ツーリングレポート

北陸ツーリング ― 前編 ―

2003/5/3(sat)〜4(sun)
長野/富山


【5月3日】
今年も短いながらもゴールデンウィークの連休がやってきた。一昨年の佐渡、昨年の山陰と続いて、今年も日本海を目指す。8時、静岡発。山梨県まで北上し、白根ICから中央道、長野道とつなぐ。岡谷周辺で多少渋滞したものの、昼過ぎには麻績(おみ)ICに到着。R403にて一回目の給油。
県道12で大岡村方面へ。このルートはアルプス展望道路と呼ばれていて、この季節、雪を抱いた北アルプスが見事だ。本来なら信州新町方面へ北進するのだが、役場手前の分岐で、案内板の「国道19号」に進んでしまった。アルプス展望道路どんどん下ってしまうのでおかしいなと思ったのだが、狭いルートでUターン出来ず、西に向かってR19に出てしまった。仕方がないのでそのままR19を進み、白馬長野道路(有料150円)へ。時刻は13時30分、気温28度!標高の高いところを通るので寒さに対応出来る装備で来たが、メッシュジャケットでも良かったかも。トンネル内が涼しくて気持ちいいい(笑)
白馬長野道路長野県 県道33
トンネルを抜けると正面に北アルプス。ここからつづく県道31は、オリンピック道路と呼ばれ快走ルート。R148に入ると、雪の白さが眩しい山々が目の前に迫る。スキーで訪れたことはあるけれど、この季節にオートバイで走るのは初めてだ。この先R148は姫川沿いを進む。トンネルとトンネルの間から険しい地形が見え隠れする。雪解け水で増水した姫川も迫力だ。

時刻は15時、道の駅「小谷」で休憩。姫川の流れが緩やかになると糸魚川だ。ここで異変に気づく。クーラントが漏れているのだ。ラジエターかパイプか、原因はわからないが、それほど酷くはないので、バイク屋さんを捜しながらR8を日本海沿いに進む。昨年、反対方向から走った親不知を通過。まもなくキャンプ予定の入善町に着いてしまったので、バイク屋さんは明日富山で探そう。

日本海に沈む夕日 園家山キャンプ場にて 園家山キャンプ場は、黒部川河口に近く、目の前は日本海。コンビニと酒屋で食料調達後テントを張る。松林の中、砂地でやや傾斜があるサイトだが、無料で利用出来るのはありがたい。時刻は17時30分。日没まであと一時間だ。夕日をのんびり眺めながらビールがすすむ。海は凪ぎ、太陽が水平線に沈んでいく。二本目のビールを飲み終わる頃、満天の星に気づく。明日はちょっと早起きしよう。

【5月4日】
5時前に起床。日の出の時間だ。見事な朝焼けで、今日も天気は上々。北アルプス北端から昇る朝日今日は能登半島方面へ進みたいところだが、オートバイの状態も気になる。海沿いのルートを蜃気楼が見えないかと(笑)ゆっくり走る。富山市内でバイク屋さんを発見。開店まで待ち、見てもらうがラジエター本体が原因とのことで、現場修理不能。クーラントを分けてもらい様子を見ながら走ることになった。このまま能登半島をまわっても、心配を抱えたままでは楽しさ半減なので、帰路に着くことにした。富山ICから北陸道に乗る。そのまま高速を進むつもりだったのだが、東海北陸道への分岐で「五箇山」の文字が頭に浮かぶ。折角だから寄り道していこう。

五箇山 菅沼合掌集落東海北陸道のなが〜いトンネルを抜けて五箇山ICを降り、R156で菅沼合掌集落。時刻は11時30分。駐車場待ちの車の列を後目にオートバイを置いて歩いていこう。すっかり観光地の賑わいだが、そこは表札があり洗濯物が干された一般民家なのだ。この時期、この周辺はお祭りで、獅子舞のようなものをやっている。時間がゆっくり過ぎるような貴重な空間だと思う。寄り道して良かった。R156を戻り、今回二度目の給油。白川郷方面の流れが良かったのも最初だけで、白川郷手前は渋滞が続く。警備員が声をからして誘導しているが、サンデードライバーの前に為すすべもないようだ。その後は、御母衣ダム、荘川ICと順調に進み、再び東海北陸道に乗り、ひるがの高原SAで遅い昼食を取る。郡上八幡付近では、長良川の眺めが新緑と共に素晴らしい。高速を走っているのがもったいない気分にさせられる。名神、東名に入っても渋滞は無かったが、さすがに車が多く80km〜100kmペースの流れに乗って走る。こまめに休憩し、オートバイの状態を見ながら無事18時30分静岡着。

北陸ツーリング マップ1日目412km
2日目488km
計900km
今回タイトルを前編としたのは、行けなかった能登方面を後編としてリリースしたいと思います。

 

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