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// Windowsの機能の一部である、マルチディスプレイ機能を使った表示機兼用の設定を説明します。
ノートパソコンの多くに、D-sub15ピンのVGA出力端子があります。
これは、パソコンの画面の出力端子で、プレゼンテーションなどにも使われますが、マルチディスプレイ機能を用いることにより、IPtalkによる情報保障の表示機を入力機と併用し、簡素化する事が出来ます。
この設定方法について、説明します。
T 機器の確認
まず、お持ちのノートパソコンが対応可能がを確認して見ましょう。
1.外部出力端子にD-sub15が装備されている。
写真例
左から
USB TEL LAN D-sub15
2.マルチモニタ機能があるか確認する。
[コントロールパネル]から、[画面のプロパティ]を開き、[設定]タグをクリック。
下のように、[1][2]の画面が表示されているか確認します。
この[2]が表示されないノートパソコンではこの機能は使えません。
U 準備
ノートパソコンにプロジォクターを接続して、両方とも電源をONにして於いてください。
出力先がないと、設定されませんので、必ず接続してからはじめて下さい。
V 具体的な設定方法
1.出力設定の確認
ノートパソコンの画面と出力の画面の設定がどの様になっているかの確認か必要です。
ほとんどの設定は、次のようになっています。
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ノートパソコンの画面 |
外部出力の画面 |
使用例 |
パターン1 |
表示 |
非表示 |
A:ノートパソコン単体で使用 |
パターン2 |
非表示 |
表示 |
B:外部モニターでパソコンを使用 |
パターン3 |
表示 |
表示 |
C:プレゼンで使用 |
なにも、設定をしていない場合は、「パターン1」と成っていますが、通常パソコン要約筆記の表示機としての設定は「パターン3」となっています。
マルチディスプレイ機能を使うためには、「パターン1」に設定して於かなければ成りませんので、切り替えを行います。切り替え方法については、機器によって異なります。
例としては、Fnキー+F8などのキーを一度押すごとに、パターン1,2,3,1,2,・・・と切り替わります。
2.セカンダリディスプレイの設定
[コントロールパネル]から、[画面のプロパティ]を開き、[設定]タグをクリックします。
・defaultでは、[1]がノートパソコンのディスプレイに成っていますので、[2]をクリックします。
[2]の仮想位置は、はじめ右に成っていますが、ドラッグすることで、上、下、左など任意の
位置に置くことが出来ます。
・画面の解像度、はじめは、[1]とおなじサイズにしておきましょう。
・仮面の色は、プライマリとおなじ発色数にしておくといいでしょう。
(但し、グラフィックの負担を下げるために発色を抑えてもよいでしょう)
・[2]は、セカンダリディスプレイとして利用するので、
「□このデバイスをプライマリモニタとして使用する」のチェックははずします。
・「□Windowsデスクトップをこのモニタ上で移動できるようにする」にチェックをいれます。
これで、プロジェクターがセカンダリディスプレイとして、使用できるようになりました。
注意:この設定での使用が終わりましたら、
「□Windowsデスクトップをこのモニタ上で移動できるようにする」のチェックは、はずしましょう。
W 補足
セカンダリディスプレイの使い道としては、
・入力機と表示機の兼用
・スクロール速度の改善
・解像度の低いプロジェクターとの接続
・パワーポイントの開発者ツールの活用
・パソコン教室等の不要部分を排除した説明画面
などに、使用できます。
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