神楽獅子講
神楽獅子とは悪魔・悪霊を祓い、災いを除こうと願った人々の心が獅子頭を刻み、神楽に添えて舞う形であって、これを獅子神楽とも云われております。
獅子・竜・猪・鬼など、火事・洪水・暴風雨・旱ばつ・飢・厄病などの苛酷な現実の前におののいた人々が、これを祓い鎮める力を持ち、神々にものとして想像した動物であって、獅子と云う言葉からいろいろな空想を広げ、さまざまな形にきざまれ、各地それぞれに特徴のある獅子舞が古くより親しまれております。
月洲神社神楽獅子は、大阪市浪速区日本橋西、広田神社に青年の獅子として、従来の獅子舞に新しい一面を取り入れ、創られたと伝えられている。(現在は行われていない)
昭和36年(1961)更に構成面を一新、月洲神社神楽獅子として受け継ぎ、主として小・中学生を対象として子等の心身の鍛錬とレクリエーションを兼ねて毎年8月2日(宵宮、平成22年より8月第1日曜日))夏祭りに氏地内を巡行し、盛大に行っております。
当初、大獅子15頭・中獅子15頭・女子手振獅子30頭・鈴20、其の他手踊り等約100名を以って、揃いのユカタ・カルサンハカマに女子は一文字笠にタスキ。男子はハチマキ姿で、笛・太鼓・三味線・鐘に合わせて楽しく踊り過ごすのでありました。
現在、小子化等の影響もあり、現役の小・中学生に加え、高校生・大学生・社会人になったOBの貴重な協力により、細々と伝統を継承しております。
尚、獅子舞には一人立ち・二人立ち、稀に胴部に数名入り百足の如くなる例もありますが、当神社は、二人立ち舞で、一頭の獅子に前足・後足と二人入って舞う形であります。
楽 | 内 容 |
行 進 | 移動 |
さとかぐら | 獅子のおはらい(祓) お化粧(日の丸扇子使用、オハグロ・ホホベニ, クシアゲ・アワセカガミ) |
ゆ だ て | 野がけ |
かまくら | 獅子すいみん(睡眠) (此の前トンボ返り2回) |
ひょっとこ お か め |
獅子と「ひょっとこ」及び 「ひょっとこ」と「おかめ」のかけ合い |
かんだまる | ボンテン踊り |
や た い | 乱舞(あばれ獅子) |
平成21年 猿田彦
鉄砲町 小 泉 博 則 氏
写真をクリック ▽