【第26回関東地区クリスマスの集い】


■概要

イベント名 第26回関東地区クリスマスの集い
依頼主体 東洋ローア・キリスト伝道教会
団体・組織名 東洋ローア・キリスト伝道教会
実施年月日 2005月12月10日
開催時間 14:00-16:30
会場場所 目黒区区民センター大ホール
(動員人数) 約400名
表示方法 舞台上手壁面にプロジェクターにて表示
表示内容 おしらせ 挨拶(RT) 歌詞 静止画
持ち込み機材 ノートパソコン、プロジェクター。
考察  今回は、会場が都内ということもあり、出来るだけ機材の搬入を少なくという方向で行った。幸い、舞台前にスペースがかなりあったので、舞台を見ながらの情報保障となり、大変やりやすかった。
 東洋ローア・キリスト伝道教会さまの情報保障も回数を重ねるごとに専門用語にも対応出来るようになり、誤字についての指摘も無くなり、良くなったとのお礼も頂いた。

■会場の様子

 会場は、目黒という事もあり、電車移動の為、荷物の持ち込むこみを極力減らした。スクリーンにつていは、快事用の下手にスペースがあり、壁も白色ということで、直接壁に投影となった。

 表示内容については、
 ・開始前の案内(禁煙、飲食等のPPT)
 ・あいさつ(リアルタイム入力)
 ・福引き当選番号(現地速攻のPPT)
 ・歌の歌詞(PPT)
 ・講演に必要な写真

 事前作成としては、案内、歌詞のPPTの作成。当日は、急遽福引きの当選番号の入力や、講演に使う資料の画像をデジカメで撮影し、PPT表示するようにした。



壁に直接表示
 毎年恒例の「手話劇」は、今回、主催者側が、台詞をPPTで作成し、演技を見ながらの切り替えを聴こえないスタッフが行っていた。
 写真を取ったり、PPTを切り替えたりと大変苦労していた。特に、台詞は、音声で確認しているのではなく、手話を見ながらの切り替えだったので、ズレも少々発生していた。

 聖書からの引用については、出来るだけ使用する部分を前ロール、またはメモ帳に貼り付けて準備。
 今回は、時間も短かった為、入力者3名、背景・ディレクター1名の計4名で対応した。今後、効率を考え、チーム編成もTPOに合わせることも、必要と思われた。


舞台下にスペースがあった。


■反省点

 事前に現場の下見を行い、打合せを行ったが、急遽、レイアウトを変えたり、と変更もあった。
 しかし、現場での気転で対応することは、常であり、その様な対応を身につけることも大切。
 専門用語の事前辞書学習は必須。
 文字の大きさは、読める大きさに設定したが、画面が少々小さかった為、文字数が少なくなってしまった。
 会場が、1時であったため、セッティング後の時間が空いてしまった。

■課題

 主催者から、「歌の歌詞に色づけが出来ないか」との要望があった。
 今後は、カラオケ機能の活用や、切り替えの方法などの検討も必要になる。
 また、この様な専門的な場こそ、文字による通訳が必要であると感じた。福祉に関する講演会や学習会の情報保障での学習は、個々が努力して学習したり、また現場で学習する事か゛多いが、専門的な言葉や専門的な常識などは、なかなか学ぶ場がない。これら、専門性に対応した情報保障をどの様に進めたらよいかが、今後の課題。