Touring Reports
使用車両ZRX1100

下北半島ツーリング

2003/7/18(fri)〜21(mon)
青森


午前8時と、やはり遅い出発になってしまった。下北半島までは1,000km近い道のり。日暮れまでに着くのは無理なので、十和田湖を目指すことにする。今年はまだ梅雨明けしていないのだが、天気予報では今日明日の降水確率は低い。東北道は曇り空ながらも、暑くもなく寒くもなく快適ツーリング。でも、北上するに連れ風が冷たくなってくる。メッシュジャケットでは少し辛くなってきたのでカッパを着込む。この時は、帰るまでずっとカッパを着たままになるとは、思ってもみなかった。

滝ノ沢キャンプ場 十和田湖の朝
滝ノ沢キャンプ場 350円 十和田湖の朝

午後6時、小坂IC到着。買い出しと給油をして、樹海ライン(県道2)で、十和田湖畔の「滝ノ沢キャンプ場」へ向かう。日が暮れるまでにテントも設営出来たのだが、風が少し強い。十和田湖も波立ち、波音が耳を衝く。天気予報と裏腹な空にちょっと心配。朝、雨が降っていてもいいように屋根付きの場所を確保出来たのは幸いだったが、風で食材が飛んでいってしまった。この日はビール2缶で早々に就寝。

一日目の走行距離 865km



このキャンプ場は、釣り人が多く、朝は早い。私も4時半起床。空はなんとか明るいが、雲が低く垂れ込めている。パンとコーヒーの朝食を摂って、テントを撤収。滝ノ沢峠を経て十和田湖の北側を進む予定だが、時間が早いので、湖畔を少し走りたくなった。

西十和田いで湯ライン 子ノ口から十和田湖
西十和田いで湯ライン 子ノ口から十和田湖

十和田湖北側のルートは、標高が少し高く雲の中。視界は数十メートルの場所もあり、水滴でシールドが曇るので更に見にくい。カッパを着込んで出発して正解だった。でも霧の十和田湖は神秘的で雰囲気は悪くない。時折日が差したり、目の前の天気はめまぐるしく変わる。

奥入瀬渓流 奥入瀬珈琲
奥入瀬渓流 奥入瀬珈琲

子ノ口から奥入瀬渓流へ。3年前に来たときは、時間切れで奥入瀬を見ることなく帰ったのを思い出し、感慨ひとしお。道路のすぐ脇が奥入瀬渓流、意外と水流が豊富だ。しっとりとした緑の空間に渓流の音が心地いい。R102を進み、道の駅「奥入瀬」で休憩。ここで自販機に奥入瀬珈琲を発見。味は...まぁまぁ(笑)

小川原湖 松楽の二色丼
小川原湖 松楽の二色丼

天候はやや回復しているが、相変わらず曇り空。気温も低いのでカッパは着たまま。十和田市からR4、R394を経て、小川原湖へ。R338からいよいよ下北半島へ進むことになる。おっとその前に腹ごしらえ。東通村に入って暫くすると、ツーリングマップルに記載されている「松楽」がある。生ウニ、イクラ丼で有名なようなので、ウニ、イクラの二色丼を注文。イクラのプチプチがたまらない♪ 

尻屋崎ゲート尻屋崎方面の県道分岐手前で、尻屋崎まで給油所なしと書かれていたので、ちょっと早めの給油をして、県道248を走り出す。ここは、まさしく快走ルート。交通量はほとんど無く、道幅も広いので、あっという間に県道6へ出た。尻屋崎には、「寒立馬」と呼ばれる馬が放牧されているので、入り口にゲートが設置されている。四輪は自動で開くが、二輪は押しボタンを押してゲートを開ける。

尻屋崎灯台 尻屋崎 人なつっこい馬
尻屋崎灯台 人なつっこい馬

尻屋崎灯台の周辺では、馬がのんびり草を食み、冬の厳しさはちょっと想像出来ない。でも、観光客もまばらで草原が広がるだけの岬は、最涯の地と呼ばれるだけあって、今まで立ち寄ったことがある岬の中では最も印象的だ。下北半島を訪れる方は是非立ち寄ってもらいたいポイントだと思う。

恐山 宇曽利山湖← 恐山 宇曽利山湖

県道6でむつ市へ向かうが、相変わらず気温が低く、15度前後。むつ市内のワークショップで、長袖シャツを購入。恐山に立ち寄るが、硫黄の臭いが立ち込め不気味。こういうところは苦手なので退散。奥薬研温泉の「かっぱの湯」でのんびり湯に浸かる。

かっぱの湯 レストハウス前にも"かっぱ"
かっぱの湯 レストハウス前にも"かっぱ"

本州最北端 大間崎← カモメ?海猫?が飛ぶ大間崎

県道4で海沿いに出て、R279で、大畑町、風間浦村と「むつはまなすライン」を進む。本州最北端はもう間もなく。案内に従って国道を逸れ、漁港を過ぎると、とうとうやってきました大間崎。さすがにこちらは観光化されていて、土産物屋が軒を連ねる。でも、思ったよりは人が少ないかな。曇っていて残念ながら北海道は見ることが出来なかったが、2年前の本州最東端以来の端っこ探訪でちょっと嬉しい。残すは、本州最西端。
時刻は午後4時、そろそろ今夜の宿泊地を決めなくては。ツーリングマップルを見ると佐井村に願掛キャンプ場がある。どんなところかわからないがとりあえず行ってみよう。

R338海峡ラインで30分ほどで到着。海が見えるロケーションでなかなか良さそう。料金も500円とのことで、ここに決定。

願掛岩 願掛キャンプ場
願掛岩 草地のサイト

日が暮れると、津軽海峡を行き交う漁船の漁り火が点り始め、遠くに灯台の灯も見える。

夜景 対岸は津軽半島? 津軽海峡を行き交うフェリー
対岸は津軽半島? 翌朝、津軽海峡を行き交うフェリー

二日目の走行距離 362km



下北半島最後の日の朝、5時起床。曇り空ながら雨は降っていない。天気予報の降水確率は50%を越えているので、どこかで降られるだろうな。やはりカッパを着て出発。


仏ヶ浦← 仏ヶ浦展望台より望む

海峡ラインと呼ばれるR338も、仏ヶ浦を過ぎると、海から離れ山岳ルート。標高を上げると雲の中で、視界が悪い。脇野沢に入ると雨に変わった。寒さに震え、道の駅「わきのさわ」でトイレ休憩。Tシャツ、長袖シャツ、トレーナー、メッシュジャケット、カッパの重装備?なのだが、7月の東北は甘くない。雨の中、淡々とむつ市まで走り、給油。話を聞くと、いつもならもう少し暖かいとのこと。R279で横浜町、野辺地町と進んできたが、まだ午前11時。この辺りでキャンプして、明日は帰るだけと思ったのだが、余りにも時間が早い。八戸で七夕祭りをやっているのを思い出し、とりあえず八戸へ。それでも時間があるので、思い切って八戸道に乗ってしまった。行けるところまで行って、どこかで泊まろう。時々強く降る雨にあったり、補助ミラーを付けたス○イ○インがPAをスルーして後に付いたりしたが、順調に東北道を南下する。これなら日没までには、あだたら高原に着きそうだ。

あだたら高原でテントを設営、買い出しから帰ると雨が降ってきた。テントを叩く雨音を聞きながら、ビール3缶で就寝。

三日目の走行距離 663km



あだたら高原は今年二回目。無料のキャンプ場で便利に利用させてもらってます。そう言えば今回のツーリング、宿泊費は計850円。もう少し宿泊にお金を掛けてもいいのだけれど、気軽なキャンプは止められないですね。
さて、四日目の今日は、いつものルートを帰るだけ。都内を抜け、東名に乗ってからも時々雨が降る。静岡県に入ってからようやく雨が止み、暑くなってきた。清水ICを降りてカッパを脱ぐ。結局、ずっとカッパを着た旅になってしまったが、暑いよりはいい。もともと暑さから逃れたいツーリングだったので、目的達成(笑)でも、次回は青空の下を走ってみたいと思う。

四日目の走行距離 450km

今回の走行距離 2,340km

 

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