さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その 中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな ことも…(^^;)  私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた いと思います…(^^;)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第17話 「お好み焼きを犠牲にした割には…」  GWに入る前日の夜に東京を出発し、広島の”宮島”を参詣した私達 一行、混雑する広島市街を抜け、宇品港に向かいました。  あらかじめ予約していた松山行きのフェリーが出港するのまで、まだ 二時間もあります。  とりあえず、出港の手続きを済まして広島のお好み焼きを食べようか と言う事で意見が一致し、乗船手続きの窓口に行くと、30分後に出港 する松山行きの便にまだ空きがある事。  一同、窓口に対して待ったをかけ、その場で協議する事にしました。  その結果、お好み焼きを犠牲にし、替えて松山市街見物を取る事にし ました。  乗船手続きを済ませ、出港まであと20分と言うのに、フェリー乗り 場の食堂の牡蛎フライ定食の看板が目に入り、一同あわてて食堂に入り、 開口一番、  「牡蛎フライ定食3つ!!」  なんせ、丁度昼頃でしたから…(笑)  牡蛎フライ定食をかき込んで、フェリーに乗船した私達一行、宇品港 を後にして、松山に向かいました。  …の筈でしたが、船は途中呉港に寄りました。そこでは、私が一度見 たいと思っていた”呉4号ドッグ(戦艦大和を建造したドッグ)”らし き物を見る事が出来ました(水門だけですが…(^^;))。  乗船約4時間、私達一行、ようやく四国は”松山”に上陸する事が出 来ました。  ここで、私達に計算違いが生じました…  それは、広島〜松山までの乗船時間を3時間と見積もっていたため、 ”松山市街”をゆっくり観光する目論見がはずれ、すぐさま、その日の 宿泊地である”大洲”に行かなければならなくなったのです。  結局、フェリーを1便早くして1時間半の時間が稼いだ積もりが、結 局当初の予定時間より、30分の時間しか稼いでいない事になるのです。  それでも、一度は”道後温泉”の”道後温泉本館”の湯に入りたいと の意見が一致し、まずは松山市街を横切り、”道後温泉”に…  当初の予定では、この”道後温泉”か、”奥道後温泉”に宿泊する予 定だったのですが、生憎両方とも宿が満員状態で、やむなく”大洲”に 宿を取る事になったのです。  ”道後温泉本館”に付くと、そこは既に満員状態で、一時は車を駐車 するのさえ危ぶまれた状態でしたが、運良く駐車する事が出来て、一同、 無事に”道後温泉本館”に入ることが出来ました。  「湯船で泳ぐべからず」の看板を見て、小説「坊ちゃん」の雰囲気を 味わってから、今度は”松山城”観光するする事にした私達一行は、さ っき一度横切った”松山市街”に戻る事にしました。  ”松山城”のすぐ下で車を止め、ロープウェイ乗り場に行くと、ロー プウェイの営業時間は既に終わったとの事。”松山城”は小山の上にあ るので、これから登っていたのでは、時間が無い上に湯冷めしてしまい そうなので、しかたなく宿泊予定地の”大洲”へ向かいました。  ”大洲”の宿に付くと旅館の仲居さんが、  「お風呂はいかがいたしましょう? 1階に大浴場がありますよ」 との言葉に、友人が  「はい、お風呂なら、”道後”で入ってきました…」  「ああ、そうですか…(・_・;)エ゙ッ・・・?」 と言った仲居さんの目が点に…  別に、たかが51キロで目を点にする事は無いだろうと思っていたら、 話をしている内に、私一行が電車を使用して来たと思っていたとの事で した… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあ、今回はこんなとこで…(^^;) 以上、藤次郎でした。 P.S.1 フェリーに乗って瀬戸内海の小島の数々を見ていると飽き       ない物があります。       島と島を渡している橋の下を通過したり、島と島との間の       狭い水路で、私達が乗ったフェリーと、相対する向こうの       フェリーの乗船客と会話できるくらい近くですれ違ったり、       なかなか面白いです。       瀬戸大橋を渡って行くのもいいですが、瀬戸内の小島を縫       って行く船の旅もまた面白い趣があります。 P.S.2 呉4号ドックは、現在埋め立てられてしまったそうです。       理由として、日本ではこのドックを使用して建造する船が       この先無いとの理由からだそうです。昔の海運国日本を思       うと、残念な事です。