男体山(2484.5m)(2005年10月21ー22日)単独行

 自分の働いている会社の親会社である早稲田大学が、21日が開校記念日で休日→平日で休みなら百名山を狙おう(休日に行くと混んでしょうがない)→金銭的にいける場所で、21日晴れていそうな場所→男体山です。

10月21日
天気:曇り時々晴れ

6:05 北千住発→6:40 東武動物公園着
            7:00 東武動物公園発→8:24 東部日光駅着
                            8:33 東武日光(バス停)発
 平日というのに、東武日光駅で降りる人の多さに、驚く。しかし、その大半は、別のルートだったので、一安心。平日の男体山は紅葉シーズンでも、すいていました。
9:17 中善寺温泉着

これから登る男体山 二荒神社(男体山が御神体山)

 バス停を降りたら、これから登る男体山がどーんと見える。うれしくて、写真を撮る。それから、近くのトイレ近くに2匹のサルがいました(飼われているのでなく、野生の)。写真に撮りましたが、逆光でダメです。こんな人里に野生のサルがいるのか。

男体山登山口 男体山登山口(右写真より近づく)

9:55 「男体山」の登山口 入山料500円
 知らなかったが、男体山では入山料を取るのだ。でも、変に登れなくなるよりは、これくらいの入山料なら、かまいません。

これから登ります 一合目

 三合目から四合目の間が、車道を通り、傾斜が比較的緩やかですが、基本的に平らなところはなく、延々と登りが続きます。こういう、歴史のある道はすごい急登というのはないですが、なんと言ったらいいのでしょう。8月に登った北岳などは、厳しいのはわかってましたから、気合が入っていて、「そのわりには簡単じゃん」というかんじでした。今回はその逆、ちょっと甘く見ていたかもしれません。甘く見ると痛い目にあいます。

中禅寺湖 四合目の石鳥居

 二合目辺りで、「いつもとは違う。疲れるのが早い」ことに気がつく。ペースダウンしましたが、こういうこともある。昨日の天気予報だと晴れマークで、確かに雨は降っていないのだが、雲が多い。晴れていれば見える日光白根山や他の山々が見えない。それでも、この時間帯は、たまに陽がさして、良い写真が撮れました。「今年も紅葉を体験できた」と言えます。

11:00 五合目
 この辺りから急に涼しくなり、ガスが出てくる。

11:40 七合目
 だいぶバテている、あれだな、学生の頃は、一晩眠れなくてもなんともなかったのに、最近は睡眠不足が影響してしまう。七〜八合目、頂上付近にあるというガレ場は、岩、沢をちょっとでもやった人なら、難なくいけるでしょう。この男体山は、この二荒山神社のルートで来た場合、九合目を過ぎるまでピークは見えません、そして九合目を過ぎた後、2度ほどニセピークがあります。
12:35 九合目


        山頂まであと少し

12:55 男体山山頂

 ピーク写真(やれやれ)何かオヤジくさい写真です

頂上にある、奥宮 山頂から何とか見えた中禅寺湖

 何とか頂上に着いたものの、頂上は寒かったです。手袋をはめてないとやってられませんでした。冬が来た、冬が来た。頂上からはたまにガスが晴れて、ちょっと中禅寺湖や太郎山が姿を現してくれるものの、基本的にダメです。
13:20 出発
 少し下ったところで足がつりそうになる、寒くなくなったところで休憩。テント装備で来たし、急ぐ必要はない。そういえば、自分以外の人はみな、日帰り装備だ。確かにこの山は日帰り装備でもいいかもしれない。

太郎山

 下りのルートの紅葉は、基本的にほとんどないです。理由として自分が思いつくのは、登りが南斜面で、下りが北斜面であるということ。そもそも、南斜面と北斜面は生える植物自体が違うそうだし、下りの方はもう落葉していました。南斜面のほうが陽があたるため、暖かいというのが理由だと記憶してます。
15:30 志津小屋
 せっかくテント装備持ってきたし、今日はここで泊まろう。管理人のいない無人小屋です。広くてきれいですけど、小屋の中は15:30でもう暗いです。

志津小屋 水場(要煮沸)

無人小屋に一人で泊まるのは初めてでしたが、寒くて仕方がなかったことを除けば、特にたいしたことはなかったです。確かに小屋の中に布団はありますが、とても使う気にはならなかったし、そこまで寒くなかったということです。

10月22日
天気:曇り時々雨
6:20 出発

日光白根山 携帯トイレ(青緑の)
縦24cm×横13cm×深さ14cm

 今回初めて携帯トイレ(大人.大便OK)を使ってみました(志津小屋にはトイレはない)。買ったのはかなり前なのですが、持って行っても使う機会がなかったり、そもそも持っていくにはかさばったりでなかなか使えませんでした。今回使ってみた感想としましては、初めて使用するときは余裕をもってしましょう。「がまんできない」という状況になって初めて、携帯トイレの袋を開けると、なにやらセロテープで貼られていました、あせって散乱してはいけないので、心を沈めてセロテープをはがす。便器、蓄便袋、サービス袋、ファスナー袋、吸水ポリマー、密封シールなどが出てくる。「なんだこりゃあ」と思いつつも、冷静に説明書を読む。なるほど、このように組み立てるのか。便器のダンボールを広げて、上にビニールの袋をかぶせて、これでよし。ふう……。
 気がついたら、トイレットペーパーを出すのを忘れていました。説明書がややこしいせいだ。あわてて、トイレットペーパーを取りに行く。これにて一件落着。
その後は
使用後、ポリマーを袋から出し便に振りかける→蓄便袋を結びサービス袋に入れる→ファスナー袋に入れる(説明書より)です。それにしても、蓄便袋の入ったファスナー袋を、ザックに入れるのは気が重い。これも、地球環境のためか?
ちなみに、一袋420円です。

8:42 赤沼(バス停)発
 行きと違って今度は、JRで帰ります。JR日光駅は東武日光駅に比べて寂れているというか、落ち着きがあるというか。
9:50 JR日光駅着
10:04 JR日光駅発→10:47 宇都宮駅着
              11:18 宇都宮駅発→12:56 赤羽駅着→13:20 新宿駅着


今回のトラックログ(1日目:赤、2日目:緑(2日目はほとんど林道歩きのため、データを取らず→手書き))

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