HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息」

2006/05/31

映画

The Bourne Supremacy (2004)
まあ,よろし.もちろんどうでもいいことなんだが,最近は気になって調べてしまう.75億円くらいのかけて作って,結構ヒットしたみたいだなあ.アメリカ国内Grossで176億かあ.

The Time Of My Life

W. V. Quine, 1985, The Time of My Life: An Autobiography, A Bradford Book, The MIT Press.
クワインは1908年1月25日にオハイオ州のアクロンという都市で生まれたそうだ.「クワイン」というのは,マン島 Isle of Man とかいうアイルランド辺りにある所の名前で,おじいちゃんの代にアメリカにやってきたらしい.母親は学校の先生で,父親は機械工かなんかだっけかかな(長かったからもう忘れちった).父親はあとから起業したりして,まあまあ裕福だったのかな,でもそんなに金持ちというわけではなさそうだ.大学にしゅっと入れるくらいの裕福さ,という感じ.

小さいときから,とにかく,地理が大好きらしく,近所の地図を作って売って,小遣いを稼ぐような子供だったようだ.そのせいか,もうこの自伝はひたすら旅行の記述で埋め尽くされている.なんでも100カ国以上をまわりまくっているそうだ.ちょっと僕が思いつくような地上の土地は,どこでも行っているんじゃないだろうか.宇宙旅行があったらいったかな.そしてその地理欲求は強迫観念に近いものがある.例えば,オーストラリアと東京で講演があると,ポリネシアとかニュージーランドとか立ち寄った後,オーストラリアを出来るだけ巡って講義をし,東京で講義をしてあちこち旅行し,韓国とアラスカによってボストンへ帰る,といった具合だ.僕のような旅の嫌いな出不精な人間には考えられない.大学のときとか週末のたんびにヒッチハイクであちこち出かけていたようで,一体いつ勉強していたのか,と不思議に思う.いや,実際そんなにしていないんだろう.今では文献がアホみたいに増えて,なんだか昔とは違うんだなあ.

大半が旅の(事実的な)記述,建物や風土や風俗や食べ物や,に終始するので,正直結構読むのがたいへんだった.ずるをして数ページ飛ばすこともあった(全部で10ページも飛ばしていないだろうが).哲学ゴシップのような話は,やはり非常に面白いのだが,そういうのに出会うまではまあ大変,最後のチャプターにたどり着く喜びはあるが.例えば若きダメットがフレーゲの遺稿を見れるようとりもったり,なんだかラカンに会ったり.最後のチャプターだけ例外的に,彼曰く,'soul-searching' を嫌いだが結局ちょっとだけ書いているらしく,仕事のやり方や自分の性格について述べている.なかなかおもしろい.その内容は読む人の楽しみということで,まあ書かないでおこう.

2006/05/28

途中でやめた本


半分は読んだんだが,あんまり面白くない(まじめに読まなさ過ぎなのかもしれないが)のでやめた.いや,いろいろ知らない話も少なくはないんだが,なんか書き方があんまり好きでないのかなあ.読みにくい.翻訳が読みにくいのかなあ.ウィットに富んでますよーってアピッてるような英語をそのまま訳したらこんな文体になるのかも.なんか別の統計本を借りよう.

2006/05/25

ビザ

さんざん間に合うか否か,と心配されたが,超早い.火曜日に総領事に行って申請し,今日木曜日に届いた(普通郵便で!).9/11はどこへいった.日米関係はそんなに良好なのだろうか.次は,飛行機だ.しかし僕の旅券は青いので,ビザより早く切れてしまうなあ.どうしたらいいのだろうか.あああと早く免許の更新へ行くこと.

映画

さぼらずに.つけること.
Sideways, 2004
よし.あのフリーウェイを上っていく感覚は結構たまらなくいい.Mayaから電話がかかってきてまた上っていくラストとか終わり方素敵だな.おとなしい小説読んでる感じ.文學界とか群像とか読んでりゃこういう小説が月に一つはあるんじゃないかな.

ハウルの動く城, 2004
わろからず.結構さわやかなおとぎ話.主人公のソフィーが最初どんな子で,どういうふうに変化したのか,っていう所がもっとあっても良かったかな?特に最初どれくらい引っ込み思案か,ていうのが少ないような.成長にメリハリが出ない.

Good Night, and Good Luck, 2005
よし.George Clooneyかっちぶー.台詞超多い.まじめだなあ.ストレートにメッセージをばしばしいく,とか,ありそうでないのかも.テーマがはっきりしてて,音楽とかちょいとおされで,映像は超かっこいい,という.なんとも素敵な作品.予算七億.Sidewaysは16億もかかっているとは意外だな.

Kingdom of Heaven, 2004
わろからず.西洋人が100億とかかけて大河作ったら,まあ,こうなるかなあ,とという感じ.攻城戦とかすごい.ゲーム三国志のようだ.しかしなんでアレクサンダーはこう出来なかったのか.

2006/05/20

映画

The Aviator (2004)
面白いなあ.映画ってやっぱ面白いなあ,と思った.話は面白いわ,ごーかごーかで見ていて楽しいわ,わくわくする.3時間もあったのか,長ったらしいとは感じなかった.

2006/05/18

アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書


アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書
ジェームズ・M・バーダマン,村田薫編,2005年,ジャパンブックス.
What Your First Grader Needs to Know とかとかいう名前の小学生教科書(これがどんなものか僕は全く分からないが)から歴史部分を抜き出してまとめたものらしい.左ページには英文,右ページには邦訳,という形式だ.なんかアメリカ史の新書でも読もうかなと近所図書館をうろちょろしているうちに見つけた.
読みやすくて(小学生向けだし!),内容は簡単と言っても高校世界史アメリカの部分くらいのものはあるし,1500円くらいのようだし,いい本だと思う.大学受験のときに読みたかった.というか多分今の受験生は読んでいるんじゃないだろうか.
し かしさすがに原爆の記述は気になった.大規模予算で,「はだしのゲン」かなんかの実写版を作らないといけないと思うんだがどうだろう.何かを残さないと. アメリカでは今 'United 93' とかいうハリウッド9/11映画が上映されているようだ(聞く所によるとひどくつまらない映画のようだが).そういえば,「プライベートライアン」だって あるなあ,今ならすごいのが撮れると思うんだが.

「無限」に魅入られた天才数学者達


『「無限」に見入られた天才数学者達』
アミール・D・アクゼル,青木薫訳,2002年早川書房.
何 となく,近所図書館で借りて,何となく読んだ.ポップサイエンスの本で,カントールを中心に集合論の小話なんかを,カバラとかとからめながら.結構適当な 内容の本だと思うが,僕は数学よく知らないので,また,トリビアルでなくなるほど詳しくは作者が数学を説明していないので,まあそれなりに読めた.大体 どっかで聞いたことがあるような逸話を寄せ集めたような感じ.僕のように不明ならともかく,博識な人はつまらんだろう.サイモン・シンのフェルマー定理の 本のような,凄く面白い本ではない.ところで,カントールはかなりきてる手紙をラッセルに送って,ラッセルの自伝にそれが収録されているらしい.そして ラッセルは「この手紙を読めば,彼が人生の少なからぬ時間を精神病院で過ごしたと聞いても,誰も驚きはしないだろう」と評したらしい.ちょっと見てみた い.ラッセルの自伝はちょこちょこと図書館で気まぐれに拾い読みした記憶がある.あとラッセルの声ってネットで聞けるが,甲高くてやな感じ.

2006/05/09

映画

Alexander, Oliver Stone, 2004.
これはやべえ.素直にすごくつまらない.全く何がしたいのか分からない映画だなあ.興行成績も絶対悪いに違いないと思ったら,収支ぎりとんとんくらいなのかな.なるほどさすがラズベリー賞は沢山受賞したのか.

なんでアレキサンダー?誰が共感できるんだろうか.負傷してる人が沢山いてそれを深く嘆くアレキサンダーみたいなシーンの次には特に理由もなくひたすら移動して大領殺戮現地人かわいそうで,「遠くへ行きたい.グローリーだ」みたいなことを泣き叫ばれてもなんかもうどうしたらいいか.

せめてわくわくして面白い映画にすればいいのに前々エンターテインしてくれない.どうせ服装とか考証はぐちゃぐちゃに違いないのに,なんでこんなに面白くない映画をわざわざ作るのか.戦闘シーンもなんでペルシャ王が潰走したのか分からない.作戦成功だ,やったね!みたいなすっきり感も無く.せっかくの象も指輪物語でもう飽きてた.象 vs.馬とかどうしようかと思ったし.
これはエンターテインメントではない映画なのか?やおい映画なのか?いやそんなわけはない.それか御法度みたいな感じ?いや違う.まじめにブロークバックマウンテンというわけでもない.不思議だ.あんじょりーなじょりーの変な英語も意味不明.なんであんな喋り方?