■講師紹介
栗田茂明氏は、1998年に神奈川県で行われた第34回全国身体障害者スポーツ大会において、聴覚障害者のための文字情報保障の一環として実施される、パソコン要約筆記ボランティアのために独自のソフウェアを開発。簡単に導入が出来ることなどから、利用者が広まり、さらに、本人がシグオペとなるメーリングリストで、全国の利用者との交流と機能の充実などを経て、現在そのシェアは、パソコン要約筆記者の中では知らない者はいないというほどである。
下受賞例を示す。
また、これらの仲間の支援や現場の意見などから、パソコン要約筆記者事業を進めている。
2005年2月 8日 |
ヘレン・ケラー賞(障害者教育研究・実践補助賞) |
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聴覚障害者の情報保障の方法としてパソコン入力による要約筆記表示のためのソフト開発は次の点において成果を挙げており、今後一層の期待が持てる。
1. いろいろの場面に応じて行数、文字数などを変更できること。(6行×14文字、3行×20文字等)
2. 既に利用した方々から好評を得ていること(札幌学院大学における講義支援、仙台育英高校の卒業式における支援等)
3. 複数のオペレ−ターによる連続方式が試みられていて、役割分担による負担の軽減がおこなわれていること(文字入力担当と修正担当者)
4. 入力した文字より見やすくしたり、リアルタイムで表示したりするなどの工夫が期待できること(文字フォントや色の使用における工夫) |
2002年5月17日 |
日本ITU協会賞ユニバーサルアクセシビリティー賞 |
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聴覚障害者への情報保障の方法の一つにパソコン要約筆記と言われる文字による通訳があり、これをパソコンで行うためのソフトアイピートーク(Iptalk)を開発した。これはLANで接続された複数台のパソコンを用いて、話し手の声を即時要約しながら連携入力するものである。同ソフトを無償で公開しメーリングリストで絶え間無い改善を重ねている。多くのパソコン要約筆記者が利用し、聴覚障害者の情報アクセスビリティの改善に大きく寄与した。 |
■チラシ
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