【「草の乱」(映画字幕)】


■概要

イベント名 「草の乱」(映画字幕)
依頼主体 埼玉映画文化協会
団体・組織名 埼玉映画文化協会
実施年月日 2005月1月22日
開催時間 15:40〜 18:30〜 の二回上映分
会場場所 上尾市文化センター
(動員人数) 第1回 約300名  第2回 約270名
表示方法 プロジェクターによるスクリーン表示
表示内容 IPtalkによる縦2行表示
持ち込み機材 プロジェクター 
キャプショナー キャプショナー2名、セッティング2名
考察 字幕を作成する人は、繰り返し映画をみるのでつらい。。。 

■会場の様子

 内容  秩父事件を元にした映画。
      埼玉各地で上映されている映画だが、上尾市の聴覚障害者
      協会が、上映会について「字幕がないと内容が解らない」という
      事で埼玉映画文化協会より字幕協力の依頼があった。

 備考   ・プロジェクターは1台。
        画面左にせりふを縦書き2行で表示。
       ・映像に光の漏れが重ならないよう、表示機は画面右に文字
        をセットし、スクリーンの左に中心を持っていくようにセット。
       ・事前のVTRなし。試写会を開いて頂き、ビデオカメラに納
        める。
       ・文字排出はタイムコードなし。
        IPtalkにて、2行表示。文字は、15文字で改行される様に
        整形静止画表示で表示。
       ・入力(前ロール流し)は一人で対応。トラブルなどの緊急時
        の為にもうひとり待機。
       ・表示機設定において、IPtalkが終了するという現象が、予備
        機も含め、発生。原因不明だが、セット後必要以上にF1キー
        を押さない事で対応。

 反省点 ・映像のサイズに合わせてスクリーンの枠を調整。当初、映像
        だけだったが、お願いして、広げて頂いた。
       ・台詞は、要約なしの原文表示。
        健聴者からは、台詞の意味や聞き落としなどが解り、「大変
        良かった」と好評だった。
        反面、聴覚障害者からは、方言や、専門的な言葉が多く、
        理解しにくいという意見があった。
       ・準備期間が少なく、テキスト化に時間を費やした。
       ・風の音、半鐘のなる音、音楽など、聴覚障害者特有の情報
        保障を考慮した。
       ・文字の消すタイミング゛難しい。読み終わるまで出したいが、
        画面が展開すると消さざるを得ない。
       ・映画字幕は出すタイミングだけでなく、消すタイミングも考慮
        する必要がある。 

      

    設定図

               設定の状況  
情報保障の様子

< 左に2行で表示 >


情報保障の様子

<一人は、トラブル時の待機>


情報保障の様子

<舞台裏は孤独です。>