日本の夏が、暑くて青空に恵まれるのは、
海の方から、張り出してくるので、
蒸し暑い感じがします。
が、
実態は、「砂漠気候」の気団ですので、
晴天が続きます。
(A)猛暑タイプ
日本付近に中心があると、
猛暑が続き、水不足が心配されます。
(B)南偏タイプ(1993年、1998年)
太平洋気団が南に偏ると、
北からオホーツク気団がやってきたりして、
涼しく、雲が多くなります。
オホーツク気団と太平洋気団の
温度差が大きいと、いつまでも
梅雨前線が消えないで、
冷夏、凶作の心配が出てきます。
太平洋気団の縁を回って
赤道気団が北上し、
集中豪雨が起こったり、
台風が襲来することもあります。
(C)北偏タイプ(1999年、2003年)
ちょっと、めずらしいですが、
太平洋気団が北に偏ることも。
赤道気団が日本の
すぐ近くに北上してくるという、
少しこわい気圧配置になります。
日本付近で、台風が次々誕生。
また、雷雲の大群が、しばしばやってきます。
まさに、日本が「熱帯雨林気候」のようになります。
(D)北冷南暑タイプ
西日本が太平洋気団に覆われて、
かんかん照り、北日本には、
オホーツク気団がやってきて、
曇りで涼しいというタイプです。