。思ったより地味で
堅実という印象だ。以前は旧家同士の結婚が多かったようだが、最近の傾向と
しては夫婦でキャリアのお金持ちも増えてきているとのこと。
また、美貌の若い女性の玉の輿はあまりなく、上位学歴者同士が結婚する確率も
高いらしい。
男と違って女はまだまだ配偶者で決まることも多いが、その中でも傾向はあるこ
とを示している。
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スイスのメタル・ジャーナリストによるメタルの創設から(彼によると始まりは
Black Sabbath)今に至るまでのメタルの歴史書いている。
傾向としては
・メタリカ好き。
・LAメタル嫌い。Wingerも嫌い。
である。また、一章を割いているノルウェー・ブラックメタル界だけは当方は謎
で、これはそんなに大きなムーブメントだったのであろうか。
最近のところにはLinkin Parkなどが載っていて、これをメタルというべきかは
はたまた議論の分かれるところであろう。まあ、楽しく読めました。で久々に
いろいろ聞きたくなってしまいました。(^^;;
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以前、一度読んだのだが、文庫化&自身の台湾理解度理解のために再読。
ここ数年、主に文化的興味からだが、台湾に興味があり、かなり理解も進んだので
今回はかなり納得して読めた。本書は台湾を通して昔の日本人を見たものだと
思うし、台湾人の中には日本に対して決していい感情を持っていない人も
大勢いるとは思うが、今現在のあの国と日本の現在を顧みるにはいいかもしれない。
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マンガで描かれているのでわかりやすいし、その思想もシンプル。見習って
我が家もいつか綺麗にしたい...。
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元JRの機関士が淡々と電車の運転について記しているのだが、今までありそうで
なかった本だと思う。内容は本当にしっかりとしていて、いわゆるマニア向けで
はなく、専門書というか教科書のようだ。少しでも電車に興味のある人であれば
大変興味深く読めると思う。
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格差社会を女性という観点で切り取ったのが本書であるが、今一詰めの甘い
ところはある。ただし、「定期的・補助的な仕事でも長時間働き続けたい」
や「大卒のM字カーブ」などところどころ興味深い分析もあり、今後の研究を
期待したい。
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年が近いせいか、著者の昔の文化活動が一緒。
自分は最近はギャラリーどころか美術館にも行っていないが....。
現代美術の変化やしくみなどがわかって興味のある人にはいいかも。
本書とは直接は関係ないが、日本の美術教育は描く方ばかりで見るということが
かなりおろそかではないかと思う...。(社会の時間に○○文化として習う程度)
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筆者と年齢も近いせいか、言いたいことはわかるし、読んできたものも似ている
のでわかりやすかった。少女マンガと少年マンガが大きく違うと気がついたのは
後になってからなのだが、日本の少女マンガはかなりある意味進んでいると思
う。あのような内容を読み続けていながら、というかこれが普通だから日本人の
女の子は今のようになってしまったのか?
最後に私も結構マンガ読んでいるなと確信させられた。(^^;;
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7冊もあり長いが元が新聞小説のせいか。しかし、構成と乗りの良さは抜群で
ぐいぐい読めてしまった。ハムラビ法典好きの私としては
「いけいけモンテ・クリスト伯爵!!」(^^;;だが、最後はやはり平和な終わり方か。
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80年代セゾン文化に結果的にどっぷり浸かってしまった自分としては外せない本。
何故セゾンがどんどん勢いがなくなっていったのか検証できる。今や、百貨店に
あの頃のような役割は出来ないがだとしたら今は何が牽引しているのだろうか?
ネットなのか、ともかく集中はしていないと思う....
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格差社会の今、若者に共鳴を持って受け入れられているのがプロレタリア文学の
古典の本書だと言う。
...ということで読んでみましたが、もっと暗い最後を予想していたが最後が
予想よりは明るくてやや意外。
この本が今人気なのはやはりこのような未来を期待しているということなのか。
それとも単に「使い捨て」部分のみの共感なのか。
アカの部分はどうなんだろうか。
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モノレールがあっという間に廃線になったことでも有名な横浜ドリームランドや
菊人形に行きたかった多摩川園やフラミンゴダンスで有名な行川アイランドなど
の歴史をまとめた一冊。確かにレジャーは遊園地ではなくなり、ディズニー・ラ
ンドの誕生もあり、どんどん衰えていく過程はわかるが、何故当方のあたりには
結構残っているんでしょうね?(^^;;
私自身はディズニーランドは嫌いなので
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届いてみた「モロ教科書」で多少萎えたが、読み始めてみるととてもわかり
やすく書かれており読み物としてもなかなか面白い。
理科を忘れてしまった人、復習したい人、科学の面白さを知りたい人に
お薦めだ。
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「アナザー・カントリー」で元祖腐女子をとりこにした
かの美少年ルパート・エヴェレット主演で映画化もされた中篇。
実際に起こった事件を題材にしているらしい。(冷血ばりの取材を
行なったらしい)
今なら考えられないことが原因の殺人で本当にタイトル通りの展開
なのだが、不思議な雰囲気に浸れて心地よい。映画化したくなった
気もわかる気がする。
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百年の孤独で著名な著者の短編集。百年の孤独と同じくラテン・アメリカの
不思議な香りで包まれた雰囲気がなんともいえない。
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ヨーロッパは個人主義だとよく聴くがその理由がキリスト教だとはなるほど。
「世間」というものと今起きている現象との関係はよくわかるが解決策が
今一弱いかな。
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場所と時代がもろ関係ありなんで楽しく読めました。
最近、日教組なんて言葉も聞かなくなったなあ。
ここまでの経験はないが、近い雰囲気はあったかもしれませんね。
「昔はよかった」と言う前に一度振り返るのもいいかも。
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今や、NHKや民放に出ている元Megadethのギタリストの自伝&日経エンタに連載中の
J-POP評をまとめた本。Megadeth時代から「演歌ギタリスト」として知られていましたが
彼がこんな風になるとは誰が予想したでしょうか?
自伝ではおぼっちゃまぶりも垣間見えます。
J-POP評では「ラジオ体操変拍子」とか「ハッパルベルのカノンのコードが多い」
とかいろいろ楽しい突っ込みもあります。
アジアものも聞いているようなので是非、アジアものの評価も聞きたい。
日本との違いはわかっているみたいなので。
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人形ということで興味を持って読んだ。
某マンガで有名となった「錬金術」「ホモンクルス」「賢者の石」などの用語
満載の澁澤先生の評論。人形、天使、世界の終わりと分かりやすい様々な例で書かれており
今の時代でも興味は尽きない。
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バブル期の建物ルポ。熊本のオートポリスはとっても印象的。
http://www.autopolis.jp/
ばかげているけどなんか懐かしい、そんな感じ。
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相変わらずのミルハウザー節だが、大変心地いい。質の高いいいものに触れた。
当然、柴田訳も素晴らしい。自動人形や興行師などいつもの不思議な面々の
細やかな感情に触れられて気持ちよい。大事に読みたい一冊。久々に長編も
読みたい。
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結婚と就職を比較しているところは面白いし、「どうやったら結婚できるのか」
ということを具体的に書いているところはいいと思う。
ただ、「何故、結婚したいと思ってしまうのか」という観点がいまいち抜けてい
るのでそのあたり補足してくれると尚いいのかなと思う。
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なかなか衝撃的なタイトルと「人間は4年で離婚する!?」という衝撃的な
オビに魅かれて購入。著者は人類学者の女性で、思っていたよりかなり学問的に
愛について語ってくれていて、予想より面白いし考えさせられる。
もう少し早くこの本と出合っていたら、もっと自然に、楽になっていたかもと
思う。生物学的な観点から見た恋愛はユニークであり、納得も出来、読後も
不思議と爽やかである。
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私より若干年上の彼女のミーハー遍歴がつづられた本。同じものに夢中には
ならなかったが、時代はカブっているのでだいたいの感じはわかる。
ウィーン少年合唱団、GS、オズモンズ、ジャニーズ、大相撲、中華明星と
非常にわかりやすい。私自身もミーハーなので自分と思わず比較してしまうが、
似てはいるもののかなり傾向が違うし、ミーハーも人それぞれなのねと思う。
でも、世の中にはまったくミーハーでない人もいるし(当たり前!)
そういう人から見ればミーハー内の差異なんてどうでもいいのだろうが。
彼女は別の著作「ロマンチック・ウィルス」でヨン様現象を解析して
(彼女自身ははまっていない)いるが、概してこの手のことは元気な方向に
行くのであれば、女性が生きていくための息抜きの一つのように思われる。
こんなことしなくたって、生きていける人の方がよっぽど生き方上手
なんだろうけど、こういう方法もあるということでよろしいのではないでしょうか?
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霹靂布袋劇の元ということでとりあえず読んでみた初の中国武侠小説。
中国で大人気の大衆小説で、日本の時代小説と近いがもっと娯楽性が強い。
確かにこれを読むと「武林」「江湖」「中原」といったなじみ深い用語が
出てくるし、話の展開も納得。但し、人形劇と違って字なのでいまいち
名前が覚えられなくて苦しんだ。面白いことは面白いと思う。
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ここに出ている人はいい意味で特殊な人が多い。所謂一昔前のスーパー
ウーマンだ。だから、一般人には通用しない部分も多いが、共通している部分も
あるし、一部は参考にもなる。散骨希望が多いのは印象的。(お墓にこだわらない)
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柴田訳ということで購入。アメリカのショートショートだが、全てシュールな夢
の世界。意味がありそうでなさそうで。その世界観にちょこっと浸ることが気持
ちいい。