小川谷(東京都山岳連盟 主催)
9月2−3日
 参加者:講師さん4名+受講生12名

9月2日
 天気:晴
 14:01 新宿駅発→15:24 新松田駅着
              15:50 新松田駅発→16:35 玄倉着
 16:45 本日のテント場(ウッディハウス玄倉だと思います)着

何はともあれ、テント設営 講師さんから、小さな石にインクノットで張り綱を引っ掛け、その上に大きな石を置くとよいと教わる

 テント設営後、次回の沢登りである、釜ノ沢で使うという、ツエルト(簡易小型テント)の設営方法の講習が始まります。まず、スキーのストックに、ツエルトのひっかける所(?)をかけます(下の写真ツエルトの設営(1))。それから、テントの設営と同様インクノットを使ってツエルトの張り綱を地面に固定します(ツエルトの設営(2))。

ツエルトの設営(1) ツエルトの設営(2)
ツエルトの設営(3) ツエルトの設営(4)

 そして、張り綱の上にツエルトの布部分をのせれば、これで「小さくても我が家」のできあがり(ツエルトの設営(3))。さらに、別売りのポールをツエルトの中に張ることで、広い空間が得られます(ツエルトの設営(4))。その後、スキーのストックがない場合、ザイルを使ってツエルトを張る方法などを教わりました。
 次、夕食です。今回は、議論の結果、各自別々の夕食でなく、全員で一つの鍋です。買出し、食材の検討、食材の運送、などしていただいた有志の方々、どうもありがとうございます。こういうのも、山の楽しさだと思います。

水場、野菜を切る所 お湯を沸かし、煮込む所


9月3日
 天気:晴ときどき曇り
 6:25 テント場発(講師さんの車)
 6:50 車を下りる・沢の仕度

沢の仕度

 7:10 出発
 最初は、沢を登るのではなく、沢を下降です。下の遡行図にもありますが、4つの堰堤を越えたと記憶しています。堰堤にはそれぞれ、梯子がついていまして、大きく巻いたりせずに通過できました。
 7:40 二俣、小川谷へ合流(標高510m地点)
 8:00 一番最初の滝

一番最初の滝 一番最初の滝(振り返る)

 一番最初の滝は、右側から登ったほうが楽ですが、右と左の二手に分かれたほうが時間が短縮できるので、自分は左に行きました。左も登れないことはないです。

6mの滝(巨岩) 下の遡行図では6mナメと書いてしまったがナメではないですね

 6mの滝(巨岩)は、右側を行きました。自分らよりも後に来たパーティーは左側を行きました。ここは、荷物が小さいほうが通過するのに簡単だと思います、ちょっと自分の荷物大きかったので、腕で強引に登りました。

たぶん8mの滝 I講師、丸太の上を行く

 次に、8mの滝、この滝では、上の写真が示すように、滝間際と滝から左へ離れた所、2箇所を登らせてくれました。自分は滝間際を登るほうが面白そうだったので、そちらへ行きました。そうですね、滝間際ルートは最後の上がるところがちょっと難しかったと記憶しています。その次の2mの滝には丸太がかかっていて、(スーツ姿の)I講師は、見事渡りきっていました。講習生の中でも何人かの人は渡っていました。

あと一歩(2mの小滝の次の大岩) 印象派的?風景(大岩をすぎた所)

 つづく大岩は右側の方が難しく、左側からの方が簡単です。自分、右側を1回やって上手くいかず、2度目で通過しました。

渓谷 ワナバ沢手前の大岩

 その次の(もう一つの)大岩は、左側に残置スリングがあり楽に通過できます、右側はだいぶ難しいようです。難しい課題に挑戦するのも良いことですが、そればっかりやっていると時間がかかって仕方がないので、今回は楽なほうを手早く。

今回の山行の一枚・スーツ姿でビレイするI講師

 I講師のスーツ写真は何枚かあったのですが、これが一番だと思います。
 10:20 ワナバ沢

たぶん4mの滝 懸垂下降で下りているところ

 4mの滝は右側をごぼう(ザイルをつかんで登る)で登りました。その後は別に懸垂を使わなくても下りられる(行けるルートあり)のですが、懸垂下降はたまにしなければ、いざというときに危険です。そして懸垂で下りたあとのへつりが案外難しく、苦労しました。
 11:30 つるつるの大岩

つるつるの大岩 6mの滝

 基本的に、自分前回2年前の記憶があまりなく、唯一はっきりしているのが、この「つるつるの大岩」でした。また、会えたということでなつかしく、前回「ごぼう」で大岩の上を登っておもしろかった記憶があったので、今回もまた、ごぼうで登りました。ですが登ってみると、「あれ?」やたら簡単です。特に何事もなく登ってしまいました。大岩の右側では、他の人が滝を非常に面白そうに登っています。以前は、自分にとって面白かった課題が簡単になってしまった。大岩の右側を登っていたほうが、良かったかもしれません。
 次の6mの滝は変にあせったりしなければホールドはきちんとあります、滝の右側を登りました。

2段20mの滝 2段20mの滝(下部)

 2段20mの滝は両方(下部、上部)とも、ブルージックで登りました。下の方よりも上の方が難しかったです。

深い釜のある4mの滝(左側) 深い釜のある4mの滝(右側)

 この滝(深い釜)はあまり記憶に残っていません。確か、簡単だったと思います。
 14:20 デッチ沢の方に入る(本日の沢登り終了)
 もう少し上まで行くのがオーソドックスな小川谷のようですが、最近はここで終了とする人が多いようです。すぐ上に堰堤があるのですが、そこを巻く道もだいぶ踏まれているようでした。

今回の沢登りの遡行図(赤の線は、指示のための線です)

 3回目にして、ようやくましな遡行図ができた感じです。淵の記述が抜けていたり、ナメでない滝をナメと書いたり、まだまだな所もあるが以前にあったわけがわからない部分というのが、今回ないので。ようやく、未熟だが人に見せられる遡行図ができたかな、と。
 14:45 登山道・沢装備を外す
 15:00 沢装備を外して、出発
 この道は崩壊しているところが多いです、沢登りが終わったからといって気を抜かないようにしましょう。
 15:35 車道(登山道終了)
 15:50 朝、車を止めていた場所に戻る

今回の山行のトラックログ(赤:登り、黄:下り) 左の広域図

 16:20 テント場に戻る・テント撤収
 次回の、釜の沢の打ち合わせなどをしました。
 17:00 解散
 17:32 玄倉発→18:35 新松田駅着

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