さて、日本中を旅行していると色々な出来事に遭遇いたします。その 中には、危険な目にあったことや、ラッキーなことも、そしてムフフな ことも…(^^;)  私の旅行の体験談を「藤次郎旅行記」とでも題して書き込んでいきた いと思います…(^^;)。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  第0話 「…さて、事の始まりは…メイキング・オブ 藤次郎旅行記」  「ポーン、まもなく本船は石廊崎沖を通過します」  艦内放送が鳴り響く、2等船室でカード・ゲームをしながら放送を聞 いていた私達の心の中には、  (ここまで来れば、東京湾はもうじきだ…) と、言う気持ちがありました。  カード・ゲームをやめてデッキに出る。進路の右手には、伊豆の山々 が見えていました…  友人の一人が、やおら無線機のアンテナを延ばし、スイッチを入れま した。  「ここまで来れば、岡の混雑状況も判るだろう」  日にちは5月5日、岡ではGWの行楽帰りの車で道路は大渋滞なはず です…私は、持っていたラジオのスイッチを入れ、交通情報を聞いてい ました。  『ザッ、東名高速道路登り線…日本坂トンネルを先頭に渋滞**キロ, 秦野中井バス停付近で渋滞++キロ,更に、東京料金所で渋滞*+キロ …次に中央自動車道…』  「日本坂先頭に**キロ、秦野中井で++キロ、東京料金所で*+キ ロだってよ!」  と、ラジオのアナウンスを友人に告げると、友人一同  「バンザーイ、ざまあみやがれーー!」 と諸手を挙げて喜んでしまいました。  また、無線機を聞いていた友人は、  「あっち(岡)では、パニック状態みたい…色々な会話が飛び交って いる」  またまた、私含め一同万歳三唱!  「まあ、いつもなら俺達もあの中にいるからなぁ…」  冷静になった、友人の一人が言いました。  「行楽帰りの交通渋滞に巻き込まれて疲れる事無く、川崎に着けるの だから…少々高く付いたが好い事だ」  と、一同喜んでいました。  7泊8日に渡る旅行は、4月28日に東京を出発して、その晩大阪港 を出航するフェリーに乗り、瀬戸内海を渡って、別府に上陸してから九 州の南半分をぐるりと回り、前日の夕方、日向港を出港したフェリーは、 私達一行を乗せ、太平洋をひた走っていた。  例年だと、この頃には疲労が溜まってややだれ気味なのですが、フェ リーの中で十分な休息を取ったので、気力体力共に充実していました。  大島が進路の左手に見得る頃、私達は船室に戻りました。  船室に戻ると友人の一人が  「次は、何処に行く?」 と、訪ねました。  「うーむ。ほぼ(日本を)回ったからなぁ…あとは中央部と沖縄だけ かぁ…」  別の友人が答えました。私は、黙って頷いていました。  「おい、あと何処が残っている?」  友人が私に訪ねました。  「んーと、木曽,飛騨,富山,能登…」  私の回答に友人はちょっと考える素振りをして、  「そうか…その辺でちょっと見積もってみてよ」  「あい判った…」  私は、1つ返事で了解しました。  いつも、私達は旅の帰り道で、次の目的地を決めます。  そこで、おおまかな目的地を決め、詳細は私が見積もります。その結 果を元に詳細を決めてから、宿の予約を民宿センターにしに行きます。  この旅行会を始めたときは、そうではありませんでした…  いちばん最初は、みんなが集まってわいわいと決めました。その時は、 私は仕事の都合で出られなかったので、この計画には初めから参加して いませんでした。  …そして、最初の旅行会。帰った友人が、居残った私に聞かせてくれ た土産話は、面白かったのですが、元々いい加減な計画であったがため、 かなり悲惨な目にあったそうです。  2回目の旅行会の時に、私が計画立案に抜てきされました。それは、 高校時代のクラブの合宿(旅行会のメンバーは高校時代のクラブの友人) の計画立案の実績を買われたという理由からです。  そうして、私は東北地方の旅行を企てましたが、失敗に終わりました。  それは、私が、ちょうどそのころ”山形の花笠祭り””秋田の竿灯” などの祭りシーズンに旅行会社を使ったために、宿の予約がなかなか取 れなかったのです。  その次の旅行では、宿の予約を分担する事にしました。  …その結果は、佐渡行きフェリーの予約をしなかった等の失敗こそし たが、まずまずの成績でした。  3回目の旅行で、私達は先の失敗から反省をして、宿の予約を学生時 代から馴染みの”日本民宿センター”にお願いしました。 (1回目の旅行の時も民宿センターにお願いしたそうです)  そのとき初めて、この民宿センターが民宿以外にも、旅館やホテルの 予約を出来る事を知りました。  今まで、大手旅行会社を使用していた時より、連休や行事のシーズン でも宿の情報や予約できる確が多いので、旅行会社が信用できなくなっ たことも加味されています。  以来、私が計画見積を行い、みんなで詳細を決め、みんなで民宿セン ターで宿の予約を取るようになりました。  みんなで民宿センターに行くのは、目的地の宿が取れなかった場合、 その代替え地を決めるためです。(とは言っても、私は目的地の代替え 地を第1候補から第3候補まで決めてあるりますが…)  こうして日本全国を旅行して、残るはあと沖縄だけです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあ、今回はこんなとこで…(^^;) 以上、藤次郎でした。