B-Session第2戦

(T-Wall江戸川橋)(コンペ見学)(2月5日)

 室内壁のDVDである、「HOW TO フリークライミング インドア編」で、コンペのことが紹介されていました。それを視てから、いつか機会があれば、クライミングのコンペというものを見てみたいと思っていた。今回は、コンペの中でも、ロープを使わない、ボルダリングでしたが、それでも、見に行って良かったです。
 なお、写真に蛍が舞っているようなものがありますが、それは滑り止めに使う粉のチョークが室内にも飛び、それにフラッシュの光が当たったものでしょう。
場所:T-Wall 江戸川橋店(東西線神楽坂駅から徒歩9分、有楽町線江戸川橋駅から徒歩4分)
見学料:タダ

 自分が事前に知っていた情報では、10:00くらいから始まるのではないかということで、9:50に江戸川橋店に着いたら、もうコンペは始まっていた。実際には、8:15から予選受付が、9:30からコンペは始まっていたとのこと。始まる前の緊張感を味わえなかったことは残念だが、とりあえずはしょうがない。
 自分はまだ、未熟で、クライミングのことはまだまだわからないことも多いのですが、わかる範囲で書きます。まず、普段室内壁に行くと、左下写真1のように、壁にホールドが所狭しとくっついているのですが、それは、初心者から経験者までがいろいろなルートを、限られた敷地で長い時間楽しめることができるためにそうなっています。しかし、コンペは右下写真2のようにホールドのほとんがはずされ、ルート専門のホールドのみで行われていました。理由はおそらく、必要ないからだと(理由になっていないか?)思います。

写真1 写真2

 コンペ参加者の年齢層は、基本的に若いです。普段、室内壁に行くと50代くらいの人が半分を占めているのですが、今回は、ミドルクラスで4-5人見かけたくらいです。ちなみに参加者は老若男女全てで78名です。エキスパートの部と、女子の部と、ミドルクラスの3つの部門に分かれていたと記憶しています。あ、そうそう、外国人(写真4)の人もいましたし、一人、小学生?(写真3)の子もいました。
 ミドルクラス男女25人、エキスパート男子50人、エキスパート女子20人(計算が合わない)

写真3 写真4

 放送があって、名前が呼ばれて選手が出てくるのかなと思っていたところ、予選は係りの人に自分の番号を言い、それから壁にtryするといった状態でした。時間内に達成できれば、何回tryしてもいいようです。予選は、こういっては何ですが、競技会というピリッとした感じがなかったです。5つくらいの課題(例:写真3、写真4、写真5)があって、それを時間内にこなす。係りの人は名簿で、競技者の誰が今tryしているかを審査するだけでなく、写真6のように、ホールドの清掃(チョークがホールドにつきすぎるので)もしてくれます。
 じっとしがみつくようなことはなく、ほとんどの人が、即断即決です。観客の「ガンバ、ガンバ」の声が室内に飛び交ってます。別の所で競技者の、競技が上手くいかず「あー」という声、「くそー」という声。

写真5 写真6

さてさて、予選が終わり(14:10)、これから準決勝です。ホールドはそのままなのですが、ホールドを登る順番が変わるため、ホールドの周りについている目印のテープを新しくつけます(写真7,8)。

写真7 写真8

 ここから、俄然雰囲気が変わり、張りつめた空気です。場内放送ではないですが、一人一人、「次の人どうぞ(と記憶)」といわれ、競技者が出てきて、完登すると拍手が起きます。課題も、予選の時には、空いている時間に観察できましたが、準決勝ではたとえ制限時間より早く完登できたとしても、次の課題を見てはいけず、後ろ向きになって自分の番が来るのを待ちます(写真9の、赤の服を着ている人が待っている人、といってもこの写真ではわかりずらい)。予選の時には課題の順番は競技者が決めることができたのですが、準決勝では順番が決まっています。

写真9 茂垣啓太

男子エキスパート準決勝は14:30に始まり、15:40に終わりました。もっと見ていきたかったのですが、翌日のテレマーク講習があるので、もったいないですが、ここで帰ります。



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