さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その 中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな ことも…(^^;)  私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた いと思います…(^^;)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第7話 「ドカンと1発!」  これは、鹿児島へ行ったときの話です。  その日は、指宿の宿を、ゆっくり出発して鹿児島湾沿いの道をのんび りと走り、鹿児島市街に入りました。  ”鹿児島市街”を見物する前に”桜島”へ行ってみたいと言う友人達 の意見で、桜島桟橋に向かいました。  しかし、その日は丁度GWの最中で、”桜島桟橋”には”桜島”に渡 るフェリーの順番待ちの車が長蛇の列を作っていました…  私達一行は、たまたま桜島桟橋の側にあるその日の宿に車を置かして いただいて、徒歩でフェリーに乗り込みました。  私一行がフェリーに乗り込むとき、フェリーに赤いバスが2台乗り込 んで来ました…  その日の鹿児島湾は穏やかで、目前の”桜島”もゆっくりと白い煙を たなびかせていました。  ”桜島”に上陸した私達一行は、相談の結果、時間もたっぷり有るし ”桜島”を一周する事になりました。  そのために、観光タクシーを雇おうと思ってフェリー乗り場を出よう としていたところ、「丁度観光バスが出発します!」との言葉に、一同 予定を変更して、観光バス乗り場に急ぎました…  私一同観光バスに乗り込むだんになってビックリ!そこには、さっき フェリーで一緒だった赤いバスがいるではないですか!  なんだかんだで、私一行を乗せたバスは、”桜島”観光に出発しまし た。  観光バスのガイドさんは、まだ新米らしく、ときどきガイドをとちっ ていましたが、バスの中は始終和やかな雰囲気につつまれていました。  ”桜島”をほぼ一周し、最後に”桜島”の火口に一番近い”湯ノ平展 望台”に着いたときです。  そこは、”桜島”の火口に近いだけでなく、鹿児島市街の展望もよく、 私達は写真を撮りまくっていました…  写真を一通り撮り終えて、私はカメラのレンズにキャップをかぶせて 再び桜島を見たとき、突然”桜島”の火口が光ったのが見えて、続いて 「ドン!」と体全体に響く音が…  時に、平成3年5月3日 13:37  (げっ噴火した!)と思ったとたん、火口から黒い煙がもうもうと… 私は(チャンス!)とばかりにカメラを構えたが、このとき初めてキャ ップをしていたのに気づいた。  そのときになって、初めて回りの人が騒ぎだした!  キャップをはずした私は、報道カメラマンよろしく火口に向かってシャ ッターを切り始めた…  ガイドさんは、お年寄り達に「大丈夫です!安心して下さい!!」と 半ばうわずった声で呼びかけていた。  …  皆が平静を取り戻したが、興奮いまだ冷めやらずの状態で、”湯ノ平 展望台”を後にした私達一行は、桜島フェリー乗り場に向かった… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあ、今回はこんなとこで…(^^;) 以上、藤次郎でした。 P.S.1 宿に帰って宿の人に「桜島には行かれましたか?」との言       葉に爆発した話をしたら、「あれっ?そうでしたか…それ       は運のよいことで」と、一言…うーん、馴れている人は違       う! P.S.2 宿に可愛い子猫が居て、夜廊下でミーミー泣くので部屋に       いれてだっこしていたら、私の指にじゃれてかむので、お       もしろがって、ビールを指に浸してかましていた…そうし       たら、よけい子猫が指にかみいてきてしまいました。 P.S.3 桜島のフェリー乗り場近くになってガイドさんが最後の挨拶をし    ている途中で泣き出してしまった…なんだったんだろう?