さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その
中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな
ことも…(^^;)
 私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた
いと思います…(^^;)。

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 第4話 「これはショック![(副題)秋の八甲田山中ダート走行]」

 今回のお話は、八甲田山にある”蔦温泉”に行ったときのお話です。

 その年の夏に、私は車を買い換えて(中古ですけど…(^^;))そのお披
露目の意味もかねて、東北旅行に私の車で行くことになり、出発の2日
前に通り過ぎていった台風を追いかけるようにして、一路東北自動車道
を北上していきました…

 台風一過のおかげで雲一つ無い晴天に恵まれ、竜飛岬では地元の人も
年に数十日しか見られない”渡島”を見ることができました。
 竜飛岬をグルッと一周して、弘前を観光して後、今夜の宿である”蔦
温泉”に行くため、八甲田山の山中に入りました。

 八甲田山の山中をかなり入ったところで、突然目の前に『工事中につ
き通行止め』の看板が…
 しょうがないので地図で迂回路を探していると、脇の砂利道から自動
車が2~3台出てきました。
 私達一行は、不思議に思ってしばらく見ていると、また数台の自動車
が、出てきました。

 そのうち「十和田温泉郷****旅館」と書かれたマイクロバスまで
通っ行ったので、「この砂利道は迂回路に違いない!」と判断した私達
一行は、砂利道に入って行きました。

 砂利道は車間が狭く自動車が1台ギリギリで通れる程で、「このまま
通って大丈夫だろうか?」と言う不安に何度もかられましたが、時々通
る対向車を見る度に安心しました。(対向車の運転手も、なんとなく不
安そうな表情をしている人が多かった)

 そうこうしているちに、岩肌が露出している道を通ったときです。

 目の前に大きな窪地をよけたつもりでしたが、後輪を少しとられた拍
子に”ガンッ!”と言う音とともに衝撃が…

 あわてて車を止め、私は車の下をのぞき込みました。

 特に異常が有りませんでしたので、出発しましたが、なにかやな予感
がした私は、車を走らせながら、絶えず各種計器類に注意を払っていま
した。

 やっとこさ舗装道路に戻り、地元の軽4にあおられまくりながら、
”蔦温泉”に到着しました。

 旅行中、絶えず計器類や車体のチェックを繰り返しましたが、結局、
オイル等の漏れなどもなく無事帰り着く事ができました。

 帰って、しばらくして後輪の調子がおかしいので、車をディーラーの
整備工場に持って行って、点検してもらったところ、ショック・アブソー
バが1本抜けているとの事。(私のショック・アブソーバは油圧とスプ
リングの懸架式で、ショック・アブソーバのオイルシールに小さな亀裂
が入り、中のオイルがじわじわと抜けていったそうです)

 「これは、ショックだーー!」…チャンチャン(^^;)

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 まあ、今回はこんなとこで…(今回はくだらなくて、ごめんなさい。)
(^^;)

					以上、藤次郎でした。

P.S.1 ”蔦温泉”の”蔦温泉旅館(ここ1軒しかありません)”は冬場
   は閉鎖してしまいます。道路が冬期閉鎖区間だからしょうがない
   でしょう。(”八甲田山”は雪深いので有名ですから…)でも、
   雰囲気や温泉が良いので、皆さんにお薦めします。秋に”奥入瀬
   (おいらせ)渓谷”とセットで観光するのが1番だと私は思いま
   す。

P.S.2 ”竜飛岬”には国道339号線と言う日本で唯一の階段を有する
   国道があります。
   この国道は、もともと”竜飛岬灯台”に資材を運び込むことを目
   的で作られたそうです。今では、灯台まで県道が通っていて、灯
   台には車で行かれます。