ブリーフィングルーム
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さてその1は変則的な飛び方を繰り返して相手を欺くテクニックでしたが このその2は速度を低く飛ぶことの利点を利用したテクニックになります。 さてA・Bの2機が距離5.0離れた状態からヘッドオンを行ったとしましょう。 このときお互いが速度1000出していた場合をケース1、Aが700しか速度を 出してなかった場合をケース2とするとケース2の場合は1に比べてA・B 両機が擦れ違うまでの時間が若干長くなります。 このときAが距離4.5ぐらいの早いタイミングでミサイルa1を発射したと しましょう。 もちろんそのような距離で発射したミサイルがBに当たることはありません。 楽々とBはそのミサイルa1を回避して後ろにやり過ごすことにするでしょう。 この段階でこのミサイルa1はほぼ無効化されたと言っていいでしょう。 しかし完全に振り切られたわけではないのでUターンして再度Bを追尾しようと してるはずです。 先程も書いたようにケース2の場合A・B両機が擦れ違うまでまた擦れ違って 反転するまでの時間がケース1に比べて長くなっています。 つまりその時間の分だけミサイルa1がBを追尾している時間が長くなって いるわけで言い替えればその分だけBとミサイルa1との距離が詰まっている ことになります。 しかもヘッドオンで擦れ違っている場合は相手をロックするために比較的 軌道がまっすぐになっているのでミサイルにしてみれば追尾しやすい 状態になっているわけです。 もしこの状態でミサイルa1が予想よりも近くに寄ってきていることに Bが気付かず再度攻撃を仕掛けようと加速しようとしてスロットルを 開きアフターバーナーを使用するとてきめんにミサイルa1を吸いつける ことになります。 いつもならミサイルが追尾してきていても擦れ違った後反転加速すれば 難なく振り切ることができるのになぜか大量にミサイルを食らって しまうときにはこのような状況に陥っているということも考えられるのです。 この低速戦闘その2の要点は次の通りです 1.ヘッドオンになったら遠目で早めにミサイルa1を発射しておく 2.低速(速度500〜700)で飛行して擦れ違うまでの時間を引き伸ばす 3.一度回避されたミサイルa1がUターンしてきてそのあいだにBを再追尾する 4.擦れ違った後Bが反転すると予測よりずっと近い距離にミサイルa1が 接近しているので大いに慌てることになる(もしくは予想よりも近くに ミサイルa1がよってきていることに気付かずアフターバーナーを使用 してしまいミサイルa1を吸いつけてしまう)
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