さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その 中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな ことも…(^^;)  私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた いと思います…(^^;)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第1話 「蝮事件」  木曽路の妻篭宿へいったときのことです。  明け方に東京を出発し、東名高速道路を名古屋に向かって走り、名古 屋に寄って、早朝の熱田神宮を参拝した後、中央自動車道を松本方面に 向かい、中津川ICから国道19号線経由で、妻篭につきました。  その日私一行は、妻篭の宿に午後2時頃につきました。  この日の宿は妻篭なので、天気もいいことだし、隣の宿場である、馬 篭の宿までハイキングとしゃれこみました。  妻篭の宿から馬篭の宿まで旧中仙道が残っていて、ハイキングコース になっています。(結構いいところです)  私達一行は、勇んで出発し、昔ながらののどかな風景を見ながら、歩 いていきましたが、妻篭と馬篭の中間にある”おだるの瀧”付近で息が 切れてしまいました。(情けない…(^^;))  それでも、気力を振り絞り”馬篭峠”付近まで行きましたが、疲れて 引き返すことになりました。  その帰り道でのこと、道の脇の方でガサガサッと言う音…  私達は、疲れきっていた上、ここまで来る途中でカナヘビや蛙等の小 動物が道を横切ったりしているを幾度か見ていますので、おおかたまた カナヘビ位だろうと思っていました。  しかし、その道の脇の音は今まで聞いた音より大きく聞こえます。  「はて、何だろう?」と、先頭に立って歩いていた私が見ると、私の 足元から50センチ位の所に5,60センチ程のヘビがいるじゃないで すか!  しかし、私は疲れていたので「なんだ、アオダイショウか。」 と思い込み、後ろにいる友人に「ヘビがいるぞ。」と一言言っただけで、 とっとと通り過ぎて行きました。  2メートル位離れて、ふとヘビをみると、ヘビの体に縞模様が…そし て、頭が小さく三角形…  (・_・)ハッ、あ、あれは…蝮!!!  そうです。まさしくそれは蝮でした。  その瞬間、私の背筋に冷たいものがサーッと走りました。  友人曰く、  「お前、よく襲われなかったな!ヘビも人を見る目があったんだな!!」 と冷たい一言… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあ、今回はこんなとこで…(^^;) 以上、藤次郎でした。