権現山(単独行)

 9月11月と権現山に行った、11月の権現山では納得の行くような、地図読みができなかった。そして、1月の14,15と予定があいていた。スキーに行くにはちょっとお金がないし、どうやら各地で雪崩が起きているらしい。もう一度、行ってみるか権現山。

2006年1月15日
天気:晴れのち曇り(一時小雨)

7:14 新宿駅発→9:04 新松田駅着
            9:35 新松田駅発→10:25 浅瀬入り口(バス停)

標高560m地点 標高661m 左は明るい雑木林、右は暗い杉林

GPSに電源を入れて、さあ出発。地図読みの練習に来たのだが、早く山頂に着きたくてしょうがない(天気予報が晴れのち曇りというのも理由にある)。落ち着いて地図を読まなければ。まず、右に661mから出ている平らな尾根が見えるはず、OK。右を見れば尾根ぐらい見えるとも思うが、何はともあれ一安心。
10:50 標高560m地点
 第一のチェックポイント、標高560m地点を無事確認、通過。それにしても林内が明るい。560mより下にあった杉林は9月と変わらず、真っ暗だったが、植林の杉林でない、雑木林はこの時期木の葉が落ち、本当に明るい景色を作ってくれる。
11:10 標高661m地点
 無事確認、通過。シカの糞があちこちにある。9月、11月と同様、ミツマタが咲いている。が、今度は花だけなんです。枝に葉が無く、花だけがついている。9月、11月に見たときは、たいして良いとは思わなかったが、なるほど、雪みたいだ。

前回間違えたニセ756m 向こうに進めば権現山山頂 夏では見れない丹沢湖

 今回来た、目的のひとつは、「前回間違えた756mを間違えず、判断する」です。さすが、3度目の正直、今回はニセ756mであることをきちんと確認。それにしても、思い込みというのは恐ろしい。前回左側に尾根が見えたと書いたが、今回疑いの目で見たら、そんなもの見えなかった。「現実をきちんと判断する」言葉にするとやさしいが…
11:35 標高756m
 左側に尾根、右側に権現山へのルートが見えて、こんどこそ間違えずに、標高756m。これを間違えたら、今回何をしに来たということになるので、とりあえず一安心。

標高756m 9月とずいぶん変わった 権現山山頂

 この頃から雲の量が多くなる。早く山頂に着きたい。あせって、どうも納得のいくような地図読みはできなかった。山を降りてから、再度「山岳地形と読図」平塚晶人著を読むと、地図読みで重要なのは、「先を読むこと」とある。そうか、次はどんな風景が現れるか、考えながら登るのだ。次回の課題、「先を読む」。地図読みの練習ということをして思うが、こうでもしないとあまり地形というものを意識しない。微妙な尾根や谷、起伏、まだまだ楽しめることはあるよ。
12:20 権現山山頂着
 ちょっと昼ごはんを食べたところで、雨が降ってくる。しかたない、出発。
12:30 権現山発

 ちょっと行った所で雨はやむ。そして、だいぶ下山したところにミツマタは、再び咲いていた。どうやら、雑木林よりは植林の杉林にあることが多い。杉林の中でも、完全に真っ暗な杉林でなく、少し明るめの杉林にあるようだ。ミツマタは「きれい」というよりは「幻想的」とでもいうべきか? なんか不思議な花です。

不思議な花「ミツマタ」

 今回、ミツマタがこんなにきれいだというのに、山中には一人の人にも会いませんでした。前回、前々回、は会ったんですけど…。ひょっとして、ミツマタのシーズンはもう少し後なのだろうか?


今回のトラックログ(登り:赤、下り:黄)

14:04 細川橋バス停着
14:15 細川橋バス停発→15:10 新松田駅着
                 15:15 新松田駅発→16:30 新宿駅着

戻る