さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その 中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな ことも…(^^;)  私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた いと思います…(^^;)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第10話 「城之崎…で!?」  志賀直哉の「城之崎にて」舞台になった、”城之崎温泉”の話しです。  その日は、出雲を出発し255キロの道のりを城之崎温泉に到着しま した。  途中、鳥取砂丘で遊びすぎたのが災いし、到着が夜の7時になってし まいました。  宿での夕食を済ませた私達一行は、”城之崎名物、七湯めぐり”に出 発しました。  この”七湯めぐり”は、城之崎温泉街にある7つの外湯温泉を巡るこ とにより、ご利益を得るという物で、なんでも、「七湯七旅」(城之崎 温泉の七湯めぐりを七旅(七度)行う事によって、49回の信仰を得、 その人は生涯しじゅうくなん(四十九難)を逃れ、且つ七福を授かる… 以上、「七湯めぐりスタンプ帳より」)で福が授かるということです。  その七湯には次のようなご利益があるそうです。 1.鴻の湯 : しあわせを招く湯 2.まんだら湯 : 一生一願の湯 3.御所の湯 : 美人の湯 4.一の湯 : 開運招福の湯 5.柳湯 : 子授けの湯 6.地蔵湯 : 衆生救いの湯 7.さとの湯 : 厄災消除の湯  その”七湯めぐり”は、現在のところスタンプラリーになっていて、 スタンプを全部集めると、宿の方で記念品をくれると言うので、勇んで 出かけました…  夜の城之崎温泉街の賑わいはものすごいもので、いままで私が行った 事のある温泉街では、熱海,伊東,草津に次ぐ物だと思います。(とい っても、そんなにキンキラではありませんが…それに、私は、メジャー な温泉街には余り行った事がない物で…(^^;))  町中”七湯めぐり”の観光客でごった返していて、すごかったのなん の…(^^;)  また、この外湯に落差があって…あるところでは、ゆったり落ちつい た桧風呂の造りになっているところがあったかと思えば、別なところで は、浴場にミラーボールがあってもおかしくない様な造りの物があった りして、結構楽しめます。(しかし、入浴料が高い…)  まあ、なんだかんだで全部の風呂を回った私達一行、スタンプ帳をフ ロントに見せて、記念品をもらいましたが…  中身は、なんと!”しゃもじ”  一同ガックリきて、湯冷めしない内に宿の温泉に浸かりました…チャンチャン! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあ、今回はこんなとこで…(^^;) 以上、藤次郎でした。 P.S.1 私達一行は、本来ならあと6回この”七湯めぐりを”しな       ければなりませんが、実は”七湯めぐりの”後で”温泉寺”       の十一面観世音菩薩にお参りすると「七湯七旅」と同じご       利益があると知って、翌日お参りしてきました。 P.S.2 翌日の朝、温泉街を抜けて”温泉寺”に向かいましたが、       夕べの賑いとはうって代わっての静けさ…その中で、湯上       がりの若い女性が浴衣姿で歩いて行く風景…絵になります       ねぇ!(^^;) P.S.3 この山陰旅行は結構成功した口で、宿も値段の割に設備や料理も    よかったです。ここ城之崎では、\5,000で松葉蟹がまるごと一匹    つきました。