さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その 中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな ことも…(^^;)  私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた いと思います…(^^;)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第13話 「鬼の祟り!?」  これは、”藤次郎旅行記 第11話 「城之崎…で!?」”の翌日の 話です。  ”城之崎温泉”で”七湯めぐり”をした翌日、私達一行は”温泉寺” に参拝した後、日本三景の一つである”天橋立”に向かいました。  途中、私の我が儘で、”静神社(かの源義経の愛妾 静御前を祭った 神社)”に立ち寄ってもらい、丹後半島をつっきって、目的の”天橋立” に到着しました。  ところが…当日は祝日と重なったため、”智恩寺”近辺の駐車場はど こも満杯!  更に、間違えて”智恩寺”の裏にあるホテルの庭に入り込む始末。  しかたがないので、有名な”廻旋橋(回る橋)”を横目にみながら、 Uターンをし、”阿蘇海(”天橋立”は”若狭湾”の中の”宮津湾”を ほぼ、南北に縦断して、”宮津湾”と”阿蘇海”に別れている)”をグ ルッと回って、”智恩寺”と”天橋立”を境にして、反対側の”成相寺” に行きました。  その甲斐あってか、駐車場は空いていましたし、また、有名な「橋立 股のぞき」が出来ました。  ”天橋立”を観光した後、私達一行は、京都に向かいました。  途中には、酒呑童子で有名な”大江山”があります。当然ながら、私 達一行は、”大江山越え”をすることにしました。  ”宮津市”から大江山に向かって、しばらく車を走らせていると、車 のラジエーターの水温計が徐々に上がって行きました…そして、とうと う”普甲峠”近辺で、オーバー・ヒート寸前になってしまい、車を脇に 寄せてボンネットを開け、エンジンを冷却するハメになってしまいまし た。  友人の車は月数回ペースで、霧が峰高原方面に行っているので、  「たかだか海抜5〜600メートルの峠道でネをあげるはずが無い」 と、車のオーナーである友人は、首を傾げていました。  しばらくして、ラジエーターの水温も下がってきたので、エンジンを 止め、ラジエーターが冷えるまで待って、ラジエーター内の水量を見ま したが、漏れている様子もなく、車をだましだまし走らせ始めました。  そうしたら、今度は車のガソリンの残料が心細くなってきました。  燃料計とニラメッコでガソリンスタンドを探しましたが、”大江町” までガソリンスタンドがありませんでした。  やっとのことで”大江町”でガソリンスタンドを見つけ、一安心。  ついでに、ラジエータを見てもらったら、異常無いらしいとの事…  しかたなく、私一行は、水温計をときどき注意しながら、京都に向か って出発しました。  福知山市街を抜ける頃には、水温計も安定しだし、還ってエンジンの 調子まで良くなったようでした。  結局、何がなんだか判らないまま、京都に着きましたが、大江山で2 時間のロスタイムを稼いだので、京都に着いたのは、19:00頃でし た。  旅館の仲居さんと話している内に、その話をしたら、  「そりゃ、酒呑童子さんの祟りじゃありませんか?」 と、笑われてしまいました… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあ、今回はこんなとこで…(^^;) 以上、藤次郎でした。 P.S.1 京都で宿泊した旅館の仲居さんが、結構ドライブ好きな人       で、私達と気が合ったらしく、食事の給仕もそっちのけで、       ドライブの話をしていました。 P.S.2 この”静神社”由来は、源頼朝に捕らえられ、調べられた       挙げ句、頼朝に鎌倉を逐われ静御前は故郷の”磯(静神社       ある場所)”に戻り、後生を過ごし、20余歳で亡くなっ       たそうです。(私の母方の一族の言い伝えに、鎌倉から義       経の居る平泉に向かったという伝承があります)       静御前縁の神社だから、結構賑わっているのかと思ってい       たのですが、道は細く、ひっそりと小さな祠があるだけで       した。