原小屋沢

2008年7月27日

L:K林さん、メンバー:I井さん、S林さん、自分

 今年に入ってから、沢には行ってましたが、遡行図なし(最近の)、ザイルも使われることなしで、それはそれで良いと思うが、そういうのばっかりは(個人的に)どうもで、「やっぱり、こういうのも良いな」です。丹沢も水無川流域と小川谷は行ったことはありましたが、この早戸川流域は初めてでした。最後のヒルさえなければ、「沢登り」をしたことのない人にお勧めの沢かもしれません。

天気:曇りのち雨
5:15 八王子駅発→5:40 町田駅着
              5:51 町田駅発→6:05 海老名駅

6:30 海老名駅出発(I井さん車)
8:00 丹沢観光センター近くの駐車スペース・着
8:25 丹沢観光センター近くの駐車スペース・発
 今回、この原小屋沢は水量の豊富な沢ということで、昨年購入した「泳ぎ用ウエットスーツ(下)、(上もしいて言うと)」で行って参りました(注:自分のみ)。が、やっぱり水につからないと暑い、曇りだからまだ良かったですが、「早く水に入りたい」です。
8:50 入渓(下のトラックログの図で@)

入渓 雷平(休憩)

 「水だー」ということで、腰まで水につかる。とても快適♪〜。これ以降水が枯れるまで、ウエットスーツスタイルで(寒くも暑くもなく)ちょうど良かったです。
9:45 雷平(下のトラックログの図でA)
10:10 中ノ沢との二俣(下のトラックログの図でB)
10:20 大岩の滝

大岩の滝 大岩の滝上部

 大岩の滝は巻かずに左側を行きました。一か所やっかいな所があり、そこはショルダーで対処(足場がない場合など、別の人の肩を足場とし、登る)、自分はショルダーは久しぶり(ひょっとして初めて)だったので思ったよりバランスがとれず、苦労してしまいました。I井さん、お世話になりました。
10:45 雷滝
 雷滝を登るS林さん(一部動画・YouTube)(登っているところの一部・46秒です)試験的に撮ってみました。

雷滝15m 雷滝を登るS林さん

 雷滝は右中間に支点があり、そこからがやっかいなので、この滝を以前登ったことのあるS林さんと、K林さんは支点から右へ巻き、登ったことのないI井さんと自分は滝の下部から右へと巻きました(トラロープ残地あり)。

ビレイするS林さんと、登ってくるK林さん 雷滝を過ぎると、小滝の連続

 「東京付近の沢」には雷滝を過ぎたのち、「ナメと小滝の連続」とあるがナメはそれほど印象にない。「ナメは、なかったんじゃないか?」と個人的には思っている。
11:45 カヤノ沢との二俣(下のトラックログの図でC)

バケモノ滝手前にある水の流れていない沢

 バケモノ滝手前の支沢には水は流れていませんでした、その割には明確な沢地形で、なんかおもしろかったです。
12:10 バケモノ滝

バケモノ滝10m 3段20mの滝

 この滝は、右側を巻いたと記憶しています。この沢は巻くのも難しくはなく、特に大高巻きとかもなしです。
12:31 三段20mの滝
 この滝は右側を登り、途中で岩と岩の間を(ザックを外して)くぐらなければ通過できない箇所があります。「東京付近の沢」によると、懸垂下降をしなければ沢に降りられないように書いてありますが、岩と岩の間をくぐって進んだのが、功を奏したのか、懸垂はせずに通過できました。
12:45 ガータゴヤの滝30m

ガータゴヤの滝・下部 ガータゴヤの滝・上部

 この滝は、あまり覚えていません。下部では右を巻いたと思います。この頃から、ガスが出てきて視界が悪くなり、遠くで雷鳴も鳴っていました。ところでガータゴヤって何? インドの仏教関係の用語だろうか
13:00 鎖のある滝
 太い鎖が滝の左側にかかっています。滝が続いたので、この頃、自分は疲れのピークでした。他の方は、使っていませんでしたが疲れてたんで使えるものは使おうと自分は鎖を使って登りました。鎖を使えば、問題なく通過できると思います。ここの写真は撮りましたが、ガスが濃くてわけがわからないので載せません。この後、体力も元に戻り順調にいけました。
13:45 水枯れる(下のトラックログの図でD)
 水が枯れる少し前に、自分も水を汲みました。今回は前回の課題であった軽量化として、沢の水を飲む、沢の水が枯れる手前で水をくむです。水を汲んだ地点で上のウエットは脱ぎました(せっかく持ってきたウエットなので、もっと水に突入して良かった。最後のほうになって意識的に入るようにしたが慎重になってしまった。)

水の枯れた沢を進む
いい風景
写真で伝わる風景かな
目ではきれいに見えても
写真を撮るとつまらない
というのはよくあるが

 沢の上部だと傾斜が急になることが多いのですが、ここ原小屋沢はなだらか、下流のようになだらかです。ところどころ、枯れた支沢が合流していて他の沢ではあまり見られない風景です。
13:55 原小屋平着(以降登山道)(下のトラックログの図でE)
 藪こぎは全くなく、登山道に合流です。最後のツメの登りも2−3分です(いや、1分だったかもしれない)。良い沢だと思うんですけど、沢登りの最中は一人の人にも会いませんでした。ここで沢装備は外し、下のウエットも脱ぎました。うれしいことに、原小屋平での天気は良かったです。基本的に雨でも大丈夫ですが、食事のときと、沢装備を着ける・外す時は降ってほしくない。

原小屋平
今回の山行のトラックログ(登りのみ)

14:15 原小屋平発
 小雨は降っていますが、樹林帯の中なので特にカッパを着なくても大丈夫です。濡れたウエットスーツが重いです。
15:10 大平分岐
 この頃から、ヒルが出てきました。だいたい5−6匹は足元にいたと思います。膝から下(くるぶしの辺り)に着かれるので、なんとか我慢できます。でもやっぱりいてほしくない。ヒルさえいなければ、沢というのを知らない人でも連れてこれる沢だと思うのに…。ヒルに着かれたといって別に病気になるわけではないのですが、後々かゆみが残ります。今年も会ってしまった。天気のせいか、15時とは思えないくらい暗いです。

ヒル注意(マムシには合わず) ヒルチエック

16:00 大平
 大平からの下山道が、新しく林道ができてしまったらしく、わかりずらいです。そしてこの道は、少し自然に戻りかけいて、廃道間近です。大平から、早戸川へと降りたところに渡渉しなければならないところがあります。沢靴をすぐ出せるところにしまっておいたほうが便利です(自分は奥にしまっていたので普通の靴で突き進んでしまいました)。今回、登山道に入ってからも一人の人しか会わず、静かな山が楽しめました。
16:50 丹沢観光センター近くの駐車スペース・着
17:15 丹沢観光センター近くの駐車スペース・発(今度から着替えはきちんと持っていきます)
18:45 海老名駅着(解散)
18:58 海老名駅発→19:50 新宿駅着

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