(1523.5m)日本百名山
2007年4月28−30日(山に登ったのは29日)
単独行
最初は、伊吹山と荒島岳の計画であった。しかし、両方行くとなると伊吹山に登り終わってから荒島岳の最寄キャンプ場である勝原キャンプ場に行くには、電車の本数が少ないため、時間的に厳しかった。タクシーを使おうか、とも考えたが、「伊吹山は今急いで登る山ではない」と思い、荒島岳のみにしました。荒島岳から、昨年登った白山がよく見えるというのもあり、荒島岳は今回登っておきたかった。それに、荒島岳は今年、雪が少なかったから、例年より楽に登れるのである。それにしても、来年は今年よりも雪が降りますように。こんなことのないように天に祈る。
4月28日
天気:曇り
6:52 新宿駅発→7:07 東京駅着
7:23 東京駅発→10:18 名古屋駅着
ゴールデンウィークでも、新幹線の「こだま号」はすいていた。「のぞみ号」に駅に着くごとに追い抜かれるが、各駅停車のこだまはすいている。
10:23 名古屋駅発→10:52 米原駅着
10:59 米原駅発→12:05 福井駅
せっかく福井に来たので「ますずし」を、おいしけど「ます」がのっかっているだけ、単純。駅弁だから食べられる。ますずしは福井でなく富山だっけ? |
|
12:48 福井発・ワンマン 福井は無人駅の方が有人駅よりも多いかもしれない。車社会である。 |
|
13:30 美山駅着 平成16年7月 福井豪雨の影響により、美山〜越前東郷駅間は代行バスが運転しています。 今年の6月30日に全線開通するそうです。 |
|
14:10 勝原(かどはら)駅着 駅の周囲には桃の花が咲いており、桃源郷のようでした。 |
|
わずかに顔を出している荒島岳 上にわずかに荒島岳が顔を出しています。この時は、暗く雲がかかり、恐ろしい山に見えました。 地元の人の話によると、この日、あられが降ったとのことです。 |
|
勝原園地(勝原キャンプ場) 勝原駅同様、桃の花がとてもきれいでした。ここ勝原キャンプ場は、無料でテントが張れます。しかし、飲み水も駅までくみにいかなければありませんし、トイレもないです。管理人はいないようです。 |
|
発見 福井駅で売っていました。ポテト味です。味はカロリーメイトにしてはまあまあだと思います。ちなみに一番嫌いなのはチョコレート味。 |
4月29日
天気:晴
5:05 キャンプ場発→5:20 勝原駅着
6:04 勝原駅発→6:10 下唯野駅着 「乗って残そう越美北線」 |
|
あの山頂に立てるようがんばります。 下唯野駅からのルートは、メジャーでない様で道標もありません。 6:40 中出 |
|
イカリソウ | |
7:05 水郷(みずごう) 道を間違えました。中出から水郷に来ると、道はY字に分かれていて、道標には左が荒島岳と書いてあります、そして右側の方が大きな道です。「エアリア(右参照・昭文社 山と高原地図 白山 荒島岳2006年度版をスキャニング)を見ると一本道でしかないから、右側でも行けるのだろう、左側は枝道だろう」と思い、右側を行きました。しばらく進むと道が下り始めました。「この一本道下りなんかないはずなのに」おかしい、と思いよくよく地図を見直すと、右側に林道がありますが「みずごう」の字と「標高400m」の矢印で見えずらくなっていました。40分ほど時間をロスしました。百名山だから、案内表示が整っていると思ってはいけません。左側を進むべきだったんです、早く気が着いて、来た道を戻ってよかったです。下のトラックログにはミスした所がくっきりと、「お花を摘みに行っていた」などと言い訳できるだろうか? 反省。 |
|
スプリング・エフェメラル イワウチワがあちこちにたくさん咲いていて、月並みかもしれないけどビバルディの春、という感じです。 |
|
そのイワウチワを撮ろうとカメラを近づけたら、なんとギフチョウが出てきました。写真に収めることもできました。 その後、山を登っていると捕虫網をもった青年に会いました、どうか捕られませんように。撮るだけにして、捕るのはやめましょう。 その他、ゴールデンウィークということで、普段ならいない登山客がおり、日傘をさして荒島岳に登るおばさんや、カメラ以外荷物のない男性、テント装備で荒島岳に登る男性(それは自分、トレーニングです)に会いました。 |
|
イワウチワほどはありませんでしたが、ショウジョウバカマも多く咲いていました。 時間的な面もありますが、中出ルートは人に会わず静かでした。 |
|
米どころ | |
9時を少し過ぎた頃、今回の山行の目的の一つである、白山が見えました。他の山は雪がほとんどなくなっていますが、さすが白山、まだまだ雪が残っています。少し霞がかかっていますが、昨年の夏登った白山に再び出会えて良かったです。 | |
小荒島岳山頂手前から、どーんと荒島岳が見えました。すごい、かっこいい。 | |
9:35 小荒島岳のピーク | |
写真の右側奥が、能郷白山だと思います。 | |
小荒島岳の手前から雪がちらほら出始め、小荒島岳を過ぎた後は道の半分は雪に覆われていました。例年に比べて、やはり少ないそうです。 | |
10:00 シャクナゲ平 静かな中出ルートは終わり、シャクナゲ平からずいぶんにぎやかになりました。 これから急な登りです。軽アイゼンとストックを念のため持ってきましたが、登りは両方とも使わずに行けました。時期、雪の量にもよりますが、今回登りはキックステップで対処できました。危険箇所はロープが張られています。 |
|
11:00 山頂到着 白山が、きれいに見えます。来て良かった。ここで昼食です。 |
|
白山をバックにピーク写真です。 | |
山頂にはなんとフキノトウが、自分は採りませんでしたが、それから20分後、発見したおばちゃんが採取していました。 | |
飛行機雲 山頂には雪はあまりありません。 |
|
荒島岳周囲の山も、雪はかなりなくなっています。ゴールデンウイークの福井だというのに 11:35 山頂出発 |
|
さようなら荒島岳 下りは(登りよりも滑りやすいので)山頂直下は軽アイゼンを使いましたが、それ以外は特に使わなくても平気でした。軽アイゼンをつけるタイミングも難しいですが、外すタイミングも難しいです。雪があったりなかったりするので、ないところの軽アイゼンはむしろ転倒しやすいのです。 雪がどんどん融けていっています。雪で体が「く」の字に曲がっていた木が、ピンと雪をはね返します。融けた雪が登山道を流れていきます、ズボンが汚れるのでスパッツはあったほうがいいです。 |
|
12:30 シャクナゲ平 こんどは中出ルートを使わずに、勝原へ直接下ります。 13:12 スキー場・リフト頂上 写真はリフト頂上からのものです。 |
|
あと少しでキャンプ場、そう思うと今まで苦にならなかったザックが急に重く感じてきた。スキー場はガレています、落石をしないよう気をつけましょう。 14:00 勝原駅着 14:15 勝原キャンプ場 |
|
勝原キャンプ場 | 荒島岳 |
今回の山行のトラックログ(登り:赤、下り:黄) |
4月30日
天気:晴
5:00 キャンプ場発→5:12 勝原駅着
6:04 勝原駅発→7:44 福井駅着
おみやげ買いたいけど、この時間では開いていない。せっかく福井まで来たのだから、どこかによって行こう。
福井に来て、東尋坊に行く
13:14 福井駅発→ | 14:20 米原駅着 | ||
14:28 米原駅発→ | 14:58 名古屋駅着 | ||
15:01 名古屋駅発→ | 17:49 品川駅着 | ||
行きに見そびれてしまった富士山を、きちんと見れました(新富士駅) |
戻る